CometAKYの星空探訪

現在見えている彗星を画像で紹介したり、星雲星団や話題の天文現象の画像、薔薇の画像や色々な出来事も紹介します。

三日月

2011-07-31 22:57:33 | 

 今日は、1日曇りで晴れませんでした。太陽の黒点群が気になりますが、どうしようもありません。自然相手では、手も足も出ません。太陽ばっかり取り上げているので、たまには月でもと思い、画像を探しました。

 月は、身近な天体ですが、あまり観測対象にはなっていません。変化が少ないからだと思いますが、満ち欠けの中で思いがけない模様を、見ることもあります。時間があったら、少し時間を掛けて眺めるのも、良いかもしれません。今回アップする画像は、月齢が2.8です。一般的に言うと「三日月」ですね。三日月は、意外に細く見えると思います。夏などは、月が南に低く早く沈んでしまいますので、月齢5くらいの月を三日月と思っている人も多いかも知れません。

 月のクレーター以外にも、いろいろな地形があります。欠け際近くでしか見えない凹みや断崖など、いろいろ有りますし、太陽光の当たり方で見え方が変わってしまうなど、じっくり見ていくと、いろいろ楽しむことも出来ます。望遠鏡の接眼鏡のところに、目の代わりに携帯やコンパクトデジカメを利用して、手持ちで簡単に写すこともできますので、一度試してみてください。

 三日月が見やすくなる時期は、春ですね。3月から4月頃が良いと思います。画像は、望遠鏡の焦点距離が長くて、全景を捉えられていません。

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7月30日の太陽

2011-07-31 00:25:14 | 

 晴れました!朝から雨、今も雨で雷が21時頃から現在まで鳴り続けています。

 7月30日の午後雲が多いながらも、晴れ太陽が見えました。雲が多く、綺麗な画像にはなりませんでしたが、何とか撮影できました。見事な黒点群が連なり、月曜日はほとんど無黒点状態の感じでしたから、久しぶりに黒点に見入りました。薄雲が絶えず流れていて、綺麗な画像は撮れませんでしたが、黒点を捉えることが出来ました。これからの変化が楽しみです。 

<可視光像>

<Hα像>

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7月29日と3月11日の太陽

2011-07-30 12:49:23 | 

 連日の大雨でうんざりしています。今日も、朝から雨模様で、晴れそうもありません。昨日17時過ぎに瞬間的に晴れて太陽が観望できました。わずか数分の出来事でしたが、発達した黒点群が3カ所くらい有り、Hαで見た太陽は、黒点周りの磁力線の構造が綺麗でした。画像を撮ろうとカメラをセットしましたが、雲の中に入ってしまい残念ながら、1分間くらい観望しただけで終了でした。夜の星も駄目だし、ここ1週間くらいまとも天体を見ていません。

 今日も晴れそうもありませんので、3月11日に撮った太陽のHα画像をご覧ください。黒点周りの構造がわかると思いますが、いかがでしょう?昨日一瞬覗いた姿は、これ以上でした。なんとか晴れないか、祈る思い出空を眺めています。

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流星痕のつづき

2011-07-27 22:13:38 | 

 前回の投稿で流星痕は、超高度の大気の流れがわかると書きました。連続して同じ視写野を40秒露出で撮影していますので、1枚目と3枚目では120秒の時間経過があります。更に、経過時間はわかりませんが、カメラの写野は移動していますが、スバルとヒアデス星団が写っている写真があり、そこにも流星痕が写っていました。

 下の写真が、数十分経過後の流星痕です(昨日アップした写真の流星痕と同一の流星痕です)。撮影時間の記録がないので、正確な経過時間がわからないのが残念ですが、上空数十kmところにも大気が有り、それが高度により大気の流れる方向や速度が違うことがわかると思います。

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雲を読む

2011-07-26 07:16:43 | 

 天体観測や天体画像の撮影を趣味にしていると、自然と雲を見るようになります。雲は、いろいろな種類があります。私の好きな雲は、高層雲や積乱雲、飛行機雲なども好きです。飛行機雲は、ジェットエンジンの近くだけに出て直ぐに消えていくものから、いつまでも消えずに少しずつ広がって行くものまで!天体画像を撮るときは、雲の動きを見ながら、撮影することが良くあります。快晴の時は良いですが、雲が出没する夜空では、写野を横切らないか常に監視が必要になります。冬は、季節風により雲の動きが速く、時々撮影を中断することもあります。

 我が家の庭から見た積乱雲

 (画像中央の右側に見える薄雲のかたちが、海面上に飛び跳ねたカジキの形に見える・・・?)

