ことのはのはね~奈良町から

演劇、アート、短歌他、町家での出会いまで、日々を綴ります。

国民文化祭・なら2017

2017-08-06 | お知らせ
国文、と言われて、大学の文学部?と思われる方もいるかも。国民体育大会、つまり国体は、わりとポピュラーですが、その文化バージョンが国文。国民文化祭。国体と同じで毎年、各県を回ります。今年は奈良県。さて、小町座は六年前の国民文化祭京都に、全国の劇団の方たちと一緒に、舞台披露しました。現代劇の祭典という企画の中で、二人芝居「いすものがたり」を河原町の京都芸術会館で上演。さて、奈良ではそんな演劇の祭典がなく…。京都と規模も違うので比べられませんが、とても残念です。
ところが。その国文祭企画で、大淀町文化会館で、このプログでも紹介した、人間国宝、梅若玄祥先生のギリシャ公演能、「ネキア」が上演されると案内が!しかも国文祭企画でかなりお得にご覧になります。ホールでの演出、どうなるかとても楽しみでしたが、この日は、プロデュースする奈良町にぎわいの家でも、同じ国文祭企画「茶良」が開催のため、見にいけず…残念…!
というわけで、二つの国民文化祭奈良、の企画です。どちらもハシゴ?!でご参加下さいませ。

・「冥府行~ネキア」9/3(日)午後一時半~ 大淀文化会館あらかしホール


・大和茶イベント「茶良」9/2,3 奈良町にぎわいの家(詳細は「茶良」ホームページまで)

3/12 にぎわい講談会 開催!

2017-03-08 | お知らせ
今年も昨年に続き、奈良町にぎわいの家では春の講談会を開催します。講談?というと馴染みのない方も多いかもしれないですね。出版社の講談社の「講談」はここから来ていますが、日本の古くからの語り芸で、今もその芸を受け継ぐ若手講談師が奮闘しています。独特のリズムのある語り口、究極の一人芝居。浪曲は、歌が入り、話全体を音楽のように盛り上げますが、講談には歌がなく、まさに、一人で語る、人間の肉体以外には、何も頼れない…物語と人が拮抗して紡ぐ芸といえましょう。
さて、出演者は、女流講談師で、昨年、小南陵を襲名した、旭堂小南陵さんと、奈良テレビのレギュラーでおなじみの、旭堂南青さん。
昨年の舞台、本当に良かったです!お二人の個性が、全く違うので、どちらも見られてお得なのと、町家ならではの近しい雰囲気とあいまって、お話の世界にぐいぐい、引きこまれていきました。生き生きとした人間の語りの魅力は、ネットの仮想空間では味わえないもの。前日まで電話で予約いただいたら、前売り料金でご覧いただけますので、是非、日曜日、にぎわいの家にお越しください。(奈良町にぎわいの家…0742-20-1917)(当日は500円増です)




奈良県立大学3/4シンポジウム

2017-02-15 | お知らせ
3/4(土)午後1時から開催される奈良県立大学のシンポジウムに、パネラーとして、今までの活動から話をすることになりました。コーディネーターの県立大の岡井崇之先生からのオファーなんですが、岡井先生は、私の故郷のご近所さん…。このたびの機会があるまで、奈良におられるとは知りませんで、びっくり。私より一世代お若く、専門はメディア論。奈良で充実した研究をぜひ!と思います。
さて、シンポのテーマは「地域文化の創造力/想像力」~ボディーワーク・演劇・アート。
私は演劇の話になりますが、短歌ににぎわいの家に、どちらかというと、言葉からいろんなジャンルを渡り歩いている感じで…。ただ、そもそも演劇は、言語、美術、音楽、などいろんなジャンルをつなぐ総合芸術。いろんなものを結びつける力があるジャンルです。また、小町座の活動は母親たちと、また子どもたちとの活動など、地元の暮らしの部分からの話もできるかなと思っています。
他のゲストは、ヨガ・ボディワークをされている富永千秋さん、アーティストの西尾美也さん。西尾さんは、昨年秋の現代アートの祭典、言祝ぐ奈良、で奈良町で布を使ったカラフルで楽しいアートを制作された美術家。にぎわいの家の近所で、細い路地奥にパッチワークの大きな家のような空間は、近所の方にも好評でした。若い先生方とご一緒して、
私も奈良の「今」を学びたいと思います。どうぞ、お越しください。
(このシンポはどなたでも参加できます。申込み不要。問いあわせは、奈良県立大学 地域交流センター地域交流室 0742-93-7022 
シンポの後、県立の先生方の発表もあります。)