落葉の積もる場所

- The way I was -
 

 Japanese in San Francisco  

2013年12月29日 | WEBLOG















私が乗っていた運輸省(現・国交省)の練習船「T丸」は、 東京・有明埠頭を出港、


         昭和57年4月、 無事、米・サンフランシスコ港に到着しました。






















2回目の海外、


   チャイナタウンや金門橋、アルカトラズ島など 様々な名所を満喫しました。






その中のひとつに、ピア39(フィッシャーマンズ・ワーフ)という観光桟橋があり、


                      友人たちと 漫ろ歩きを楽しんでいました。















海老を食ったり、ジンジャーエールを飲んだり‥。


   こんな楽しみ方でいいのかな、と考えましたが  まあ正解だったのでしょう。





















そんな自由時間の中で 私一人、集団を離れ  


      サングラスか何かを見ていたときの事。









      突然、女性から声を掛けられました。





      「あなた 日本人でしょう?」







唐突な言葉に驚きましたが、船に乗っている人間以外と話すのは久しぶりです。








        さらに、 まだ20歳そこそこの可愛い女性。




        少しうれしくなって 立ち話を楽しみました。











彼女は留学のため渡米していて、


         その日は近所の老夫婦と一緒に、ピア39に遊びに来たそうです。















   「私は練習船に乗っている学生で あさってタヒチに向けて出港なんだ」

        




   「そうなの‥。   私はまだ半年、留学が残っているの。」











彼女は関東圏の人でした。



    なぜなら、市外局番が 04XXで 始まっていましたから。














      「じゃぁ、君が日本に帰った頃に電話するね」






              そう言って、 二人は別れを告げました。











      「絶対 電話してね」



      「うん 絶対に」






























サンフランシスコは、とっても素敵な想い出を残してくれた街になりました。











































































































    あれから32年が経ちました。







    彼女は元気に暮しているかな。

























































































            PS ;




            彼女が手渡してくれた名前と電話番号、


            次港、タヒチに着く頃には失くしてしまいました。















                           勿体ないやら、情けないやら。。。
























































        若い時って 楽しみが 次から次へと 現れますもんね。











                             仕方がないですよね。