港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


献立は…  
シネマ・ポップス…ときどきイラスト

『9月1日』

2019-08-31 21:49:48 | 明日は誰の日

【誕生日】


☆イヴォンヌ・デ・カーロ Yvonne De Carlo (1922.9.01~2007.1.08)



エキゾチックなアラブの美女役で注目されたカナダ出身のハリウッド女優です。
カナダのヴァンクーヴァーに生まれ、6歳からダンスを習い、キング・エドワーズ・ハイスクール卒業後はダンサーとして
ハリウッドのナイトクラブに出演していたところ、1942年にパラマウント社と契約して "Salome Wherer She Danced" で
チャンスを掴み、ドロシー・ラムーアの後継者として注目を集めました。しかし、アラビア系の美女という役どころから
抜け出せず、B級娯楽作品に終始してしまいました。

【主要出演作品】
1947年『真昼の暴動』Brute Force

1948年『迷路』Casbah

1949年『裏切りの街角』Criss Cross
1951年『極楽ホテル』Hotel Sahara

1953年『君知るや南の国』Sombrero

1956年『十戒』The Ten Commandments

1963年『マクリントック』McLintock!
1964年『早射ちロジャース』Law of the Lawless


☆ジョージ・マハリス George Maharis (1928.9.01~ )



『ルート66』の主演者としてその主題歌もヒットさせたアメリカの俳優・歌手です。
ギリシア移民の子としてニューヨーク州アストリアに生まれ、アクターズ・スタジオで演技を学び、TVドラマなどの端役を
経て、1960年からCBSテレビで放映された連続TVドラマ 『ルート66』 の主演俳優として一躍人気俳優となりました。
主題歌の 『ルート66』は元々はナット・キング・コールが1946年に唄ったものですが、これをジョージ・マハリスがカヴァー
TVの人気と共に主題歌のレコードもヒットしました。また、1962年にリリースした 『今夜教えて』"Teach Me Tonight" も
ミリオンセラーとなっています。
1964年から映画にも進出しましたが芳しくなく、1970年代に入ると俳優・歌手からモデルに転身しましたが、裁判沙汰になる
スキャンダルで自滅してしまいました。

【主要出演作品】
1964年『南極ピンク作戦』Quick! before it Melts
1964年『サタンバグ』The Satan Bug
1967年『真昼の衝動』The Happening
1969年『ならず者たち』The Desperados

↓はジョージ・マハリスの『ルート66』 【YOUTUBEより】



【ご命日】

★シル・オースチン Sil Austin  (1929.9.17~2001.9.01)



『ダニー・ボーイ』のヒットでお馴染みのアフリカ系米国人のテナー・サックス奏者、楽団指揮者。
主な演奏曲として『Slow Walk』『ダニー・ボーイ』『黒い傷あとのブルース』『セプテンバー・ソング』などがある。

『8月31日』

2019-08-30 22:44:34 | 明日は誰の日

【誕生日】


☆ジェームズ・コバーン James Coburn (1928.8.31~2002.11.18)



西部劇やアクション映画でクールでタフな男を演じて人気を博したアメリカの映画俳優です。
ネブラスカ州ローレルに生まれ、カリフォルニア州コンプトンで育ちました。幼い頃から演劇に興味を持ち、コンプトン・
シティ・カレッジで演劇を専攻、2年間の兵役後にはロサンゼルス・シティ・カレッジで演劇の勉強を続けました。
1958年にTVシリーズの『風雲・クロンダイク』に出演、翌年に西部劇 "Ride Lonesome" の端役で映画デビューを果たし、
1960年の『荒野の七人』での鮮やかな傍役ぶりで人気者になりました。その後も『大脱走』『シャレード』などで傍役を
演じていましたが、1966年にはじまった電撃フリント・シリーズの主役に抜擢されスターの座を射止めました。

【主要出演作品】
1959年『ネバダの決闘』Face of a Fugitive
1960年『荒野の七人』The Magnificent Seven

1963年『大脱走』The Great Escape

1963年『シャレード』Charade

1963年『太陽の帝王』Kings of the Sun
1965年『ダンディー少佐』Major Dundee
1965年『ラブド・ワン』The Loved One
1966年『電撃フリントGO!GO作戦』Our Man Flint

1967年『電撃フリントアタック作戦』In Like Flint
1968年『キャンディ』Candy


☆リチャード・ベースハート Richard Basehart (1914.8.31~1984.9.17)



