落葉の積もる場所

- The way I was -
 

 ”SONY JUST IN HIROSHIMA”  

2014年01月25日 | WEBLOG





”SONY JUST IN HIROSHIMA”













RCCラジオ(中国放送/広島の民放)の番組でした。


私が中1の頃、夢中で聴いていた 22;00からの音楽情報番組。








室井清司アナウンサーの心地良い低音ボイスに誘われ、毎晩聴いていました。








そして、詩を作りハガキに書いて、見事に読まれた唯一の番組でした。







詩の内容は、当時好きだったYちゃんへの想いを綴ったもの。







『三原のシカゴくん』という笑えるペン・ネームと詩を読み上げられた時、


         ~後悔~ という単語が頭を満たしたのが忘れられません。







次の日、学校を欠席しようかとも考えました。




結果的には、誰も聴いていなかったみたいでしたが‥。











           でも、とても良い想い出になりました。

























三原から五日市に転校してからラジオのリスナーは卒業しました。




何せ「ガリ勉くん」に変身したのですから (嘘)



















そして、爽やかな低音の室井清司アナのこともいつしか忘れて行ったのです。














































商船の学生寮~四日市~東京~横浜~SAIPAN~横浜~四日市と転勤し、



 広島に帰った私は、あのポエムを書いた時から「29年」の歳月を経ていました。


















カー・ラジオから聴こえてくるRCC放送、




          現在のパーソナリティ達は初めて聞く名前ばかりです。




















私が覚えてる「室井清司さん」は…?      もう引退されたのかな?







時々、あのポエムに自分が恥ずかしくなって思わず微笑んでしまうのでした。





















































































最近、 ひょんな事からある人のブログを拝読しました。
























   ブログ・タイトル  日々の言の葉






     『アナウンサー道。』


         2011年06月06日 22時02分35秒


         テーマ:日々つれづれ








「(アナウンスメントに関する)



あらゆる物事に対して どん欲であれ。



しゃべること。見ること。読むこと。動くこと。



生活の全部が勉強の教材です。



街を歩いても、口を動かし、目を動かし、



本や新聞やTVを教材とし



友人との会話を おしゃべりの道場とし



飲み、歌い、踊るときにも



全身の毛穴を広げて 



そこにある人生の味わいと 



時代の息吹を吸収し



恋にひたる時には、



ゆらめく心の微妙な動きに目を注ぎ 感動し 



他人の痛みを 己の痛みとして受け止め



自分のすべての時間と 体力を使って



常に新しいものを身につけようとすること。」


             ( 元RCC・室井清司アナウンサーの言葉 )





B4の用紙にびっしりと書かれた、30枚の手書きのテキスト。




もう ずいぶん黄ばんでしまいました。


なにしろ20年近く前のものです。




大学時代通った広島のRCCアナウンス教室で


当時アナウンサーの卵だった私を、みっちり仕込んでくださった


故・室井清司アナウンサー。



これは講師を務めていた室井さんからいただいたものです。




室井さんは


故・井上雪彦アナウンサーの親友でありライバルでもありました。




地元RCCに就職が決まらなかったとき


室井さんは


「君は絶対アナウンサーになるべきなんだ。」と励ましてくださり


当時、社員の応募要綱に‘山口県出身者であること’とされていた


山口放送に受験の道筋をつけてくださいました。





室井さんの熱意がなければ…


雪彦さんとの出逢いがなければ…


私は今、アナウンサーにはなっていなかったと思います。




いつも 引き出しの中の書類の一番上に

室井さん手書きのオリジナルのテキストがありました。





あらためて読み返してみると


それは


マニュアルとか、テクニックとか、そういったものではなく


‘室井流’の‘アナウンス哲学’であることが伝わってきます。



だから

今 

世に出ている様々なアナウンステキストとは比較にならない


熱い血の通った大切な宝物なのです。





低音の穏やかな美声の素晴らしいアナウンサーでした。






室井さんは


52歳で急逝されました。




室井さんのデスクに


前日まで読んでいた読みかけの文庫本が 


伏せたままになっていたと聞きました。




奇しくも それは熱血テレビがスタートした年でもあり


生放送が終わったスタジオで 


訃報を受けた雪彦さんと その突然の死を悼みました。



「もう、広島には帰らない。」



そのときに強く決心したことを覚えています。






あれから10年余りが過ぎました。



…今、室井さんのテキストを基に


私なりの新しいアナウンステキストを作り始めています。


後進を育てたいと思っています。



子供たちや 一般の人を対象にして


日本語の面白さや 語りの楽しさを伝えて行きたいです。





今も


室井さんは私のそばに居て


私のその時その時の判断や言葉の一つ一つを


耳を澄ませて吟味してくださっているように感じます。





室井清司さん。井上雪彦さん。吉田治美さん…。


素晴らしい先輩アナウンサーに恵まれてきました。



その方々から 直接ご指導いただいた教えを


今度は 私たちの世代が伝えていく時が来ました。





見ててくださいね。















                          ※ 本人の了解を戴いて転載しています




























































室井アナ、




   貴方が生きておられれば、まだ70歳になっていない計算になります。






















私が広島に帰って来る数年前に逝ってしまわれたんですね。



































あれからも立派な後進を育成されていたのですね。














































































































       『三原のシカゴくん』      








                     まだ覚えてくれていますか?

























