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op's weblog

文字通りのログ。経験したことや考えたことの断片のアーカイブ。

MOTTAINAI - 消されかけている良作 -

2009年11月18日 23時26分36秒 | Weblog
スカパーの開放デーで見かけるたび、このドラマを見るためだけにでもFOX CRIMEを契約しようかと思っていたBURN NOTICE。WOWOWでは「~消されたスパイ」という副題がついているのだが、フジテレビで「24」を観ている途中に流されたビデオ版のCMでは「バーン・ノーティス 元スパイの逆襲」などという恐ろしくセンスのないタイトルが…しかもこのCM自体、ドラマのいいところを全く訴求していないひどい出来なのだ。ドラマ自体のオープニングがちゃんとできているので(まだシーズン1しか観ていないが)、ほぼそのまま転用するだけで済むはずなのに。

CSIマイアミとはまた違って、“油っこくない”リゾート地マイアミの様子、主人公の飄々とした風情ながらも強い意志とプロフェッショナルとしての腕の確かさ、美しく凶暴なガールフレンドを始めとする個性的な登場人物達等々、設定も描写も的確であり、(作品としての品質を、「プリズン・ブレイク」などとは違い、視聴者側が心配することなく)安心して楽しむことができる良作である。しかも基本的に一話完結型で、途中から見始めても混乱する心配はない。

それにしても、「24」以降かどうかわからないが、米国のドラマにおける特殊部隊や諜報機関関連の行動や技術の描写がどんどん詳しくなってしまい、えらくハードルが上がってしまっている気がする。最終シーズンがWOWOWで放映中のザ・ユニット 米軍極秘部隊は若干パワーダウンしているものの、ここまでリアルになってしまうと、薄味のなんちゃってドラマに慣れきっている日本の視聴者はついてこれないレベルだろう。

ゲームの世界も似たような状況のようだが、CSIが実際の犯罪の偽装や隠蔽の参考にされたような事態が、多分もう起こっているんだろうな…


BURN NOTICEの方はそんな暗いこと考えずに楽しめる作品です。

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