久しぶりに読書なり
せっかくリーディンググラス
ま
老眼鏡さな
を作ったわけなのに
缶詰や調味料の材料やインスタント食品の作り方
小さい文字を読むくらいにしか使ってないのもな。。。
と
反省したわで
その気になって購入した本をひとつ読みましたぜ!
『アマンダの恋のお料理ノート』
アマンダ・ヘッサー 著
渡辺葉 訳
フードライター
食の専門家、アマンダが
食に関わる出来事で
食を通しての人間関係を見つめて
好きなこと
嫌いなこと
感じたこと
思うところを書き留めた日記
エッセイなのだ
ま
食通にありがちな
独身貴族にありがちな
こだわりの強さ
自分の価値観で築き上げられた世界
最初
鼻につくのだけど
アマンダは繊細なだけじゃなくて
とても心豊かだ
恋人との出会いや
彼との価値観の違い
友人たちとの交流
親族関係
ひとつひとつに
戸惑ったり
感情的になったり
気付きがあったり
寄り添ったり
一緒に食事することで分かること
作る人の在り方を感じ取り
喜びを得たり
分かち合ったり
本当に自分が望むことに気付いたり
成長というか
すてきな女性になっていくのだ
食べたい&作ってみたいレシピも載っている!
だけど
レシピはあくまでもヒント
ガイド
で
たとえその通りに美味しく作れても
自分らしさは欠ける
自分の味にはなっていない
何度も試行錯誤して深めていくうちに
自分と自分の身近な人たちの口に合うように
味が深まっていくわけで
そこには作る人の感覚や好み
美学というか生き方
物事に対しての向き合い方
その人の個性
自己表現が色濃くなってくる
その人の定番
それは
そういうものが詰まっているんだ
そういえば
お料理の先生
料理研究家が
同じようなことを言ってたなあ〜
レシピを開発して
美味しいものを作れても
何度も作ることはなくて
深めていけないって
一番深めていけるのはおせち料理だって
そんな定番でおもてなしすることが
人との絆を強くしていく
本のタイトルからは想像していなかったなり
やはり
食いしん坊は素敵だ!
翻訳の渡辺葉の『樹のあるところに、住みたくなったから...』
以前読んだなあ
思いや気持ちのように
ふわふわしていて
すぐに消えてしまうような
捉えにくい
掴みにくいものを表現するのが上手いな
と思う
その分
タイトルの付け方にも
良さ
らしさを
発揮してほしいな
と
思ってしまった。。。