「認知世界の物質世界への侵食・融合・重ね合わせを描いた作品」といえば、アニメの『Re:CREATORS』もそうでした。アメコミのフランチャイズ映画みたいにキャラクターが多いのですが、良質な正統派のSF作品です。しっかり描くべきことを描いて、ダラダラ続かない、しっかり終わったところもいい。音楽も澤野弘之氏が「ぴったりはまった」仕事をしています。オタクの痛い所を突いたストーリーなので、作品の出来など関係ない所で嫌われて(憎まれて?)、あのパッケージから当然期待された盛り上がりは得られなかったようですが。まあ近年アニメで大きな話題になっているのは、僕が「なぐさめ系」と呼んでいる、(建前はどうあれ)パターン化されて、自意識をささやかに満足させるか、怨念を内に向かって爆発させるようなものばかりのようなので、アニメや(より動的なコンテンツである)ゲームの主流はどんどん生成AI製のものに取って代わられてゆくのでしょうね。
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