op's weblog

文字通りのログ。経験したことや考えたことの断片のアーカイブ。

131212テニスメモ

2013年12月12日 21時39分04秒 | Weblog
グロメットが一時的に在庫切れのため、米国のTenniswarehouseに発注したプロスタッフ・ミッドはまだしばらく届かない。で、今日は張替えをさぼった手持ちのプロスタッフとBLX tour 90を交互に使った。試しにBLXの重さをプロスタッフに合わせて355g前後にしてみたが、それでもフレームの特性が違うのでどちらも微妙に感覚がズレる。プロスタッフについてはストリングの劣化がストロークの方により影響する感じだが、シンプルに打つボレーはきっちりいい弾道の球が打てる。サービスも無意識にBLXのように緩めに持ってしまうとタイミングがズレる現象が起きるが、しっかり振れれば精度、伸びともやはりいい。今の僕の筋力では持ち方、力の入れ具合をまだ気をつける必要があるようだ。また、身体への影響については、どうもサービスの時の遠心力で肩の関節が引っ張られることで痛めやすい気がする。いままではどちらかというと軽量なフレーム重量300g程度のラケットを試したときこの症状が現れていたのだが、重量級のラケットでもスイングスピードを上げられるようになったことで肩への負荷が大きくなったようだ。まあ今のプレイ頻度であれば肩が壊れないうちに適応できると思う。

練習のフォーカスは極力脱力してスムーズに大きなストライドで動き続けることだったが、力を抜いていい箇所やタイミングがまだ身についていないので、長いボールを打つとき等でショットの品質がまだ低い。ただ、スムーズに移動することに集中するとボールに早く追いつけるので打つ前にしっかりタメがつくれる余裕ができやすい。ヒッティング相手のコーチに「今日はショットの選択が読めず反応が遅れたことが何回かあった。」と言われたのでこのタメが効いたのかと思ったが、どうもそう簡単な話ではないらしい。

コーチ曰く「ボールをヒットするためにしっかり構えて静止している間も、全身が静止しているのでなく、腰だけ(更に)ひねりが入っている。」つまり身体の各部位が全て同期をとって動いてはいないので、打つタイミングやコースを見極めにくかったのだそうだ。

この話を聞いて思い出したのは古武術研究家の甲野善記氏の著作で、甲野氏と組み合った相手は、氏の身体の各部位がバラバラに動いて結果的に?力を伝えてくるため、相手は受け止め方がわからず崩されてしまうという話だ。人間は相手の動きの順番や方向、そのタイミングを無意識に予測して(期待して?)対応しようとするのだろう。そういえば以前、ラリーをしていて自分のショットがアウトしたと勘違いして、返ってきた球を打つ直前に一挙に脱力して何の気なしに打ち返したらどうということのないボールを相手が呆然と見送ってノータッチエースにになったことがあった。こういうのも「相手の時間を奪う→相対的な速度を得る」一つの方法なのかもしれない。「気配を消して」常にいい球が打てるようになりたいものだ。


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