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北海道新幹線より重要? 「止められない」青函トンネルの貨物列車

2015年10月17日 18時24分36秒 | のりもの

北海道新幹線より重要? 「止められない」青函トンネルの貨物列車

北海道新幹線より重要? 「止められない」青函トンネルの貨物列車

新幹線開業後も、貨物列車が青函トンネルを通過する(2009年10月、恵 知仁撮影)。

(乗りものニュース)

北海道新幹線の開業に向けた作業で、青函トンネルを走る在来線の旅客列車が数日、運休します。しかし貨物列車は、運休することなく走り続けます。これは何を意味するのでしょうか。

旅客列車を止めて貨物列車を運行

 本州と北海道を結ぶ青函トンネル。現在は在来線が通っていますが、2016年3月26日からは北海道新幹線が走り始める予定です。

 これに伴って必要となるのが、地上設備を新幹線用に切り替える作業。JR東日本・JR北海道の両社は2015年9月16日、新幹線の開業4日前にあたる2016年3月22日から開業前日の3月25日まで、青函トンネルを通るすべての旅客列車を運休して、この作業を行うと発表しました。

 ところが、これを受けてJR貨物は2015年9月18日、青函トンネルを通る貨物列車について、2016年3月22日以降も通常通り運転する方針を明らかにしています。

 旅客列車は運休させるにもかかわらず、貨物列車は運休させないのです。

青函トンネル、その一般には見えにくい価値

 現在、青函トンネルを通る1日の列車本数は、旅客列車が30本に対して貨物列車は51本。年間およそ450万トンの貨物が、青函トンネル経由の鉄道輸送に頼ります。これは津軽海峡をフェリーで渡るトラックの輸送量に、ほぼ匹敵する数字です。

 鉄道貨物で北海道から本州に発送されるのは、おもに乳製品や農産物、それに紙製品や自動車部品など。本州から北海道に到着するのは、宅配貨物や食品、衣類、書籍に雑貨などです。

 鉄道はフェリーに比べて、季節や天候に左右されず安定的に運行できる強みもあります。いまや青函トンネルの貨物列車は、1日たりとも“止められない”存在になっているのです。

貨物列車へ配慮する新幹線

 このように、青函トンネル経由の貨物輸送があまりに重要なため、北海道新幹線の開業後も、貨物列車は新幹線と線路を共用して運行が続けられます。

 ただし在来線と新幹線はレールの幅が異なるため、共用区間では在来線の2本のレールにもう1本レールを追加する「3線軌条」が採用されました。

 しかしながら、新幹線と貨物列車の線路共用には課題も残ります。

 新幹線は260km/h、貨物列車は110km/hと互いに大きな速度差があるため、すれ違う際の風圧によって、貨物列車の荷崩れなどが懸念されるのです。

 そこで、上下線のあいだに隔壁を設置したり、新幹線規格の車両に在来線の貨物列車をまるごと積んで運ぶ「トレイン・オン・トレイン」方式などが考えられていますが、いずれも決定打とはなっていません。

 国土交通省の審議会では「当面、青函共用走行区間は140km/hでの走行とする。ただし将来の速度向上を目指して検討を継続」するとしており、現在のところ共用区間では、貨物列車のために新幹線がスピードを落とさざるを得ない状況になっています。


いつからでしょうかねぇ、自分が、旅客列車よりも貨物列車に興味をいだくようになったのは…。 

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懐かしの夜汽車を再現 ハイケンスも 大井川鐵道

2015年10月17日 18時16分45秒 | のりもの

懐かしの夜汽車を再現 ハイケンスも 大井川鐵道

懐かしの夜汽車を再現 ハイケンスも 大井川鐵道

手動ドアの旧型客車を使い、運行される(写真提供:大井川鐵道)。

(乗りものニュース)

往年の夜行列車、その雰囲気を味わえるという列車を大井川鐵道が運行。演出のための様々な仕掛けがポイントです。

客車列車名物の“ドカ停”まで再現

 大井川鐵道が2015年10月18日(日)、鉄道ファン向けの列車貸し切りツアーを行います。機関車が引く旧型客車に乗車し、往年の夜行列車の雰囲気を楽しめるという内容です。

 列車は、E101電気機関車と旧型客車3両で編成。かつて長距離鈍行列車の名物とされた“ドカ停”(駅での長時間停車)や、国鉄時代に車内放送でよく聞かれた客車用チャイム「ハイケンスのセレナーデ」も再現されます。

 また行きの乗車券は、昔懐かしい手書きの車内補充券を用意。車内販売の飲料類は、車内の栓抜きを使ってもらうために、あえてビンで提供されます。

 客室内の一部広告スペースには、旧国鉄のキャンペーン「いい旅チャレンジ20000km」のポスターを掲出するなど、細かなところまで鉄道ファンの心をくすぐる演出がなされます。

 なお折り返しの千頭駅では、客車の室内灯が点灯した状態で編成写真を撮影できる時間も確保されています。

 このツアーは予約制で、旅行代金は交通費・夕食・保険代を含めておとな8500円、こども6500円。参加者全員に、大井川鐵道創立90周年記念の乗車券がプレゼントされます。

 定員は80人。9月30日(水)の9時から電話で申込みが可能です。大井川鐵道は「客車らしい静かな停車時間をお楽しみください」としています。


もう25年ほど前になりますけど、四国の高松から大井川鉄道まで、移籍(?)のために回送された旧型客車も走るのでしょうかねぇ。

追っかけ取材した懐かしい思い出も甦りますよ。 

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