
『かたみ歌』
朱川 湊人
昭和が良い・・・とか
昭和が懐かしい・・・
みたいな
ノスタルジーはないんだが
そういえば
こういう商店街があり
こういうことがありそうな・・・
と
思えるくらいの世界で
生活していたかな
不思議が多い
あいまいなものはそっとしたまま
何となく信じている根拠のない迷信
はっきりさせなくても良い
気にしない
高度成長なんて言いつつ
案外おおらか
意外とのんびり
結構自由だったのかもな~
と
思う
そして
情の力は
人を強くしたり
馬鹿なことをさせたり
伝わったり
届いたり
悲しみを与えたり
いろいろだけれど
それが生命
それが癒し
ま
小説より奇なる現実
小説よりドラマな日常
そんなここ一か月
悲しい中にも希望が見え
寂しい中にもふれあいがある
癒される一冊だった
被災した方々にも
きっと
それぞれに
いつか語れる「かたみ歌」があるだろう
などと
思った。。。