港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


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1957年『ユア・ヒット・パレード』年間順位

2020-05-31 11:24:39 | ポップス

今回は1957年の『ユア・ヒット・パレード』年間順位です。

①エデンの東 ヴィクター・ヤング楽団 視聴
②アイル・ビー・ホーム パット・ブーン

③ジャイアンツ レイ・ハインドルフ楽団

④ジェルソミーナ スリー・サンズ

⑤OK牧場の決闘 フランキー・レイン 視聴
⑥シャル・ウィ・ダンス サウンド・トラック 視聴
⑦雨に歩けば ジョニー・レイ

⑧霧のロンドン ジョー・スタッフォード 視聴
⑨砂に書いたラヴ・レター パット・ブーン 視聴
⑩ママ・ギター ドン・コーネル 視聴

前年はエルヴィス・プレスリーが登場しましたが、この年はパット・ブーンが実質的なデビューです。
プレスリーがどちらかといえばヤンチャなイメージが強かったのに対して、パット・ブーンの方は
優等生的な好青年のイメージで人気を二分するようになりました。

また、ポップスによるベストテン形式番組の王道ともいわれたTBSの『今週のベストテン』が
スタートして全国的にラジオのポップス番組が大いに盛り上がることになりました。
次の記事から『今週のベストテン』の年間順位も掲載して、60年代ポップスの流れを今一度
検証してみようと考えているところです。


1956年に流行った洋楽といえば

2020-05-24 04:06:40 | ポップス

前回に1956年『ユア・ヒット・パレード』年間順位を紹介しましたが、1956年には次のような楽曲が
流行していました。

この年は何と言ってもプレスリーの登場で、以下の曲がリリースされて『ユア・ヒット・パレード』では
年間順位にはランクされませんでしたがいずれも大ヒットとなっています。
『ハートブレイク・ホテル』

『ハウンド・ドッグ』 視聴
『冷たくしないで』 視聴
『ラヴ・ミー・テンダー』 視聴


そして、1955年に結成された『プラターズ』が日本でヒットしはじめたのもこの年でした。
『オンリー・ユー』

『マイ・プレイヤー』 視聴
『グレート・プリテンダー』 視聴


他にも1956年には以下のような楽曲がヒットしていました。

『カナダの夕陽』 ユーゴー・ウィンターハルター 視聴
『ロックンロール・ワルツ』 ケイ・スター 視聴
『パリの貧しい人々』 レス・バクスター楽団 視聴
『ヘッド・ライト』 サウンド・トラック 視聴
『マンボ・バカン』 ソフィア・ローレン

『フル・フル』 ダニー・ロバン、リーヌ・ルノーなど 視聴
『バス・ストップ・ソング』 フォー・ラッズ 視聴
『ムーングロウとピクニックのテーマ』 サウンド・トラック 視聴
『魅せられしギター』 スリー・サンズ 視聴
『懐かしのリスボン』 ネルソン・リドル楽団 視聴
『暗いはしけ』 アマリア・ロドリゲス


1956年『ユア・ヒット・パレード』年間順位

2020-05-17 05:16:23 | ポップス

前回記事に続いて1956年の『ユア・ヒット・パレード』年間順位です。

①エデンの東 ヴィクター・ヤング楽団

②月光のセレナーデ グレン・ミラー楽団 視聴
③バラの刺青 ペリー・コモ 視聴
④ケ・セラ・セラ ドリス・デイ

⑤恋ははかなく(慕情) フォー・エイセス 視聴
⑥16トン テネシー・アーニー・フォード 視聴
⑦明日にまた ジョー・スタッフォード 視聴
⑧黄金の腕 リチャード・マルトビー楽団

⑧誇り高き男 スリー・サンズ 視聴
⑩愛情物語 カーメン・キャヴァレロのピアノ



この年の1月10日にはエルヴィス・プレスリーが『ハートブレイク・ホテル』を録音して一躍全米No.1に輝き、
続けさまに『ハウンド・ドッグ』『ラヴ・ミー・テンダー』『冷たくしないで』などの大ヒットを飛ばしたのですが
各週のベストテンにはランクされたものの残念ながら年間順位には入っておりません。
『ユア・ヒット・パレード』は映画音楽を中心とした大人のポップスのファン層だったことが確認できます。
この年も⑥⑦を除いて8曲が映画音楽関連で埋め尽くされました。

1955年に流行った洋楽といえば

2020-05-11 03:01:23 | ポップス

前回に1955年『ユア・ヒット・パレード』年間順位を紹介しましたが、1955年には次のような楽曲が
流行していました。(殆どが映画音楽関連ですね)

『シンシアのワルツ』 パーシー・フェイス楽団

『レッツ・ダンス』 ベニー・グッドマン楽団 視聴
『あなたの想い出』 ベニー・グッドマン楽団 視聴
『マドモアゼル・ド・パリ』 ジャクリーヌ・フランソワ

『嘘は罪』 サムシン・スミス&ザ・レッドヘッズ、パティ・ペイジなど 視聴
『枯葉』 ロジャー・ウィリアムスのピアノ

『セレソ・ローサ』 ペレス・プラード楽団 視聴
『ホワイト・クリスマス』 ビング・クロスビー 視聴
『裏町のお転婆娘』 エームス・ブラザース


  *****

時代の背景としては
1952年に『S盤アワー』やラジオ関西の『電話リクエストがスタート、1954年には『L盤アワー』なども
始まってラジオの洋楽番組が人気を集め出したころでしたが、この時期は依然として古き良き時代の
大人のポップスが主流でした。ところが『ロック・アラウンド・ザ・クロック』によってロックンロールが登場、
翌年にはエルヴィス・プレスリーが『ハートブレイク・ホテル』を引っ提げてロカビリー・ブームを起こして
若者のパワーがポピュラー音楽界を席巻する革命期を迎えます。
1955年はそんな時代の流れの過渡期だったと言えるかもしれません。

ちなみに
ロックンロールの草分け的存在であり、この5月9日に他界されたリトル・リチャードが実質的デビュー曲
『トゥッティ・フルッティ』で全米21位のヒットを飛ばしたのが1955年でした。
↓はリトル・リチャードの『トゥッティ・フルッティ』 【TOUTUBEより】

故人のご冥福をお祈りいたします。


1955年『ユア・ヒット・パレード』年間順位

2020-05-06 09:08:48 | ポップス

1955年『ユア・ヒット・パレード』年間順位
①旅情 マントバーニー楽団

②チャチャチャは素晴らしい エンリケ・ホリン楽団  視聴
③エデンの東 ヴィクター・ヤング楽団  視聴
④ロック・アラウンド・ザ・クロック ビル・ヘイリーと彼のコメッツ

⑤月光のセレナーデ グレン・ミラー楽団  視聴
⑥ドリーム フランク・シナトラ  視聴
⑦裸足のボレロ ユーゴー・ウィンターハルター楽団

⑧恋ははかなく(慕情) フォー・エイセス  視聴
⑨ショー・ジョー・ジ アーサ・キット  視聴
⑩テキサスの黄色いバラ ミッチ・ミラー楽団



『ユア・ヒット・パレード』らしく、映画主題歌のオンパレードで②と⑨以外はすべて映画の主題歌です。
『慕情』も当初は『恋ははかなく』というタイトルでリリースされていたようですね。
『テキサスの黄色いバラ』は1956年の映画『ジャイアンツ』の挿入歌として知られていますが
1955年の西部劇『拳銃稼業』で主題歌として使われていました。