32年間観戦を続けてきた岐阜オープンクラッシックの最終日を観てきました。土、日の2日間競技で晴天に恵まれました。
優勝はベテラン谷口徹でした。11アンダーで1打差の準優勝はこれもベテラン藤田寛之でした。
昨日の予選結果を見てさすがだ彼らが来たと、今朝は早く家を出ていつものコンビニでお握り1個とレギュラーコーヒー1カップを求め会場へ。駐車場からシャトルバスで会場へつくと、折よく最終組の谷口選手が練習場へやってきた。彼の肩慣らしの30球ほどの練習ショットを見ました。ここのコースの練習場は貧弱で30ヤードほどの鳥かごしかありません。
谷口は打席を左斜めに構えて、ショートアイアンから最後はFWのクラブで仕上げました。体のキレが違います。
そこからパット練習場とスタートホール近くへ移動し、パット練習も見ました。
彼は頑固にオデッセイ・ホワイトホット#5のかまぼこ型を使っていて浮気していませんでした。同伴者はここがホームコースの桑原克典選手と、今回初参加の谷原秀人選手です。桑原選手も同じようなかまぼこ型で同機種のように見えました。
私も同じパターを持っているので谷口の構えを終日観察しましたが、約10センチ程度ハンドファーストに構えていました。
OUT、INともコースをショートカットして先回りしながらほぼ18ホールをついて回った。桑原はシード落ちしているがスイングの華麗さと飛距離は谷口と変わりません。谷原は一軸打法のフェードでパットの名手です。
最終ホールで藤田選手と並んで10アンダーになった。谷口のセカンドショットが登り傾斜グリーンの、ピンまで20ヤードほど手前、絶好の位置につけて2パットのバーディで藤田を振り切った。
優勝コメントでは例のビックマウスが炸裂「18番のボードを見ないつもりだったが目に入った。やはり嫌な奴がきてるなと。最近ちょこちょこ彼に負けている。スコアボードを見たので2パットした」
表彰式スピーチでは「このコースは長くはないが風が読みにくい、フォローかと思うとアゲンストだったりして、ショートアイアンの距離感が難しい。47歳になったがマスターズに出ない年は、レディ(Getting ready)の頃から必ず参加している。今日のOUTはグリーンが早く、途中でようやくタッチが合ってきた。OUTは苦手ではないがスコアが伸びない。得意なINで予定どおり伸ばすことができた。この大会で優勝するとなぜかシード落ちするジンクスがあるが、私と藤田選手は別格だ。資格を失っても招待してほしい」と、主催者を喜ばせた。彼は2位が2度ある初優勝だった。
ベストアマは福井工大福井高2年生の岡崎錬君だった。昨年彼のショットの真後ろで見ていたのを、岐阜新聞に撮られ私の姿が新聞に載った。