おはようございます。神奈川県横浜市にある株式会社コア建築設計工房の伊部です。
今年新たに用途地域に『田園住居地域』が加わりました。
「田園住居地域は、農業の利便の増進を図りつつ、これと調和した低層住宅に係る良好な住居の環境を保護する用途地域とするものとすること」とされています。
その背景には、生産緑地法の改正が関係しています。
生産緑地の建築制限解除を2022年に控え、農地が宅地に転用され、乱開発されることが懸念されています。
国としては、都市部の農地は身近に自然を感じられるし、防災の面からも重要なものと位置付けておりその保全のため、
生産緑地法を改正し、生産緑地内で直売所、農家レストラン等の設置を可能にして、新たに『田園住居地域』を制定したのです。
生産緑地は、税制の面からは優遇されていますが、農地として管理していくには負担も多く、
後継者不足も大きな問題です。
今後生産緑地は、減少していくのでしょうが、少しでもその進行を緩やかにするための政策だと思います。
▲野菜直売所
カフェやレストランも建築可能です。
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