港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


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『8月1日』

2019-07-31 17:25:17 | 明日は誰の日

【誕生日】


☆J・リー・トンプソン John Lee Thompson (1914.8.01.~2002.8.30)



イギリス出身で娯楽活劇の大作で活躍したハリウッドの映画監督です。
イギリスのブリストルに生まれ、ドーヴァー・カレッジ卒業後に18歳で劇作家としてデビューしました。その後は俳優として
修業を積み、第二次大戦後にシナリオ・ライターとして本格活動をはじめました。1950年に自作の "Murder Without Crime"
(犯罪なき殺人)の映画化で監督デビューを果たし、10本近くの冒険活劇などを撮ったのが認められてハリウッドに招かれて
1961年に大作『ナバロンの要塞』を監督し、1960~80年代を通じてハリウッドの娯楽活劇のジャンルで安定したキャリアを
維持しました。

【主要監督作品】
1958年『恐怖の砂』Ice Cold in Alex
1959年『追いつめられて…』 Tiger Bay

1959年『北西戦線』 Flame Over India
1961年『ナバロンの要塞』  The guns of Navarone 

1962年『恐怖の岬』 Cape Fear 

1962年『隊長ブーリバ』 Taras Bulba

1963年『太陽の帝王』 Kings of the Sun
1964年『何という行き方!』 What a Way to Go!

1965年『死刑台への招待』 Return from The Ashes

1969年『マッケンナの黄金』 Mackenna's Gold


☆モリス・ストロフ Morris Stoloff (1898.8.01.~1980.4.16)



クラシック畑から映画界に転向し数多くの作品を残したアメリカの映画音楽作曲家です。
ペンシルバニア州フィラデルフィアに生まれ、幼少時からバイオリンを弾き始め16歳の時にロスアンジェルス交響楽団に
参加し、一時的にストロフ弦楽四重奏団を編成したこともありました。やがて映画産業に興味を持ちはじめ、パラマウント
映画社のコンサート・マスターとなり、1936年にはコロンビア映画に移籍して1962年まで同社で活動を続けました。
映画界では戦前までは映画音楽のサウンド・トラック盤というシステムがありませんでしたのでストロフの演奏はレコード
として残っていないようですが、1950年代に入ってからはデッカ・レコードと契約を交わして録音を始め、1956年には
映画『ピクニック』のテーマ曲『ムーン・グロウ』が全米2位のヒットとなり、映画音楽家そして演奏家としてアメリカで
絶大な地位を獲得するに至りました。

【主要映画音楽作品、音楽監督作品】
1936年『新婚道中記』The Awful Truth
1939年『コンドル』Only Angels Have Wings
1941年『愛のアルバム』Penny Serenade
1946年『ギルダ』Gilda
1948年『凱旋門』Arch Of Triumph
1951年『セールスマンの死』Death Of A Salesman
1953年『地上より永遠に』From Here To Eternity
1955年『ピクニック』Picnic

1956年『愛情物語』The Eddy Duchin Story
1957年『夜の豹』Pal Joey
1960年『逢う時はいつも他人』Strangers When We Meet
1961年『ファニー』Fanny


【ご命日】

★ポーラ・ネグリ Pola Negri (1897.1.03~1987.8.01)



サイレント時代から第二次大戦末期にかけて激しい気性と強烈な個性により悪女を演じたドイツの女優。
主な出演作品として『呪の眼』『山猫ルシカ』『帝国ホテル』『マヅルカ』『夜のタンゴ』などがある。


『7月31日』

2019-07-30 17:27:35 | 明日は誰の日

【誕生日】


☆ジェラルディン・チャップリン Geraldine Chaplin (1944.7.31~ )



