”Mea Culpa” Georges Jouvin
この原曲は1954年にミシェル・リヴゴーシュ作詞、ユベール・ジロー作曲により、同年のドーヴィルの
シャンソン・コンクールで優勝に輝いた『メア・キュルパ』で、エディット・ピアフの持ち歌の一つでもあります。
タイトルの”Mea Culpa”とはわが罪という意味で、人を愛することは罪なのかという哲学的な歌詞です。
これを『夕焼けのトランペット』で日本でもその名を知られるようになったフランスのトランペッターである
ジョルジュ・ジューヴァンが自らのバンドを率いて演奏、邦題も『夜は恋人』としてリリースして注目を集めました。
1962年には中原美沙緒のカヴァーがTVの深夜番組(マルマン深夜劇場) のテーマとして浸透していきます。
また、同年公開のイタリアのドキュメンタリー映画『甘い夜』の冒頭にサウンド・トラックとして中原美沙緒の
『夜は恋人』が貼り付けられていたことはあまり知られていないかもしれません。
日本ではジョルジュ・ジューヴァンやフィルム・シンフォニック・オーケストラなどでちょっとエロいムード音楽
として認知されたのですがベストテン番組に登場することはありませんでした。
↓はジョルジュ・ジューヴァンの『夜は恋人』 YOUTUBEより
せっかくですのでピアフの『メア・キュルパ』も貼っておくことにします。
”Mea Culpa” Édith Piaf
J'ai péché par orgueil
De t'avoir tout à moi
Dans un simple clin d'œil.
Mea culpa
J'ai péché par envie
De me donner à toi
En te donnant ma vie.
Mea culpa
↓はエディット・ピアフの『メア・キュルパ(夜は恋人)』 YOUTUBEより