三列目真ん中
近くで観るのも良いですな
ちょっと引いて
全体を見るっていうのが
どちらかっていうと好みだけど
靴がきゅっと鳴ったり
階段の手すりがきしむ音が聞こえたり
マイクを通した音も聞こえるけど
生の音も聞こえるんだ
これはかなり素晴らしい
台詞の後のため息まで聞こえたり
表情が繊細で
かなり入り込めました
ポスターが暗かったし
ロシア文学だし
だってさ
喜劇と書かれている
「かもめ」
が
あまり笑えない
自殺で終わる話だった
そんな感じで
暗いんじゃないか
と
思っていたが
笑いの部分もたっぷり
キャラがひとりひとり存在感があって
それを演じる役者たちも力量があって
魅力的だったな
バランスの良い
面白い舞台だった
楽しかったよ
ま
雪を降らせるときの機械音
舞台の回転の音
合図音
全部全部聞こえて
それはそれで気になったし
何より
お隣の女性が
入り込み過ぎて
涙を流しながら
鼻をすすりながら
涙をぬぐいながら
鼻をかみながら
観ていて
気になった
彼女を見たくて。。。