『パフ』 ピーター、ポール&マリー
”Puff The Magic Dragon” Peter, Paul & Mary 【YOUTUBEより】
この曲は1959年にレニー・リプトンが詩を書き彼の学友であったピーター・ヤローが歌詞を加え二人で楽曲を
作り上げた子供向けのフォーク・ソングです。そのピーター・ヤローは1961年にピーター、ポール&マリーを結成、
1963年2月に『パフ』をリリースし1963年全米2位を記録する大ヒットになりました。
歌詞は、少年ジャッキー・ペーパーとマジックドラゴンのパフとの交流そして少年の成長に伴う切ない別れを綴って
います。また、この歌詞が曲解されて反戦フォークだともいわれていますが、ピーター・ヤロー自身は「他意はなく
子どもの成長の歌だ」と述べています。当時はフォーク・ソングというだけで何でもかんでも反戦歌に結び付けて
しまうという風潮がありましたが、どうやら純粋な子供向けの歌でプロテストソングではないようです。
ピーター、ポール&マリーは1962年に『レモン・トゥリー』でデビュー、同年に『花はどこへ行った』『天使のハンマー』
などのレコーディングがあったものの、日本ではこの『パフ』が実質的なデビュー曲となりました。
【今週のベストテン】では1963年7月第1週に初登場し9月第2週までの11週間にわたってベストテン入り(最高6位)を
果たしています。