季節風~日々の思いを風に乗せて

喜寿になったのを機に新しいブログを始めました。日々の思いをつぶやきます。

春の雪

2022-03-22 12:30:38 | 日記
 フロントガラスにはワイパーがやっと動くほどの積雪。
 デッキブラシで払い落とし,エンジンをかけておきました。
 今日は脊椎管狭窄症の定期診察日です。山側道路は積雪があるかもしれないからと妻に止められましたが,まだスタッドレスを履いているからとそちらを選びました。
 海からの風に吹かれ雪が結構舞っています。対向車の屋根にも雪が乗っています。幾分シャーベット状になっているところはありましたが,30分で病院着。駐車場に車が少ない。
 いつもなら受付を済ませた待合室には,30人ほどが待っているのですが,今日は私を含めて4人だけ。さすがにこの雪では,車を運転するお年寄りは躊躇するでしょう。私も「お年寄り」ではありますが…。
 間もなく診察開始の9時になりますが,待っている方は8名。診察室は4部屋,4人の先生が診てくれますが,私の担当の先生は,開始がいつもなぜか9時半。いましばらく待ちそうです。
              ・・・・と,ここまでは待合室で書きました。

 結局,1時間15分待って一分の診断,会計を済ませ,薬と取り,帰宅したのは10時45分でした。
 庭のチューリップも開きかけた芽を閉ざしていました。

 

悲しみのいや増す三月十日かな

2022-03-10 15:11:01 | 日記
79歳の誕生日です。
「福如東海長流水 寿比南山不老松」 という中国語でのお祝いのメッセージをいただきました。66歳になる教え子からは、いつものように手紙が届きました。「こんな年になるまで先生に手紙を書けることが嬉しく幸せな春です。‥立派な大人にはなれませんでしたが、いつまでも先生の良い教え子でいたいと思います。」 夜には、これまたいつもの教え子から電話がかかってくるでしょうし、ラインで孫たちも祝ってくれるでしょう。
 幸せな79歳です。
でも私だけが幸せであってはなりません。私の家族、私の周りの人はもとより、もっとたくさんの人が幸せでなければならないのです。そう願いながらも3月に悲しみが増えていきます。
 2歳の今日、東京は大空襲、父は探照灯で爆撃機を捜していました。私たちを守ろうと戦っていたのです。あすは3.11。その数年後、仙台の友は仕事が立ちゆかなくなり自死しました。釜石の友は、何もできないと詫びた私に「祈られていると思えば嬉しい」と言ってくれました。あの戦争ももちろん東日本大震災もまだ終わっているとは思えません。
 そして、今日もテレビにはウクライナの惨状が繰り返し映し出されます。国境に別れのハグをする女性の手にネコヤナギが握られていました。私が2歳の防空壕で泣いたように、小さな子どもたちが春の雪降る地上で遊べず、地下の避難所で凍えています。
 いつになったら本当の笑顔で誕生日を祝えるのでしょうか。



夏蜜柑

2022-03-02 13:31:59 | 日記
 暖かくなってきたので、夏蜜柑を採りました。
 枝がかなり道路側に張り出しています。実をとらないでおくと、熟した実が落ちて危険でもあるのです。走ってくる自動車にも、登下校する子供たちにも当たるかもしれません。実際、道路に落ちた実は割れているのです。

 伸縮式の高枝切バサミを使うのですが、ハサミそのものが小さいので高いところにある夏蜜柑の小枝をなかなか挟めません。まして上を見続けていると、首のうしろが圧迫されるせいでしょうか、何やらふらついてきます。(美術館や建造物を見た時に起こるスタンダール症候群もこのことなのでしょうね。)
 屋根から採ろうと思い、2階のベランダの柵を乗り越えて1階の屋根に降りました。これがまた難儀、ベランダの柵を越えるのに、股関節が固くなっているのでしょう、コンパスをいっぱいに開いたように脚を開くのですが、なかなか乗り越えられません。越えたら越えたで生来の高所恐怖症、屋根の上に立ってハサミを使うなどこれまた大苦戦。

 道路にいる妻からの指示で、車や人が通らない時を見計らって実を切り落とします。散歩のおばさんが立ち止まって見あげていますが、早く行ってくれないと実が落とせません。落とした実を妻がキャッチできるはずもなく、道路や庭に転がります。屋根の上と道路とで悪戦苦闘が続きました。

 実の一つ一つを綺麗に洗い、庭に乾かしました。数個を剥いて蜂蜜に漬けました。翌日食べたらおいしかった。この後、妻がマーマレードに加工します。150数個の夏蜜柑のマーマレード、小瓶に入れて差し上げると喜ばれます。
 それにしても寄る年波、年々夏蜜柑の収穫が難しくなります。

フォント~文書作成

2022-01-24 18:43:27 | 日記
 最近パソコンで作成する文章に使うフォントにUDデジタル教科書体を使用しています。
  これまで原稿などの依頼にフォントやポイント数などの指定がない場合は、丸ゴシック体や明朝体、教科書体などを使っていました。しかし、1年ほど前からUDデジタル教科書体を使用するようになりました。UDデジタル教科書体にはN―RやN-B、NK-Bなどがありますが、好みはN―Rです。見た目の印象が良かったので選びました。白内障の疑いがあると言われ、眼鏡を替えました。そのような私の眼にとって見た目の印象だけでなく、実際に見やすかったのかもしれません。
   現在、私が使っているフォントUDデジタル教科書体N―Rがどのようにしてつくられたのか、最近分かりました。ロービジョン(弱視)やディスクレア(読み書き障害)の子どもたちの学習に対応できるようにと、教育現場の要望に応えて開発されたのだそうです。具体的には、書き方の方向や点・払いの形状を保ちながらも、太さの強弱をおさえて読みやすくしているのだそうです。私が直感的にいいなと思った理由はこの辺にあるのかもしれません。
  誰に読んでいただいているのかわからない文章です。眼に障がいをもつ方が読んでいるかもしれません。自分の好みではなく、読んでくださっている方の為にもフォントに気を付けなければならないと反省しました。
最近は作成した研究紀要もこのフォントを使い、ポイントとの大きさを14にしました。大変読みやすいと好評です。
(このブログではそのフォントが使えないようです。)

トナカイに人参

2022-01-06 18:39:58 | 日記
2年生の孫が書いた日記を読みました。


12月25日
(2階でサンタクロースからの嬉しいプレゼントを枕元に見つけた後)
1かいに行きました。
なぜかというと、サンタさんにおせんべいとおれいのお手紙、トナカイさんににんじんをおいておいたからです。
見たらなかったのでうれしかったです。 (後略)

お礼のお手紙の内容は教えてもらえませんでした。
トナカイに人参という発想は「アナと雪の女王」のルドルフとオラフからでしょうか。

それにしても、サンタクロースにお礼の手紙を書き
お腹がすくだろうとおせんべいを置き
トナカイにごほうびの人参をあげるとは、、、、
いつまでもやさしさを持ち続けてほしいと願いました。

パパとママも同じような気持ちだったのでしょうね。
子どもの心の成長を喜びながら
サンタさんへの手紙とおせんべいと人参を
そっとしまったのでしょう。