チャップリンの娘で俳優として現在も活躍を続けている国際的な女優です。
喜劇王チャールズ・チャップリンと四番目の妻ウーナとの長女としてカリフォルニア州サンタモニカにて生まれました。
スイスの修道院学校で寄宿生活をし、17歳の時にロンドンに渡り王立バレエ学校に入り、パリのシャンゼリゼ劇場で
バレリーナとしてデビューしました。20歳の時にジャック・ドレー 監督に認められて映画『ある晴れた朝突然に』の
準主役としてフランス映画に出演し、1966年にはネロ・リージ 監督の映画『悲しみは星影とともに』で主役として
イタリア映画に出演するなど国際スターとして近年に至るまで幅広い活動を続けています。

【主要出演作品】
1952年『ライムライト』 Limelight 

1964年『ある晴れた朝突然に』 Par un Beau Matin Dete

1965年『ドクトル・ジバゴ』 Doctor Zhivago 

1966年『悲しみは星影とともに』 Andremo in città 

1967年『伯爵夫人』 A Countess from Hong Kong


☆ルイ・ド・フュネス Louis de Funès (1914.7.31~1983.1.27)



ギョロ目と大げさな身振りでドタバタ喜劇を演じたフランスを代表するコメディアン、映画俳優です。
パリ西北郊のクールブヴォアに生まれ、中等教育を終えて様々な職に就きましたがいずれも長続きせせずに失職していた時に
家族や友人の勧めでコメディアンになることを決意してルネ・シモンの門下生として演技を学びました。大戦後の1945年に
ほんの傍役で映画デビューしましたが数十本の映画出演を果たすも大きな役にはありつけませんでした。しかし、1964年の
『ファントマ/危機脱出』でパリ警視庁のジューブ警部を演じたことで一躍人気者になり、それ以降はファントマ・シリーズ
などのドタバタ喜劇で活躍、薄毛頭にギョロ目、大げさな身振り手振りでギャグを連発して愛される悲哀なコメディアン
になっていきました。

【主要出演作品】
1956年『パリ横断』La Traversée de Paris

1961年『悪い女』Le crime ne paie pas
1961年『ミス・アメリカ パリを駆ける』La Belle Américaine
1962年『エプソムの紳士』Le Gentleman d’Epsom
1964年『ファントマ/危機脱出』Fantômas

1965年『大混戦』Le Gendarme de Saint-Tropez

1965年『ニューヨーク大混戦』Le Gendarme à New York
1965年『大追跡』Le Corniaud
1965年『ファントマ/電光石火』Fantômas se déchaîne

1966年『パリ大混戦』Le Grand Restaurant
1967年『ファントマ/ミサイル作戦』Fantômas contre Scotland Yard
1967年『オスカー』Oscar


【ご命日】

★ジャンヌ・モロー Jeanne Moreau (1928.1.23~2017.7.31)



演技学校からコメディー・フランセーズで舞台経験を積んだフランスを代表する女優。
主な出演作品として『死刑台のエレベーター』『雨のしのび逢い』『夜』『突然炎のごとく』『マドモアゼル』などがある。


★ミッチ・ミラー Mitch Miller (1911.7.04~2010.7.31)



米国のポピュラー界で強い影響力を持った音楽プロデューサー、オーボエ奏者、楽団合唱団指揮者。
主な演奏曲として『テキサスの黄色いバラ』『クワイ河マーチ』『史上最大の作戦マーチ』『大脱走のマーチ』などがある。

『7月30日』

2019-07-29 16:58:34 | 明日は誰の日

【誕生日】


☆ポール・アンカ Paul Anka (1941.7.30~ )



