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旅の友・ポップス編 (396) 『情熱の花』

2018-03-31 15:40:48 | 旅の友・ポップス編

『情熱の花』 カテリーナ・ヴァレンテ
”Tout l'amour” Caterina Valente 【YOUTUBEより】


原曲はベートーヴェンが1808年に作曲したピアノ曲『エリーゼのために』で、これを1957年に米国のバニー・ボトキンが
ポップ調にアレンジして”Passion Flowers”となり、1959年にダリオ・モレノが仏語で作詞したカテリーナ・ヴァレンテ盤が
ヨーロッパで大ヒットしました。
日本でも1959年8月に【今週のベストテン】に登場すると一気にベスト・ワンに輝き、同年の年間ベストテンにおいても
6位となる大ヒットになりました。
タイトルの”Tout l'amour”は「愛のすべて」という意味なのですが、邦題はバニー・ボトキンの”Passion Flowers”から
『情熱の花』となっています。
歌詞の内容は、「あなたへの愛のすべては 火のように熱く 日毎にさらに強くなり 永遠に続く」という熱い熱い恋歌で、
「これこそが愛のすべて」だと世界中に宣言するかのように高らかに唄い上げています。

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旅の友・ポップス編 (395) 『モナ・リザ』

2018-03-30 12:24:29 | 旅の友・ポップス編

『モナ・リザ』 ナット・キング・コール
”Mona Lisa” Nat King Cole 【YOUTUBEより】


1950年制作のミッチェル・ライゼン監督によるアメリカ映画『別働隊』の主題歌です。
映画はマーサー・オルブライトのベストセラー小説を映画化した第二次大戦における戦争活劇です。
主題歌の ”Mona Lisa” はジェイ・リビングストンが作曲したもので、劇中では、パルチザンの合言葉の口笛として
使われていたのですが、映画の完成に合わせてレイ・エヴァンスが詞を付けナット・キング・コールがレコーディング
しました。このキング・コール盤は8週連続全米No.1の大ヒットを記録しています。
キング・コールは元々ジャズ・ピアニストとしてトリオ活動していたのですが、この曲のヒットをきっかけにジャズから
ポップスへと転身、ご周知のようにアメリカを代表する歌手として大成功を収めました。
その歌詞は、謎めいた微笑みのモナ・リザの絵画の前で「貴女は現実なのかそれとも孤独な美しい芸術品なのか」と
問いかける内容となっています。

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旅の友・ポップス編 (394) 『アバジュール』

2018-03-29 14:55:43 | 旅の友・ポップス編

『アバジュール』 ヘンリー・ライト
”Abat-jour” Henry Wright 【YOUTUBEより】


1964年制作のヴィットリオ・デ・シーカ監督によるイタリア映画『昨日・今日・明日』の主題歌です。
映画は三話から成るオムニバス作品なのですが、イタリアン・リアリズムの代表作ともいわれる『靴みがき』『自転車泥棒』
『ふたりの女』などの作風から一転して下世話な艶笑劇となっています。
主題歌の『アバジュール』はエンリコ・ネリが作詞、ロベルト・シュトルツとブルーノ・チェルビーニが共同で作曲したもので
【第三話】の劇中で使われています。
タイトルの ”Abat-jour” は「天窓」という意味で、歌詞は、「青い光の天窓を見つめながら、いなくなってしまった人を
捜し求めるように物思いにふけている」といった内容です。
唄っているヘンリー・ライトは、日本では馴染みがありませんが、1933年ニューヨーク生まれのアメリカ人で、フランスや
イタリアで活躍した歌手だそうです。

Abat jour che soffondi la luce blu
di lassù tu sospiri chissà perchè
Abat jour mentre spandi la luce blu
anche tu cerchi forse chi non c'è più
Abat jour che soffondi la luce blu
di lassù tu sospiri chissà perchè
Abat jour mentre spandi la luce blu
anche tu cerchi chi non c'è più

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旅の友・ポップス編 (393) 『嘘は罪』

2018-03-28 14:02:40 | 旅の友・ポップス編

『嘘は罪』 パティ・ペイジ
”It's a Sin to Tell a Lie” Patti Page 【YOUTUBEより】


1936年にビリー・メイヒュー作詞・作曲、ケイト・スミスの歌唱でリリースされて大ヒットした名曲です。
1955年にはサムシング・スミス&レッドヘッズ、少し遅れてパティ・ペイジ盤でリヴァイヴァル・ヒットしました。
歌詞の内容は、「本気でない言葉は相手を傷つける、口先だけの愛は罪になるのよ、だから愛してるよって言うときは
気をつけて、嘘は罪だから」というもので、男と女の愛の駆け引きを唄っています。

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嘘は罪 !

国会での「嘘や虚偽答弁」の強要はさらに大罪

身内で身内の悪だくみをかばう誘導喚問の見苦しさ

〇川さん、茶番劇もほどほどに



旅の友・ポップス編 (392) 『ロミオとジュリエット』

2018-03-27 17:00:46 | 旅の友・ポップス編

『ロミオとジュリエット』 サウンド・トラック (グレン・ウエストン)
”Romeo & Juliet - What is a Youth?” Glen Weston 【YOUTUBEより】


1968年制作のフランコ・ゼッフィレッリ監督による同名のイタリア映画の主題歌です。
映画は、シェークスピア原作のロミオとジュリエットの悲恋物語で、主人公の年齢に合わせたキャスティングをする
ことによって斬新で現代的な青春映画に仕上げています。
主題歌の『ロミオとジュリエット』はニーノ・ロータ作曲の『ロミオとジュリエット・愛のテーマ』なのですが、これに
ユージン・ウォルターが詞をつけ、”What is a Youth?” という歌曲として劇中で唄われました。
この”What is a Youth?”も一般には『ロミオとジュリエット』というタイトルになっています。
歌詞の内容は、”What is a Youth?”(青春とは何だろう)に始まり、バラは咲きそして散る、若さも美しい娘もそれと同じだ、
と綴り、その後の終焉を暗示しているようにも思えます。
また、この主題歌については ”A Time For Us”(私たちのための時間) という別の歌詞もついているようです。

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