大勢の仲間たちに見送られて神戸の山本通(異人館通)から
手作りの軽飛行機で飛び立ったのは、1971年6月13日(日曜日)、
梅雨入り間近の曇天でした。
あの日からちょうど50年
紆余曲折を何度も繰り返していましたが
十数年前に片方のエンジンが停止してしまいました。
それでも何とか片肺飛行で今日まで飛び続けることができました。
今朝もあの日のような曇天です。
そして、今、眼下にエル・ドラドが広がっています。
翼よ あれが…
本来ならば、ここに降りてお祝いをしたいところですが
そうもいかず、燃料もあとわずかです。
ボロボロになった機体を立て直しながら
このまま飛行を続けることにします。
次の目的地は七色に輝くあの橋の袂です。