プレスリー不在時に『ダイアナ』のヒットで一躍ティーンエイジ・アイドルとなったロカビリー歌手です。
レバノンのキリスト教系移民の子としてカナダのオタワに生まれました。モノマネが得意で12歳の時にはショウ・ビジネスの
世界に入り、1956年にモダン・レコードから『アイコンフェス』をリリースしましたがヒットには至りませんでした。
1957年7月にABCパラマウント・レコードのドン・コスタに認められて自作のロカビリー『ダイアナ』で再デビュー、これが
いきなり全米No.1となり、ティーンエイジ・アイドルとして輝かしいスタートを切りました。さらにデビューのタイミング
としては、プレスリーの徴兵(1958年1月)騒動の最中で、スーパー・スター不在という幸運なめぐり合わせでもありました。
さらに『君は我運命』『クレイジー・ラヴ』も立て続けに大ヒットし、一躍トップ・シンガーとなって一時代を築きました。
しかし、人気絶頂の1958年に初来日を果たしますが、東京公演から大阪公演に向かう寝台列車の中で一大スキャンダルを
起こし、マスコミなどでも袋叩きにされ世間のヒンシュクを買い、彼を蔑んだ日本のファンが大きく離れてしまいました。
その後の彼の音楽活動の評価も日本で芳しくないのは仕方のないことで、自業自得といったところかもしれません。

【主要歌唱曲】
1957年『ダイアナ』 Diana 全米1位【YOUTUBEより】 

1958年『君はわが運命』  You Are My Destiny 全米7位【YOUTUBEより】 

1958年『クレイジー・ラブ』 Crazy Love 全米19位【YOUTUBEより】 

1958年『ロマンスの鐘は鳴る』 Let The Bells Keep Ringing 全米30位 視聴
1958年『ジャスト・ヤング』 Just Young 全米80位 視聴
1959年『ロンリー・ボーイ』 Lonely Boy 全米1位 視聴
1959年『あなたの肩に頬うめて』Put Your Head On My Shoulder 全米2位 視聴
1960年『マイ・ホーム・タウン』 My Home Town 全米8位【YOUTUBEより】 

1961年『ぼくの恋の物語』  Story Of My Life 全米16位 視聴
1961年『涙のダンス』 Dance On Little Girl 全米10位 視聴
1961年『今夜二人で』 Tonight My Love. Tonight 全米13位 視聴
1961年『デンワでキッス』 Kissin' On The Phone 全米35位【YOUTUBEより】 

1961年『シンデレラ』 Cinderella 全米70位 視聴
1961年『愛してほしいの』 Love Me Warm And Tender 全米12位 視聴
1962年『ギターとワインで忘れたい』 Steel Guitar And A Glass Of Wine 全米13位 視聴
1962年『史上最大の作戦マーチ』 The Longest Day  視聴
1962年『エヴリ・ナイト』 Every Night 全米46位 視聴
1962年『ボサノバでキッス』 Eso Beso 全米19位 視聴
1963年『思い出のダイアナ』 Remember Diana 全米39位 視聴
1963年『風に泣いてる』 Crying in the Wind 視聴
1965年『シルヴィア』 Sylvia【YOUTUBEより】 

1969年『マイウエイ』 My Way 視聴


【ご命日】

★イングマール・ベルイマン Ingmar Bergman (1918.7.14~2007.7.30)



神の不在をテーマに人間洞察を深め、表現・映像美などあらゆる点で全映画史の頂点を極めた映画監督。
主な監督作品として『道化師の夜』『第七の封印』『野いちご』『処女の泉』『鏡の中にある如く』『沈黙』などがある。


★ミケランジェロ・アントニオーニ Michelangelo Antonioni (1912.9.29~2007.7.30)



独特の知的リアリズムで愛の不毛を描き上げて鬼才と呼ばれ、世界映画史に燦然と名を残したイタリアの映画監督。
主な監督作品として『さすらい』『情事』『太陽はひとりぼっち』『夜』『赤い砂漠』『欲望』などがある。


★クローデット・コルベール Claudette Colbert (1903.9.13~19967.7.30)



舞台と映画を両立して知的コメディエンヌとしてスターの地位を確立したパリ生まれのハリウッド女優。
主な出演作品として『陽気な中尉さん』『或る夜の出来事』『青髭八人目の妻』『君去りし後』などがある。


『7月29日』

2019-07-28 22:35:18 | 明日は誰の日

【誕生日】


☆ミキス・テオドラキス Mikis Theodorakis (1925.7.29~ )