『道』『白鯨』など傍役に徹した渋い印象の国際的な俳優です。
オハイオ州ゼネスヴィルで生まれ、ハイスクール卒業後はニュース・レポーターやラジオ・アナウンサーを経て舞台俳優と
なりブロードウェイの舞台も経験しています。1947年に "Cry Wolf " の端役で映画デビューし、翌年には『夜歩く男』の
傍役で注目を集め、その後も傍役、準主役などをつとめていましたが、1954年にイタリアのフェデリコ・フェリーニ監督に
招かれて『道』の道化師役に出演して一躍脚光を浴びました。その後も『白鯨』などで渋い印象を残しましたがその後は
作品に恵まれることはありませんでした。
日本ではTVシリーズ『原子力潜水艦シービュー号』のネルソン 提督として名前が知られているようです。

【主要出演作品】
1948年『夜歩く男』He Walked by Night 
1949年『山のロザンナ』Roseanna McCoy
1951年『暁前の決断』Decision Before Dawn
1954年『善人は若死にする』The Good Die Young

1954年『道』La Strada

1955年『崖』Il bidone

1956年『白鯨』 Moby Dick 

1958年『カラマゾフの兄弟』The Brothers Karamazov
1960年『五人の札つき娘』 5 Branded Women
1963年『太陽の帝王』 Kings of the Sun
1964年『サタンバグ』 The Satan Bug


【ご命日】

★ジョン・フォード John Ford (1894.2.01~1973.8.31)



アイルランド系移民の子として生まれ、長編映画が主流になった頃に男性的な西部劇で名声を得た映画監督。
主な監督作品として『男の敵』『駅馬車』『怒りの葡萄』『荒野の決闘』『黄色いリボン』などがある。


『8月30日』

2019-08-29 22:27:07 | 明日は誰の日

【ご命日】

★リンゼイ・アンダーソン Lindsay Anderson (1923.4.17~1994.8.30)



イギリスのニュー・シネマの旗手となって怒れる若者たちを描いた映画監督。
主な監督作品として『ロンドンの夜明け前』『孤独の報酬』『If もしも....』などがある。


★J・リー・トンプソン John Lee Thompson (1914.8.01~2002.8.30)



イギリス出身で娯楽活劇の大作などで活躍したハリウッドの映画監督。
主な監督作品として『追いつめられて…』『ナバロンの要塞』『恐怖の岬』『隊長ブーリバ』などがある。


★グレン・フオード Glenn Ford (1916..5.01~2006.8.30)



タフな二枚目スターとして1950年代を中心に活躍したアメリカの俳優です。
主な出演作品として『ギルダ』『暴力教室』『アメリカの戦慄』『シマロン』などがある。


★ジーン・セバーグ Jean Seberg (1938.11.13~1979.8.30)



セシル・カットのヘアスタイルで注目を集めたアメリカ出身の国際女優。
主な出演作品として『悲しみよこんにちは』『勝手にしやがれ』『さよならパリ』『ペルーの鳥』などがある。


★チャールズ・ブロンソン Charles Bronson (1921.11.03~2003.8.30)



男臭い風貌により幅広いジャンルで国際的にも活躍したアメリカの映画俳優。
主な出演作品として『荒野の七人』『大脱走』『いそしぎ』『さらば友よ』『雨の訪問者』などがある。


『8月29日』その1

2019-08-28 21:05:27 | 明日は誰の日

【誕生日】【ご命日】


☆★イングリッド・バーグマン  Ingrid Bergman (1915.8.29~1982.8.29)



スエーデン、イタリア、ハリウッドなどで活躍し、波乱万丈の俳優生涯を送ったスエーデン生まれの女優です。
スエーデンのストックホルムに生まれ、早々と両親と叔母を失い伯父の家で思春期を過ごしました。内気な性格を朗読で克服、
ストックホルムの王立演技学校で演技を学び、1934年に『ムンクブローの伯爵』で映画デビュー。1939年にハリウッドの
プロデューサーのセルズニックに認められて渡米し、1942年の『カサブランカ』で一躍トップスターの座を射止めました。
その後、『ガス燈』や『汚名』などでさらなる人気を博したのですが、セルズニックと袂を分かち、1950年にすべてを捨てて
イタリアに渡り、ロベルト・ロッセリーニ監督の『ストロンボリ』に出演しましたが、ロッセリーニとの不倫報道が流れて
事実上ハリウッドから追放を受けました。イタリアではロッセリーニ監督の作品に出演していましたが蜜月は長く続かずに
破局したうえ破産状態となりました。そんな彼女に救いの手を伸べたのがフランスのジャン・ルノワール監督で、1956年の
『恋多き女』で再スタートが転機となり、20世紀フォックス社がハリウッドに呼び戻して同年に『追想』の主役に抜擢し
ハリウッドで復活を果たしました。少しのブランクはあったものの1961年の『さよならをもう一度』などで人生の年輪を
感じさせる役柄で活躍を続けていましたが、くしくも1982年の誕生日当日にガンによってこの世を去ってしまいました。

