【誕生日】
☆J・リー・トンプソン John Lee Thompson (1914.8.01.~2002.8.30)
イギリス出身で娯楽活劇の大作で活躍したハリウッドの映画監督です。
イギリスのブリストルに生まれ、ドーヴァー・カレッジ卒業後に18歳で劇作家としてデビューしました。その後は俳優として
修業を積み、第二次大戦後にシナリオ・ライターとして本格活動をはじめました。1950年に自作の "Murder Without Crime"
(犯罪なき殺人)の映画化で監督デビューを果たし、10本近くの冒険活劇などを撮ったのが認められてハリウッドに招かれて
1961年に大作『ナバロンの要塞』を監督し、1960~80年代を通じてハリウッドの娯楽活劇のジャンルで安定したキャリアを
維持しました。
【主要監督作品】
1958年『恐怖の砂』Ice Cold in Alex
1959年『追いつめられて…』 Tiger Bay
1959年『北西戦線』 Flame Over India
1961年『ナバロンの要塞』 The guns of Navarone
1962年『恐怖の岬』 Cape Fear
1962年『隊長ブーリバ』 Taras Bulba
1963年『太陽の帝王』 Kings of the Sun
1964年『何という行き方!』 What a Way to Go!
1965年『死刑台への招待』 Return from The Ashes
1969年『マッケンナの黄金』 Mackenna's Gold
☆モリス・ストロフ Morris Stoloff (1898.8.01.~1980.4.16)
クラシック畑から映画界に転向し数多くの作品を残したアメリカの映画音楽作曲家です。
ペンシルバニア州フィラデルフィアに生まれ、幼少時からバイオリンを弾き始め16歳の時にロスアンジェルス交響楽団に
参加し、一時的にストロフ弦楽四重奏団を編成したこともありました。やがて映画産業に興味を持ちはじめ、パラマウント
映画社のコンサート・マスターとなり、1936年にはコロンビア映画に移籍して1962年まで同社で活動を続けました。
映画界では戦前までは映画音楽のサウンド・トラック盤というシステムがありませんでしたのでストロフの演奏はレコード
として残っていないようですが、1950年代に入ってからはデッカ・レコードと契約を交わして録音を始め、1956年には
映画『ピクニック』のテーマ曲『ムーン・グロウ』が全米2位のヒットとなり、映画音楽家そして演奏家としてアメリカで
絶大な地位を獲得するに至りました。
【主要映画音楽作品、音楽監督作品】
1936年『新婚道中記』The Awful Truth
1939年『コンドル』Only Angels Have Wings
1941年『愛のアルバム』Penny Serenade
1946年『ギルダ』Gilda
1948年『凱旋門』Arch Of Triumph
1951年『セールスマンの死』Death Of A Salesman
1953年『地上より永遠に』From Here To Eternity
1955年『ピクニック』Picnic
1956年『愛情物語』The Eddy Duchin Story
1957年『夜の豹』Pal Joey
1960年『逢う時はいつも他人』Strangers When We Meet
1961年『ファニー』Fanny
【ご命日】
★ポーラ・ネグリ Pola Negri (1897.1.03~1987.8.01)
サイレント時代から第二次大戦末期にかけて激しい気性と強烈な個性により悪女を演じたドイツの女優。
主な出演作品として『呪の眼』『山猫ルシカ』『帝国ホテル』『マヅルカ』『夜のタンゴ』などがある。