「天体画像が出来るまで そのⅡ」では、撮影したままの元画像をご覧いただきましたが、彗星の明るさや空のコンディションにより、露出時間と撮影枚数を決定し、決定した枚数を同じ構図で撮影して、画像処理ソフトを使って合成します。合成は、コンポジットと呼んでいますが、移動の早い彗星では、撮影中に彗星が星々の間を動いてしまいますので、彗星に合わせてコンポジットを行う場合もあります。動きの速い彗星の場合、バックの星に合わせてコンポジットすると、彗星が細長く伸びてしまいます。
彗星の場合は、600mmの望遠レンズを使用していますので、撮影中に星々の間を動いてしまう彗星が多いです。
下の画像は、D200+600mmF4を絞りf8 ASA感度1000相当で5分露出した画像を、3枚使って合成しています。出来上がった画像は、加算処理していますので、何が何だかわかりませんね。空の暗いところで撮影すれば、このような画像にはなりません。
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