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おくりびと
久し振りに泣いてしまった。
納棺師の物語。しかし、チェロの奏者としての一面もこの映画を素晴らしく、感動
的なものにしている。
山形の庄内地方の美しい自然もまた見ものだ。
観客は老人ばかりのようだ。
我が家も、92歳の母親連れだ。
母親は、たいへん映画好きだと妻から聞いている。
テレビで、この映画の好評を聞き、連れていけとリクエストがあった。
主人公の楽団が突然無くなり、故郷に帰り、一人前の納棺師のプロになっていく
物語だ。
最後に、幼いとき分かれた父親の納棺をしながら、涙を流す姿はこうごうしく感じ
た。
妻がこの姿を見守りながら、主人の成長を心から喜んでいた。
石を通じての親子の絆も語っていた。
父親が、主人公が幼い時渡した石を握り死んでいたのだ。
人間が言葉を持たないとき、心を伝えるため石を渡していたとのこと。
主人公の土手のチェロ演奏は素晴らしく、その響きを庄内地方の野原へ。
本映画は、2時間半放映された。
アカデミー賞受賞もうなずける。
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