 ところで、広がって行く飛行機雲を見ると「流星痕」を思い出します。しし座流星群やペルセウス座流星群などでは流星の対地速度が速く時々出ますが、対地速度の遅いゆっくりした流星群では、あまり出ません。雲の話しから唐突に、話が飛んでしまいましたが、昨日の太陽は顔を出しましたが、なぜかタイミングが合わず撮影できませんでした。

 雲を見ながら(飛行機雲では、ありません)、いろいろなことを思い出しながら、雲を見ていました。

 下の写真は、しし座流星群の流れ星と流星痕です。流星痕の変化に注目です。写っている流れ星は別物ですが、流星痕は同じもので、時間と共に形が変わっていきます。痕の高さは、高い方が約100kmで、低い所が概ね80kmくらいです。痕を連続的に撮影すると、超高層の大気の流れがわかります。

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7月24日の太陽

2011-07-24 23:54:08 | 

 暑い?1日でした。これまでの猛暑から比べれば、暑いなんて言えない感じですが、涼しい空気に慣れた体には、応えますね。外で、雑草の片付けをしましたが、汗まみれです。

 さて、早朝は晴れて太陽が顔を出していましたが、雲の量がどんどん増えて、今日は晴れそうもない感じでしたが、昼頃から雲が切れて太陽が顔を出してくれました。昨日アップしたプロミネンスと同じものです。自転の関係で、向こう側へ回り込んで高さが低くなっていますが、健在です。根元まで見える位置にあれば、見応えのあるプロミネンスと思われますが残念です。

 今日は、雲量が多く常に太陽を雲が通過して、思うとおりの画像が撮れませんでした。

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メトカーフ合成

2011-07-24 12:01:30 | 

 今日は、ここ数日と違い蒸し暑くなっていますね!昨日は、風が心地よく感じましたが、今日は風も生ぬるい感じです。天気はと言えば、曇っています。朝の内は、太陽が見えていましたが、今は雲の中で太陽を見ることが出来ません。

 そこで、私の撮影対象である彗星の画像です。昨秋5等台まで明るくなったハートレー周期彗星(103P)は、地球に接近したため動きが速く、600mmの望遠レンズで撮影すると、写野の中をどんどん動いて行ってしまいます。私の架台は、彗星のモーションに合わせて追尾できませんので、1コマの露出時間を切り詰めて、彗星が点像に写る様にします。但し、数コマを合成しようとすると、彗星像は線になってしまうので、彗星が伸びた姿にならない様に合成します。それが、メトカーフ合成と言います。

メトカーフ合成画像:恒星像が長く伸びている=4つの恒星像になっている)

通常の合成(恒星を点像にした合成):恒星像が点で、彗星像が長く伸びている。

 機材:NikonD200 ASA1000相当  600mmEDF4 絞りf8 2分露出の画像を4枚合成

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7月23日の太陽

2011-07-23 12:58:45 | 

 今日は、昨日よりも暑い様な感じがしますが、冷房なしで過ごせるので思ったほど暑くないと思います。

 今日の太陽は、雲が多くなかなか思う様に撮影できませんが、22日の太陽と同じプロミネンスが撮れましたので、形状等を比較してください。高さは、低くなっていますが昨日の画像と比較すると、形状がかなり変化しています。画像の下側にあるプロミネンスは、昨日は4~5本くらい立ち上がっていたものが根元が2本になり上部位が扇型に広がった感じに見えています。上側のプロミネンスも中心部は原形をとどめていますが、腕の形状が違っているようです。

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7月22日の太陽

2011-07-23 00:27:32 | 

 涼しいですね!先日までの猛暑がウソのようです。今日は、午後から良く晴れましたが、最高気温28度程度で、冷房なしで過ごすことが出来ました。

 さて、7月22日の太陽はこれまでとあまり変化はありません。大型のプロミネンスも目を見張る様な黒点もありませんでした。黒点については、あちこちに点在していますが、大きなものはありませんでした。

 画像は、今日見えたプロミネンスの大きなものです。高さはありませんが、大きな二つのプロミネンスは、淡いアーチで繋がっているようにも見えます。一つのプロミネンスとすると、幅が40万kmを超えるプロミネンスになりそうです。太陽面の中央付近にある濃い大きな点は黒点ではなく、レンズについたゴミのようですが、いくら掃除をしても取れません。内部のゴミのようです。

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天体画像が出来るまで そのⅣ(画像処理 1)

2011-07-20 23:18:18 | 

 台風で被害に遭われた皆様に、お見舞い申し上げます。当方は、昨晩は凄い雨が降りましたが、幸い被害はありませんでした。 

「天体画像が出来るまで そのⅢ」で合成した画像は、何も見えない状態になりましたが、ここから画像処理が始まります。天体画像の専用処理ソフトを使って、画像処理をします。「画像処理 1」では、全体をある程度均一になる様に処理をします。この処理では、最終仕上げに向けた前処理なので、色調やコントラストをあまり意識しないで、目的の天体が自分の狙いどおりになる様に意識して、処理します。色調よりも、天体の広がりや細部まで表現できている様に意識しています。