                  




























                            





















 熟考の末 【でもないけど】  

2014年01月24日 | WEBLOG












   毎度、お邪魔いたします。


































































   考えてみたら、 今年に入ってから毎日ブログを更新しています。































   一旦休んでしまうと、二度と書けない気がしているんです。
























































































































































           ちっぷくん、



 



           もう少し肩の力を抜いてブログと向き合おうね。。



















































































































































     





             週イチ程度にペースダウンしようかな‥





























































































































































  と、いうわけで












  今後、週イチ更新に決定いたしました!












































































































             引き続き、今まで同様 ご愛読 をお願い申し上げます。
   
                             
























































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 結 婚   

2014年01月23日 | WEBLOG
 





















 















































ハワイ ワイキキにあるリゾートホテル。



観光客の6~7割はアメリカ人だろうか。

















ホテル中央の通りを歩いていく花嫁は27歳。






身体が小さくて華奢で、


外国人から見ると「小学生のコスプレ」に見えなくもない。














多くの観光客が笑顔で写真を撮っていた。





「なんて可愛い花嫁さん!」



「人形みたいにステキだわ」






「花婿は介添人」とは、言い得て的を得ている表現。





ミワは時々立ち止まっては、観光客のリクエストに応えて写真に納まっている。
















三歩後ろから、脚光を浴びているミワの裾に気を払って新郎キョウイチは歩いた。





もちろん26歳の花婿も微笑みながら。



























これから二人はパッケージされたリムジンに乗って郊外の教会へと向かう。



双方の両親、仲人夫婦   合わせて8名の小さな挙式。









でも、彼女は最高に幸せな気持ちだったはずだ。



























































































































同じころ、  正確に言うと JST午前9時。




東京、 池袋、 高層ビルにあるオフィス。














28歳の女性が一日の仕事を控えて準備に追われていた。







ヨーコ。       独身。



















何も変わらない毎日。



そして、 今日もいつもと変わらない一日が始まろうとしていた。
































ただ同僚のキョウイチとミワは1週間の休暇を取っている。







給湯室で、ふと考える。

















なにもハワイで新婚旅行なんて‥と、 ヨーコは独りごちた。
















ビーチ、 カラオケ、 ゴルフ、 ショッピング、、、




遊びという遊びに思いを巡らせてみる。













でも、キョウイチは器用に遊ぶタイプじゃない。










ホテルの部屋で、 もしくはバーで、


静かに飲みながら小説でも読んでいるのがオチだろう。
































































キョウイチ…      なぜ私の頬を涙が流れようとするの?



























しかし、 その答えは 誰よりもヨーコ自身が知っていた。








































































































ヨーコとキョウイチは社内でも評判になるほど酒が飲めた。















それはそれは、人並み外れた強さだった。





底無し とは まさにこの事。






























































まだキョウイチがミワとの婚約を公にする前のことだった。









六本木の洒落たバーで、きついカクテルを何杯も飲み干したヨーコとキョウイチ。









































そのあとで、




大きな歩道橋の上から、 二人きり、 道路を疾走する車を眺めていた。












































ほんの『ノリだ』と思った。




















ヨーコは 「キスする?」 と キョウイチの目を見つめた。























キョウイチは ただ無言でヨーコの唇を・・。


















































5分にも10分にも感じられた、 甘く とろけるような口づけだった。
















































































しかし、 ヨーコとキョウイチはそこから先へと進む事はできなかった。









お互い、 何となく わかっていたから。




































「私たちは結婚できない」 と‥。





















































































































明るいホノルル郊外で、祝福されるミワとキョウイチ。












東京でコーヒーを飲みながら、仕事に没頭するヨーコ。













































































































































































































































































あれから28年という歳月が流れた。






















ヨーコは和装着付けの資格を取り、  そして、依然として独身である。








































ミワは離婚という道を選んだ。






ひとりで生きていけるタイプじゃないと強く思っていたのに。












































キョウイチには離婚しか生きる道はなかったと言えるだろう。





オンナ、ギャンブル、クスリ、、、 そして退職。















今まで考えなかった事、  つまり思いついた事は何でもやった。
















































何より 毎晩、 自宅でキョウイチの帰りを待っている、




ミワ の姿が正視できなかった。



































































































































結 婚












それは、幸せへと昇っていく「階段」なのか、






それとも 不幸へ真っ逆さまに落ちる「穴」なのか。
































ヨーコ      56歳   





ミワ        55歳    





キョウイチ     54歳 


























ひとりひとりに 確認 してみたいのだ。






















































































































 <途端>  

2014年01月22日 | WEBLOG










  なぜ‥、




















  どうしてなんだろう‥。



































  このブログをやっていて、 困ってることがあるんです。




































































































         それは    と た ん 。

































































     どういうわけか、 変換されないんですよ、   とたん = 途端







































































  新語登録すれば簡単な話だけど、 それほど頻繁に使うわけでもないし‥。































































































































     まぁ、 ど~でもいいか!!           


 
































































































                      ( 決してネタ枯れに貧しているわけでは…     )

























 春はまだ先‥  

2014年01月21日 | WEBLOG












 昨日は「大寒」でしたね。





 確かに体の芯から冷えました。

























 二十四節気でいうと、 春の訪れを感じるのは 




    「立春」「雨水」を過ぎて 「啓蟄」の頃だと思います。

































 冬にはできるだけ早く去ってもらいたいけど、





     春になると  たちが蠢き始めます。








































 どちらも いや ですね~。























































 やっぱり  の方が好きですが、 最近はやたらと短かすぎて‥。





















 

























































↓   好きな歌なんです   ↓
 






















































































 まあ 「生きてるだけで丸儲け」と思いながら、今日も頑張りますか!

                                        by さんま