ここ5、6年毎年のように入院しお世話になる岐阜県総合医療センター病院に改善してほしい面もあります。
・その一つがベッドサイドモニターです。テレビと兼用になっていて枕頭台の上に載っています。使用料は1日400円。
・このモニターはWindows XPのシステムも1台毎に備えていて、診療情報として、患者自身の診療計画(クリニカルパス)や検査結果を確認できます。院内施設の案内、各種案内なども表示されますが印刷物と重複した内容で意味がありません。ネット接続も可能ですが元で切ってあります。
・「パソコンの主電源をONにする」には枕頭台の横の穴に箸やボールペンを差し込んで、ONにする必要があります。ONし放しだと枕元に吹き付ける風と冷却ファンの音がうるさいので、通常はOFFにしてあります。案内パンフに電源ONの説明がないので、誰でも簡単に操作できません。
・説明できないナースや、分らないままで退院される患者が結構いると言いました。
・テレビ兼用の画面はボケボケの鮮明度の悪い画面です。「帯に短し、たすきに長し」無用の長物、理念先行、実体は追いつかずといったところでしょうか
・各種案内は5,6年前と全く変わっていない。老人や病人がこのシステムでリストバンドを器械にかざし、バーコードを読み取り、その度にパスワードを投入して、食事の献立を見たり、選んだりするなんてとてもできないでしょう。
・ベッドモニターの枕頭台は食卓や、冷蔵庫を兼ねています。この木製椅子がまた重く動かすのが大変、ガタガタ音も大きい、清掃の時など、立派過ぎて良くないのです。
わたしは唯一、血液検査の結果をモニターで見ました。手術日翌朝なので白血球が異常値を示していました。せっかくなので意地になってナース、補助医、主治医に別々の場で、異常値の意味を問いました。
リストバンドのバーコードは本人確認のためです。採血以外は利用されませんでした。岐大病院は給食も原則食堂・休憩室で取り、リストバンドをかざし給食の支給を受けるなど、バーコード管理は徹底していました。
退院前夜の夕食後、ナースセンターの方で長い間、怒鳴りあう大声がしました。気になって、廊下にいたナースに聞くと「何でもありません」と言う。
そのうちまた怒鳴り合い、何と隣の大部屋の患者同士でした。怒鳴った中年男が出てきたので、
「何か揉め事があったの」
「相部屋の患者が、私がテレビのイヤホーンを持っていないので、音を最低の1で聞いてるのにうるさいと怒鳴るので、あんたは固すぎるって怒鳴ってしまった。音量を最低にしてるのよ、イヤホーン持ってないのは悪いけど」
「ああ、そうなの。大部屋はいろんな人が居ますからね」
同情した振りをして別れ、廊下に居た私の担当ナースにそう言ったら
「少し困るのです」 と眉をひそめました。
”暴言を吐く人は強制退院させます”と掲示板に貼り紙してあります。岐大病院へ入院した際の同室の患者さんは
「大垣市民病院の病棟管理はしっかりしている。大部屋で患者同士が長々と話し込んでも摘み出される」 と話されました。