 下の画像は、D200+600mmF4を絞りf8 ASA感度1000相当で5分露出した画像を、3枚使って合成して、何が何だかわから内画像から、自分で表現したいところに近い画像まで処理をします。

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天体画像が出来るまで そのⅢ(合成)

2011-07-19 20:16:15 | 

 「天体画像が出来るまで そのⅡ」では、撮影したままの元画像をご覧いただきましたが、彗星の明るさや空のコンディションにより、露出時間と撮影枚数を決定し、決定した枚数を同じ構図で撮影して、画像処理ソフトを使って合成します。合成は、コンポジットと呼んでいますが、移動の早い彗星では、撮影中に彗星が星々の間を動いてしまいますので、彗星に合わせてコンポジットを行う場合もあります。動きの速い彗星の場合、バックの星に合わせてコンポジットすると、彗星が細長く伸びてしまいます。

 彗星の場合は、600mmの望遠レンズを使用していますので、撮影中に星々の間を動いてしまう彗星が多いです。

 下の画像は、D200+600mmF4を絞りf8 ASA感度1000相当で5分露出した画像を、3枚使って合成しています。出来上がった画像は、加算処理していますので、何が何だかわかりませんね。空の暗いところで撮影すれば、このような画像にはなりません。

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δScoの増光

2011-07-18 13:17:54 | 

 さそり座のδ星が10年ぶりに増光しているとの情報をキャッチ。ようやく晴れて、捉えることが出来ました。1等級まで増光しているとの話しで、狙ってみましたが、それほど明るくはないようです。但し、情報をキャッチしてから、日数が経過していますので減光している可能性もあります。どのように変化するか、追跡して行きたいと思っています。

 画像から測定したら、思ったより明るくなく2.03等級で、本来より0.3等ほど明るいようです。但し、画像からのチェックなので、肉眼による(実視)等級とは、違った明るさになるかも知れません。

 画像の中で一番明るいのが、さそり座のアンタレスです。増光から通常の明るさにどのように戻るか、これからの変化が楽しみですね。これ以上は明るくならないと思います

 

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7月17日の太陽

2011-07-18 02:13:41 | 

  猛暑が続きますね。7月17日も、素晴らしい青空でした。17日も昼間の観望会がありましたが、金星と水星、アークトゥルスやシリウスも見ました。金星は、丸い形が印象的です。外合に近い時だけ見ることが出来る姿です。水星は相変わらずで、20日が東方最大離角を前に、よく見えています。半月よりも少し欠けた感じです。

 太陽は、昨日と同じようですが、微妙に変化しています。表面に見えるプロミネンス(ダークフィラメント)は、形状がかなり変化していますが、健在です。

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7月16日の太陽

2011-07-17 02:34:33 | 

 連日猛暑です。7月16日は、素晴らしい青空でした。昼間の観望会で、金星と水星を見ました。金星は、だいぶ太陽に近づきました。あと1ヶ月で外合で、観望もそろそろ危険レベルです。水星は、20日が東方最大離角でよく見えています。半月よりも少し欠けた感じに見えています。夜間の観望会でも、早く来た人は見ることが出来ました。

 太陽は、周囲に出ていたプロミネンスの数が減っています。表面見えるプロミネンス(ダークフィラメント)は、形状がかなり変化し、両端ははっきりしていますが、中央付近がは消滅しそうです。

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7月15日 本日の太陽

2011-07-15 17:31:48 | 

 連日猛暑ですね。望遠鏡のドーム内は、冷房なしで猛烈に暑いです。覗く位置が高いので、脚立の乗って撮影していますが、全身びしょ濡れです。シャワーを浴びた様になります。あご、肘からは汗が雫になって床に落ちていきます。仲間には、1時間たっても降りてこなかったら、様子を見に来てくれる様に頼んであります。

 そんな過酷な中で、撮影していますが、好きなので苦にはなりません。今日の太陽は、昨日と同じような感じです。自転の分だけ異動しています。消えたプロミネンスもありますが、表面に見えるプロミネンスは形状を変化させながらも、見えています。黒点もサイズに大きな変化はありません。

 本日の太陽画像!中央付近にある太陽面のプロミネンスは、形状が変化していますが、昨日から引き続き見えているものです。この画像ではわかりませんが、中央付近に磁力線による構造らしきものが見えていますので、明日には黒点が確認できる様になるかも知れません。

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