たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

各務原市の土地不正取得疑惑 その2

2015年04月20日 | その他

“不良債権となった城山
  今度は周辺の土地を調停にかける
各務原市は平成14年12月に犬山ツインブリッジ手前にある「城山」を1億円で購入しました。しかしこの山へ通じる道が無く、近づくことも登ることもできません。
 当時、日本共産党市議団は、周辺土地所有者が境界をめぐって裁判中であることや、高額の根抵当がついているなど、市民が利用できない状況にあることから、城山購入に反対しました。
あれから10年(現12年)、問題は何一つ進展していません。
 ところが、新市長は就任早々城山周辺の土地を調停にかけて、購入するという議案を提出しました。相手が買ってくれとも、何か言ってきたわけではないのに、市の方から調停にかけるという、公共団体として異常な手段をとってまでなぜ購入しなけらればならないのか、と日本共産党議員は質問した。
 日本共産党市議団は土地、建物の所有者の登記簿を取り寄せて調べたが、どの土地にも抵当権や賃借権が設定されています。権利者が登記されていない会社もあります。
 市はこの調停でどう提案するのか、また調停で土地代が引き上げられる場合、どこまでなら応じるのか、など質問しました。
 また、城山購入には現浅野市長も当時議員として賛成しました。そもそもこんな不良債権を買ってしまったことからこんな問題を抱えてしまったが、その責任をどう考えるのかただしました。
 市は相手方と調停の場において話し合うと答えるだけでした。浅野市長の責任については議会が承認したものと答えただけでした。
 日本共産党市議団はこの議案に何も分からないままで白紙委任はできないと反対しましたが、賛成多数で可決されました。“(新聞折り込み 2013,7月発行 日本共産党各務原市議団ニュースから)

わが市は、どうして何度も土地の不正取得疑惑問題を起こすのか、市民はやり切れない思いです。


各務原市の土地不正取得訴訟

2015年04月20日 | その他

”各務原・土地取得問題訴訟
 各務原市の土地取得を巡り市民グループが土地購入費1億円の返還を求めた住民訴訟で、最高裁第2小法廷(山本康幸裁判長)は10日付で原告の上告を却下した。13日に市が明らかにした。
問題の土地は同市須衛天狗平の民有地9311平方メートルで市は、①福祉の里の屋外運動場を作る②緑地---の二つの整備事業を目的とし、2005年に議会の議決を得ずに1億円で購入した。
 14年の控訴審判決で名古屋高裁は「議会の承認が必要であった」として手続き上の瑕疵を違法としたが、その他は市の主張を全面的に認めて控訴を棄却していた。
 市は5月に臨時会を開き、土地取得に関する追認議案を提出し、議会の議決を求めて全面解決を図る方針。”(以上 4月14日毎日新聞から)

この土地は各務原カントリークラブの入口で、福祉施設と市道を挟んで隣接する土地で、元自動車解体工場跡地であり、約2821坪、坪単価35,440円余にあたります。身体障碍者や知的障碍者が交通頻繁な2車線道路を横断する運動場は適切なのか、とも指摘されている。

市民グループの折り込み広告では
”「天狗平土地不正取得疑惑の問題点とは」---イノシシの運動場はいらない
市道各5号線を挟んで「福祉の里」の反対側に当たる自動車解体工場の跡地(天狗平)を市が購入した経緯には多くの問題点が明らかになり市民有志が各務原市を相手取り裁判が行なわれています。
その問題点は
1、市がこの土地の取得に当たり国から助成が受けられる土地開発公社の資金ではなく、緊急な事業を行う時に使用できる土地開発基金(国の助成が受けられない)で購入しているが、実際には事業目的からクルクル変わる一方、事業は8年(現10年経過)経っても未だに着工されない。緊急性のない事業に不要な土地を購入した疑いがある。
2、不動産鑑定士に土地価格を鑑定させる際、市側から価格設定を指示した疑いがある。
3、この土地は自動車解体工場跡地で土壌汚染がありながら土地評価額にその点が反映さず高額な評価額となっている。しかも、天狗平取得地の固定資産税評価額は2,570円/㎡であるが、鑑定評価額は4倍の11,200円/㎡と異常な高価格で購入している。
4、このような土地取得の際に行う税務署との事前協議で、今回、市は「1事業」として申請しながら、実際には議会にかけなくてよいよう意図的にきれいに半分に分けて「2事業」にしている。
◎地方自治法及び市の条例で.1件の土地が3,000万円以上、5,000㎡以上の土地購入には議会の承認を得なければならないと書いてあります。
ちなみに天狗平の土地は9,300㎡”

わが市は平成14年にも犬山ツインブッリッジ手前にある「城山」を景観保存の目的で1億円で買いましたが、この山へ登る道もなく、近づくこともできない岩山で問題は残されたままです。
そこへ今度はわずか41年しか経っていない市庁舎を100億円もかけて建替えの方針を公表しました。
市民はタバコを市外で買って抵抗するくらいしか抗議手段はありません。やりきれません。