こどもの城の帰りに、久々に隆砲ラーメンに寄ってみました。
久々と言っても、自転車で寄ってみて休みだったり、車で寄ってみて駐車場がいっぱいだったりで、なかなか食べる機会に恵まれませんでした。
当日もお昼過ぎだと言うのに駐車場は満杯。
でも、少し待つと空きが出たので寄ってみました。
このお店、口コミで評価が真っ二つに分かれます。
さすがに美味しくないと書いてあるものはほとんどないのですが(私は長崎で一番美味しいと思っています。)、愛想が無さ過ぎたり、おばちゃんに厳しく言われたりで「二度と行くか!」とか「いくら美味しくても接客がなっていない」とかいうものが多いのです。
このお店、夫婦でやっていて大将はスキンヘッドの強面で、ニコリともせずにひたすら自分のペースでラーメンを作り続けています。
おばちゃんも口うるさい印象があり、席が空いてても待合席(数は充分ある)の方に「座ってお待ちください」と一言。
席について大声で注文しても「お伺いします」とオーダーを取りに行くまで無視です。
あくまでお店のペース。 子供用の取り皿も置いていません。(注意書きにはハッキリ書いてあり、おこちゃまラーメンなるメニューが存在します。)
子供関連のマイナス口コミには、「子供がうるさかったら怒られた」とか「子供の取り皿も置いてないんて」とか「お子様メニューを置いて取り皿を置かないのは儲け主義」とかいうのまでありました。
でも、大将の仕事振りを良く観察してたら、とても儲け主義とかいうのは的外れと云う事が良く分かります。
大将の仕事は非効率極まりなく、ただ美味いラーメンを作る為の手順を、お客さんの順番にこなしているだけです。
大将が接客出来ないので、自然とおばちゃんが一人で接客、片付けをこなすわけですから、お客様本位の接客も人気店ゆえ当然無理があるでしょう。
替え玉の予定を聞かれてカチンと来る人も多いようですが、おそらく大将の段取りの都合か過去に替え玉の順番なんかのトラブルがあったと見るべきでしょう。
子供については、行儀が悪かったりうるさかったら叱られて当然!
親が叱るところをやらないからお店に叱られるわけで、私が張くんの事を大声で叱ってもお店からは何も言われませんでした。
しかも、「取り皿無し」の情報を行く前に持ってたので、張くん用のお椀とフォークを持参で行っても、嫌な顔ひとつされませんでしたよ。
まあ、今回伺った理由のひとつに「おこちゃまラーメン」を食べて見ることがありました。
このあたりの事はコレを一口食べれば分かる事。
出てきたラーメンがコレ。
大将の強面からは想像出来ない可愛さです。
「スープは冷やしてますから」とおばちゃんが一言。
食べる前に分かってしまいましたね。
おこちゃまラーメンは子供向けに量が少ないだけでなく、ちょうど食べ頃に粗熱を飛ばして、ちいさな子供でも食べやすいようになっています。
子供にラーメンをあげる時って、必死にフーフー息を吹き掛けてもなかなか冷めないもんなんです。
タイミング良く熱々を出してくるお店なら尚更です。
そんな事をしてたら親が食べるラーメンが美味しくなくなっちゃうんですよね。
こういうラーメンがあるなら、親も子供も最高の状態で食べられますね。
お顔の目玉も大人用とは違う固ゆでです。
手間を惜しまずわざわざ違うゆで卵を茹でるだけでも気遣いが窺い知れます。
結局、このお店の気配りというのは、お客に美味しいラーメンを出すという事だけ。
凡百のラーメン店ならいざ知らず、美味しいラーメンさんならそれと清潔さだけで充分なのではないでしょうか?
あ・・・・今回は隆砲チャーシュー麺の大盛りを頂きました。
もちろん美味しかったです。 私の中の長崎最強の座は揺らいでおりません。