某ちゃんノート

わざわざ電話するほどじゃないしなぁ・・・
メールすることもないよなぁ・・・
でもちょっと思った、ふと思ったこと

神去なあなあ日常

2013-03-20 | 読書メモ
「神去なあなあ日常」
 かむさり

    三浦しをん

山の時間は百年単位で流れる・・・



その言葉に魅かれて
購入
人の時間は短い
特に東京の時間は速い
遅れる~
早く行かなければ~
誰かより先に行かないと~
間に合わない~
足りない~

いつも急かされるような気分で生活しているからな
雪の重みで倒れたりする若木は
歪に成長してしまい
売り物にならないから
雪起こしをしてやる
けれど
夜中にやきもきしたところで
どうにもならない
折れてしまう木もあるし
だめになる木もある
それも受け入れなければならない
全てが思う通りにはならない
自分が死んだ後
100年後
200年後
見ることはない未来を
力まずに見る
そんな感覚
自分の今の日常には
ないな~
って
思う
神隠しや神おろしっていうのも
そういうもんだ
そこにあるもんだ
っていう感じで

山の生き物は、山のもの
山での出来事は、神様の領域
お邪魔しているだけの人間は、余計なことには首をつっこまない

というわけだ
成功も失敗も
生も死も
山の中では
そういうもんだ
そこにあるもんだ
ただ
受け入れることだ
そうやって見ると
受け入れること
なあなあと
ゆっくりと
それはとても強く
心構えというか覚悟のある生き方かな

思った
面白いねぇ
そういうのも。。。