『今週のベストテン』と『今週のヒットレコード』のベストテン対比も9月に入ります
『今週のベストテン』1961年9月2日
①峠の幌馬車 ビリー・ヴォーン楽団
②コーヒー・ルンバ ウーゴー・ブランコ楽団
③ポケット・トランジスタ アルマ・コーガン
④黒い傷あとのブルース アンリ・ド・パリ楽団
⑤栄光への脱出 パット・ブーン
⑥太陽がいっぱい サウンドドラック
⑦悲しき街角 デル・シャノン
⑧サレンダー エルヴィス・プレスリー
⑨小さな悪魔 ニール・セダカ
⑩涙のムーディ・リバー パット・ブーン
『今週のヒットレコード』1961年9月3日
①峠の幌馬車 ビリー・ヴォーン楽団
②荒野の七人 アル・カイオラ楽団
③ポケット・トランジスタ アルマ・コーガン
④栄光への脱出 パット・ブーン
⑤アパッチ ヨルゲン・イングマン
⑥黒い傷あとのブルース アンリ・ド・パリ楽団
⑦今夜二人で ポール・アンカ
⑧コーヒー・ルンバ ウーゴー・ブランコ楽団
⑨悲しき少年兵 ジョニー・ディアフィールド
⑩悲しき街角 デル・シャノン
『今週のヒットレコード』では長らくベストテンにランクインしていた『カレンダー・ガール』が圏外となり、
『今週のベストテン』に遅れること一か月で『コーヒー・ルンバ』がやっとランクインしてきました。
また、デル・シャノンの『悲しき街角』が双方の番組でベストテン入りしました。
以前にも『悲しき○○』というタイトルのヒット曲は数曲 (悲しき十六才、悲しきインデアン、悲しき少年兵など) 存在していましたが
この『悲しき街角』以降、日本では邦題に【悲しき】をつけるとヒットするという神話ができあがり
レコード会社がこぞって『悲しき○○』とタイトルをつけるきっかけになりました。
悲しき足音、悲しき片想い、悲しき雨音、悲しきクラウン、悲しき慕情、悲しきカンガルー、悲しき女学生、悲しき悪魔…
それほどヒットはしませんでしたが、悲しきハート、悲しき北風、悲しき笑顔、悲しきゴスペル、悲しきスクリーン、悲しきテレフォンデート、悲しきラグドール…
そして後年の 悲しき願い、悲しき天使、悲しき鉄道員、悲しき闘牛 へと受け継がれていきました。
↓はデル・シャノンの『悲しき街角』 YOUTUBEより