op's weblog

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今日のひとこと: #AI がらみでこれから何が起こるのか(1)

2023年05月03日 22時20分36秒 | Weblog
AIがもたらす脅威浮き彫り、教育関連株が急落-投資家は負け組意識

これについては記事の最後のDavy Groupのコメントが(ほぼ)正しい。このままいけば、(スーパーリッチの家に生まれない限り)若者は「一握りの本当にできる奴」を目指すしかなくなるからです。単純に言って、世界の富の偏在は更に加速、極端化する。

機械が多くの業務を「直接」こなすようになってくると、多くの組織において「確実に存在が保証」されるのは、資本家(/オーナー)と、機械の仕事を戦略立案のレベルからダブルチェックして「仕事の品質」を維持できる「優秀な上級管理職」だけになってしまう。勿論「組織の歯車としてほどほどにうまくやって生きてゆくつもりの人材」など多くの場合不要になる。若さだけを切り売りする、単価の安い(もしくは寿命を縮める)仕事の奪い合いに加わるしかなくなるでしょう。

だから最初から「プレイングマネージャー」、いや「一人会社」を念頭に置いた学習プランをたて、学んでゆくしかない。そして決定的な違いをつくるのは(勿論)「幅も奥行きもある教養」です。

こう書いてしまうと単なるディストピア予想に思えてしまいますが、実際には物事には再帰性(ここではジョージ・ソロス氏の言う「reflexivity」)というものがあります。つまり、(使い捨ての兵隊育成を目的とする)伝統的な教育システムから脱して、自分の頭でしっかり考える「個人」が増えざるをえなくれば、馬鹿げた政治体制や社会構造が看過される確率も下がってゆくということです。「馬鹿げた政治体制や社会構造」はそんな「個人」が増えるのを防ごうとするでしょうが、それは自分の畑に毒を撒くようなものです。より自由で動的な社会が生き残ります。

結局いつの時も大事なのは「今」に負けない「勇気と知恵」、ということだと僕は思います。




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