【主要出演作品】
1934年『ムンクブローの伯爵』Munkbrogreven

1936年『間奏曲』Intermezzo
1939年『一夜かぎり』En Enda Natt

1941年『ジキル博士とハイド氏』Dr. Jekyll And Mr. Hyde
1942年『カサブランカ』Casablanca

1943年『誰が為に鐘は鳴る』For Whom The Bell Tolls

1944年『ガス燈』Gaslight

1944年『サラトガ本線』Saratoga Trunk
1945年『聖メリーの鐘』The Bells Of St. Mary's

1945年『白い恐怖』Spellbound

1946年『汚名』Notorious

1948年『ジャンヌ・ダーク』Joan Of Arc

1948年『凱旋門』Arch Of Triumph
1950年『ストロンボリ』Stromboli

1952年『ヨーロッパ一九五一年』Europa '51

1953年『われら女性』Siamo Donne
1953年『イタリア旅行』Viaggio In Italia

1954年『不安』La Paura
1956年『恋多き女』Elena Et Les Hommes

1956年『追想』Anastasia

1961年『さよならをもう一度』Goodbye Again

1964年『黄色いロールス・ロイス』The Yellow Rolls-Royce

1964年『訪れ』The Visit
1969年『サボテンの花』Cactus Flower


『8月29日』その2

2019-08-28 18:02:28 | 明日は誰の日

【誕生日】


☆アルマンド・ポンティエル Armando Pontier (1917.8.29~1983.12.25)



エンリケ・フランチーニの盟友としてタンゴ界に君臨したアルゼンチンのバンドネオン奏者、楽団指揮者です。
ブエノスアイレス州のサーラテに生まれ、5歳の頃から音楽の勉強を始め、ファン・エンルトから手ほどきを受けました。
その門でエンリケ・フランチーニと出会い、二人は意気投合してブエノスアイレスにおもむきました。そこで二人の技量が
ミゲル・カロに認められて彼のオルケスタに参加し、ミゲル・カロ楽団の黄金期を支えました。1945年に二人は同楽団から
独立してフランチーニ=ポンティエル楽団を結成、躍動的で華麗なスタイルによりRCAヴィクトルの大看板として多くの
快演をのこしました。しかし、10年後の1955年に惜しまれつつ解散、以後は自己のオルケスタを新規結成してコロンビアや
フォノグラムなどで大いに活躍しました。
しかし、1983年12月25日の正午、家族とクリスマスイヴを祝った数時間後に健康上の問題のためピストル自殺を図って
この世を去っています。

↓はアルマンド・ポンティエル楽団の『デレーチョ・ビエフォ』 【YOUTUBEより】


↓はアルマンド・ポンティエル楽団の『ラ・クンパルシータ』 【YOUTUBEより】


↓はアルマンド・ポンティエル楽団の『大きな人形』 【YOUTUBEより】


↓はフランチーニ=ポンティエル楽団の『タンゲーラ』 【YOUTUBEより】


↓はフランチーニ=ポンティエル楽団の『インスピラシオン』 【YOUTUBEより】



☆リチャード・アッテンボロー Richard Attenborough (1923.8.29~201.8..24)



イギリスの舞台出身で、映画プロデューサー、映画監督としても手腕を発揮した映画俳優です。
スタンレー大学の教授の子息としてイングランドのケンブリッジに生まれました。レスターのウイジェストン中等学校卒業後、
1941年に奨学金を受けて王立演劇学校に入り翌年にロンドンの舞台でデビューを果たしました。
第二次世界大戦では空軍の映画班に所属し、除隊後の1946年には映画『天国への階段』に出演して認められるようになり、
その後は『大脱走』や『砲艦サンパブロ』などの傍役に徹していましたが、1969年に『素晴らしき戦争』で監督としても
その手腕を発揮しています。

【主要出演作品】
1946年『天国への階段』A Matter of Life and Death
1950年『暁の出航』Morning Departure
1960年『紳士同盟』The League of Gentlemen

1963年『大脱走』The Great Escape

1964年『バタシの鬼軍曹』Guns at Batasi
1965年『飛べ!フェニックス』The Flight of the Phoenix

1966年『砲艦サンパブロ』The Sand Pebbles
1967年『ドリトル先生不思議な旅』Doctor Dolittle
1969年『素晴らしき戦争』Oh! What A Lovely War (監督のみ)



【ご命日】

★ララ・アンデルセン Lale Andersen (1905.3.23~1972.8.29)



第二次世界大戦中、敵と味方の双方で歌われた「リリー・マルレーン」のヒットで知られるドイツ人歌手。


★リー・マーヴィン Lee Marvin (1924.2.19~1987.8.29)



悪役をやらせたら天下一品で、強烈な個性を持つアメリカの俳優。
主な出演作品として『リバティ・バランスを射った男』『ドノバン珊瑚礁』『キャット・バルー』などがある。