港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


献立は…  
シネマ・ポップス…ときどきイラスト

『大きな人形』 アルフレッド・デ・アンジェリス楽団

2018-11-30 17:47:11 | アルゼンチンタンゴ

”A la gran muñeca” Alfredo De Angelis  【YOUTUBEより】 



1922年に音楽喜劇『ア・ラ・グラン・ムニェーカ』のためにヘスース・ヴェントゥラが作曲、その兄のラファエル・ヴェントゥラと
ミゲル・F・オセス作詞による古典曲です。
タイトルの『ア・ラ・グラン・ムニェーカ』は直訳されて日本では『大きな人形』で通っていますが、人形のように美しい
お嬢さんという意味のようです。
マエストロでピアニストのアルフレッド・デ・アンジェリスは、軽快なテンポと華麗なトーンが特徴で、この編曲についても
独特のリズムによってダンス・ファンから大きな支持を得ているようです。

本日の日替わりメニュー(97)

2018-11-29 17:49:59 | 本日の日替わりメニュー

『涙のくちづけ』 ブライアン・ハイランド
”Sealed With A Kiss” Brian Hyland  【YOUTUBEより】 



原曲は1960年に作詞ピーター・アデル、作曲 ゲイリー・ゲルドによって書かれて、ザ・フォー・ヴォイセスが唄い、
1962年5月にはブライアン・ハイランド盤で全米3位の大ヒットとなりました。
ただし、ブライアン・ハイランド盤は日本ではベストテンには届かないマイナー・ヒットに終わっています。
洋楽ファンの方には日本で1969年11月から翌年2月にかけてのヒットしたレターメンの方がお馴染みなのかもしれません。
歌詞は、夏休みになって会えなくなる彼女に、キスで封印した手紙を毎日送ると約束、淋しいけれど9月にはまた会えるから…
と綴られています。

Though we gotta say goodbye for the summer
Darlin' I promise you this
I'll send you all my love
Every day in a letter
Sealed with a kiss
Yes, it's gonna be a cold lonely summer
But I'll fill the emptiness
I'll send you all my dreams
Every day in a letter
Sealed with a kiss

I'll see you in the sunlight
I'll hear your voice everywhere
I'll run to tenderly hold you
But darlin' you won't be there

I don't wanna say goodbye for the summer
Knowing the love we'll miss
So let us make a pledge
To meet in September
And seal it with a kiss

本日の日替わりメニュー(96)

2018-11-28 13:31:55 | 本日の日替わりメニュー

『ベサメ・ムーチョ』 ダッチ・スィング・カレッジバンド
”Besame Mucho” The Dutch Swing College Band  【YOUTUBEより】 



この曲はコンスエロ・ベラスケスが1941年に作詞・作曲した甘いボレロでラテン・ミュージックの名曲です。
演奏しているのはペーター・シルペルートをリーダーとしたオランダのデキシーランド・ジャズ・バンドのダッチ・スィング・カレッジバンド(D.C.B)で、
ペーター・シルペルートのクラリネットとバリトンサックスを中心にバンジョー、ベース、ドラムそれにトランペット、トロンボーンといった管楽器を
使いまわしています。
原曲は死を目前にした悲しい別れの歌なのですが、D.C.B.は雰囲気をガラッと変えてデキシーランド独特のノリの良いリズムでアレンジ、
元歌の悲しみが吹っ飛んでしまう陽気さですね。

本日の日替わりメニュー(95)

2018-11-27 17:06:19 | 本日の日替わりメニュー

『ペパーミント・ツイスト』 ジョイ・ディー&ザ・スターライターズ
”Peppermint Twist” Joey Dee & Starliters  【YOUTUBEより】 



1961年にジョイ・ディーとグローヴァー・ヘンリーが共同で作った曲で1962年の初めにミリオン・ヒット、全米No.1に輝いています。
高校時代にデビューしたジョイ・ディーは1960年にスターライターのヴォ―カルとしてとしてニュージャージー州ロディにあるオリヴェリの
ナイトクラブに出演していましたが、エージェンのドン・デイヴイスに見出されてニューヨークのツイストのメッカ「ペパーミント・ラウンジ」の
ハウスバンドとして活躍し、折からのツイスト・ブームに乗って一躍スターの階段を駆け上がりました。
日本では1961年末ごろからチャビー・チェッカーの『ザ・ツイスト』『レッツ・ツイスト・アゲイン』などとともにツイスト・ブームになり、この
『ペパーミント・ツイスト』も1962年の3月頃に流行ったのですが意外なことにいずれの曲も【今週のベストテン】でのランクインはありません。

Well they've got a new dance and it goes like this
(Bop shoo-op, a bop bop shoo-op)
Yeah the name of the dance is Peppermint Twist
(Bop shoo-op, a bop bop shoo-op)
Well you like it like this, the Peppermint Twist
It goes round and round, up and down
Round and round, up and down
Round and round and a up and down
And a one two three kick, one two three jump

『カミニート』 ホセ・バッソ楽団

2018-11-26 13:55:25 | アルゼンチンタンゴ

”Caminito” José Basso  【YOUTUBEより】 



1923年にフアン・デ・ディオス・フィリベルトが作曲、ガビーノ・コリア・ペニャローサが作詞した世界で最も愛されているタンゴです。
歌詞も文学的で格調高く当時としてはかなり斬新な楽曲で、1926年のタンゴ・コンクールの優勝曲でもあります。
タイトルの『カミニート』とは「小径」、すなわちブエノスアイレスのボカ地区の通りのことなのですが、ペニャローサが幼少期を
過ごしたラ・リオハ州のオルタという町の小道だという説もあるようです。

  *****

阪神淡路大震災により手持ちのレコードをすべて失ったのですが、その中にホセ・バッソのEP盤があり、
『夜明け』『ジーラ・ジーラ』『カミニート』『センチミエント・ガウチョ』の4曲が収録されていました。
二十歳過ぎた頃に、ポータブルのステレオで聞いていた頃を懐かしく思い出してしまいます。