ことのはのはね~奈良町から

演劇、アート、短歌他、町家での出会いまで、日々を綴ります。

奈良町にぎわいの家・5年の歩みをYouTubeに

2020-06-02 | にぎわいの家・奈良関連
企画、運営する、大正生まれの奈良町家、奈良町にぎわいの家は、5年前の4月にオープンしました。次期指定管理も受け、次の5年にむけて、まずは4月にお祝いのイベントを企画していましたら、コロナ対策で延期となりました。休館中に、写真の整理も兼ねて、多くの方に当館の様子を見てもらえたらと、スライドショーを作成。YouTubeにこの5年の様子をアップしました。簡単な体験事業などを含めると、当館は1年に130~140の事業を行っています。これら事業に加え、お客様の来館の様子、日々のしつらえの撮影写真は1年に約5000枚ありました。その5年分ですから、25000枚。もっとあるかもしれません。それをざっと見ながら、雰囲気の伝わるものを選び、コメントも入れ構成しました。海外のお客様の写真も多く、皆さん表情がとても豊かで、次はいつ、このような形で皆さんと再会できるのだろう、と振り返っています。
海外の方とのエピソードは、いくつもあります。このブログで前に書きましたが、映画界の巨匠、アンジェ・ワイダ監督の話をした、ポーランドの若いお嬢さん。スタッフが折り紙をプレゼントしたら、その場で皆さんが歌を歌ってくれ、それがあまりにも素晴らしく驚いたり。(後から、リトアニアから日本公演に来日した、合唱団の方たちと知りました(杉浦千畝のオペラを東京で上演され、その後、立ち寄って下さったのです。)。また、当館のパンフの最後には、私が書いた、にぎわいの家のモノローグを掲載していますが、その英語パンフを握ってやってきた、アメリカの大工さん。彼は、その最後のモノローグ「これからの100年を皆さんと共に」が心に響いて、訪れてくれたと聞きました。
こうした、思いもかけないことが、なぜかこの100年の町家ではおきます。当館のスタッフが創り出す空気が、物語を連れてくるのかもしれません。そんな町家のシーンをどうぞ、ご覧ください。

奈良町にぎわいの家5周年→www.youtube.com/watch?v=NRi-jcQ1vvg