“不良債権となった城山
今度は周辺の土地を調停にかける
各務原市は平成14年12月に犬山ツインブリッジ手前にある「城山」を1億円で購入しました。しかしこの山へ通じる道が無く、近づくことも登ることもできません。
当時、日本共産党市議団は、周辺土地所有者が境界をめぐって裁判中であることや、高額の根抵当がついているなど、市民が利用できない状況にあることから、城山購入に反対しました。
あれから10年(現12年)、問題は何一つ進展していません。
ところが、新市長は就任早々城山周辺の土地を調停にかけて、購入するという議案を提出しました。相手が買ってくれとも、何か言ってきたわけではないのに、市の方から調停にかけるという、公共団体として異常な手段をとってまでなぜ購入しなけらればならないのか、と日本共産党議員は質問した。
日本共産党市議団は土地、建物の所有者の登記簿を取り寄せて調べたが、どの土地にも抵当権や賃借権が設定されています。権利者が登記されていない会社もあります。
市はこの調停でどう提案するのか、また調停で土地代が引き上げられる場合、どこまでなら応じるのか、など質問しました。
また、城山購入には現浅野市長も当時議員として賛成しました。そもそもこんな不良債権を買ってしまったことからこんな問題を抱えてしまったが、その責任をどう考えるのかただしました。
市は相手方と調停の場において話し合うと答えるだけでした。浅野市長の責任については議会が承認したものと答えただけでした。
日本共産党市議団はこの議案に何も分からないままで白紙委任はできないと反対しましたが、賛成多数で可決されました。“(新聞折り込み 2013,7月発行 日本共産党各務原市議団ニュースから)
わが市は、どうして何度も土地の不正取得疑惑問題を起こすのか、市民はやり切れない思いです。