ギリシャ芸術・文化、政治に多大な影響を与えたギリシャにおける20世紀最大の音楽家です。
ギリシャのキオス島で生まれ、イギリスに渡ってヴァイオリンの演奏を学びながらロンドンの王立音楽学院を卒業しました。
第二次世界大戦時にはレジスタンス、ギリシャ内戦時も左派として活動し、1943年から1950年までの間はアテネ音楽院で
学びました。1954年にパリに渡り交響作品などのクラシック音楽に専念していましたが、1960年にギリシャに戻りギリシャ
の古典音楽の探求に力を注ぎ、その間に『エレクトラ』『死んでもいい』などの映画音楽も手がけています。
1967年の右翼軍事政権により逮捕、追放されパリに逃れましたが1974年軍事政権崩壊と共にギリシャに戻り、民主主義の
回復のため政治的にも奔走し、後には国会議員、大臣も経験するなど波乱の人生を送りました。

【主要映画音楽作品】
1957年『将軍月光に消ゆ』 I'll Met by Moonlight
1960年『ハネムーン』 Luna de miel
1961年『エレクトラ』 Elektra
1962年『真夜中へ5哩』 Le Couteau dans la plaie
1962年『死んでもいい』 Phaedra

1964年『その男ゾルバ』 Zorba The Greek

1967年『魚が出てきた日』 The Day the Fish Came Out 
1969年『Z』 Z
1971年『トロイアの女』 The Trojan Women
1971年『セルピコ』 Serpico


☆クララ・ボウ Clara Bow (1905.7.29~1965.9.27)



「イット・ガール」と呼ばれて一世を風靡したもののスキャンダルなどで自滅したしまったハリウッド女優です。
ニューヨーク市ブルックリンの貧しい家庭に生まれ、17歳の時に美人コンテストで優勝、1922年の映画『虹の大空』で端役
としてデビューしました。その後小さな傍役に甘んじていましたが、1927年の『あれ』でイカれたフラッパー・ガールを
演じて一気に人気スターの仲間入りを果たしました。しかし、金銭がらみのスキャンダルなどでアルコールや薬物の依存症
となりトーキー時代に入ると人気も極端に下降して1933年の『フープラ』を最後に銀幕から姿を消しました。

【主要出演作品】
1922年『虹の大空』 Beyond the Rainbow

1923年『春來りなば』 Maytime
1927年『あれ』 It 

1927年『赤ちゃん母さん』 Children of Divorce 

1927年『つばさ』 Wings

1927年『フラ』 Hula 

1928年『暗黒街の女』 Ladies of the Mob 
1931年『キック・イン』 Kick In
1933年『フープラ』 Hoop-La



【ご命日】
★ルイス・ブニュエル Luis Buñuel (1900.2.22~1983.7.29)



本人も認める無神論者で、社会への痛烈な批判を訴え続けたスペイン生まれメキシコ国籍を持つ映画監督。
主な監督作品として『アンダルシアの犬』『忘れられた人々』『ビリディアナ』『小間使の日記』『昼顔』などがある。


★デヴィッド・ニヴン David Niven (1910.3.01~1983.7.29)



気品とユーモアに富むイギリス紳士としてぎこちない演技ながらも喜劇などで活路を開いた俳優。
主な出演作品として『孔雀夫人』『天国への階段』『八十日間世界一周』『悲しみよこんにちは』などがある。


★レス・エルガート Les Elgart (1917.8.03~1995.7.29)



上品なアンサンブルで、低音管楽器を効果的に使うアメリカのビッグ・バンドの指揮者、トランペット奏者。
主な演奏曲として『カクテル・フォー・トゥー』『ムーン・グロウ』『星影のステラ』などがある。


『7月28日』

2019-07-27 17:59:18 | 明日は誰の日

【ご命日】

★ジョージ・シートン George Seaton (1911.4.17~1979.7.28)



脚本家出身で、幅広いジャンルの作品を撮ったハリウッドの映画監督。
主な監督作品として『三十四丁目の奇蹟』『喝采』『先生のお気に入り』『偽の売国奴』などがある。