私 ただただ尊敬の念を抱いておりました。
このたびの訃報に接し、無念の気持ちで胸が一杯です。
九十一歳でありました。
小野田寛郎さん
大正11年、和歌山県亀川村(現海南市)で生まれ、
昭和19年に諜報員などを養成する陸軍中野学校を卒業後、
情報将校としてフィリピンへ派遣。
昭和20年の終戦後も任務解除の命令が届かず、
ルバング島の密林にこもって戦闘を続け、
昭和49年3月に任務解除命令を受けて帰国した。
終戦後、 29年が経とうとしていました。
あまりにも、過酷。
あまりにも、不毛。
戦友たちとの永遠の別れ。
それは、いくつ勲章を戴いても動かぬ事実です。
「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び」を そのまま受け止めた一生。
もう二度と「戦争」はやめよう。
固く心に誓います。
どうぞ安らかに。