某ちゃんノート

わざわざ電話するほどじゃないしなぁ・・・
メールすることもないよなぁ・・・
でもちょっと思った、ふと思ったこと

故郷と年老いた母と私 #3

2017-10-03 | その他
母のホームを訪ねたら
ランチに行ってるというので
部屋で待ってたら
車椅子に乗せられて戻って来はりました
名古屋に行って
同級生に会う予定は
すぐに思い出したけど
腰が痛くて動けない
名古屋に行っている場合やない

徒労に終わっても良いと覚悟してたつもりでも
心が折れそうでしたわ
前日の夜23:59までキャンセル無料の
残り一部屋の名古屋のホテルを
友達が用意してくれて
そう
同級生の彼女の母が
うちの母の同級生
子ども同士で計画したわけだ
在来線はドアが開いている時間が短いし
指定席はない
乗り換えや駅等の交通も良くないし
高齢同士
その日に調子がいいかどうかも
風がふくまま
気が向くまま
約束してもドタキャンかも知れないし
それでも
ごめんなで終われる間柄
なので
地元ではなく
わざわざ名古屋
小さな駅の新幹線ひかりは停車時間が長い
ゆっくり乗り降りできる
ホテルは14時からチェックインでき
翌日12時までは滞在できる
疲れたら横になれる
食事もホテル内でできるし
周囲に何でもある
ギリギリ23:59まで待ち
行けそうだと
決行することにしたのに
行きたい
行けない
行きたくない
やっぱり行きたい
でもやめるを
3時間繰り返した
その間に心折れそうだった
怒りやイライラや悲しみをぶつけてしまいそうだった
徒労に終わっても良しとする覚悟をしたはずなのに
そんなとき
たまたまメッセージをくれた友達に愚痴った
友達は応援してくれて
ダメならダメで
一緒にご飯食べようと言ってくれて
その優しさに
冷静さを取り戻した
行っても行かなくても良いよ

思い出話をしているうちに
急に
もう行こか
になり
気が付いたら新幹線に乗ってましたわ
初めての付き添い
新幹線の乗車券を買うにも
トイレに行きやすいよう
トイレに近く+ドアに近いところを指定したら
ホームのエレベーターにも近いところを係の人が取ってくれた
足腰がしっかりしないので
手押し車を持って行ったが
車内で置き場所に困ってたら
観光中の外国人が
どうぞどうぞと自分たちのスペースに置いてくれた
雨も降らなかった
そして
電車のタイミングもピッタリ
時間に焦らず
時間の無駄もなく
余裕を持って過ごせました
同級生にも会えました
名古屋名物もいただきました
まいろいろあります
初めての場所
ホテルのトイレの扉は鏡張りで
反対側が映るわけで
分かるように
扉を開いたまま
電気をつけておいたけれども
何回めかのトイレの際
電気を消して
扉を閉めてしまって
朝一
トイレがないって
パニクってたけどさ
楽しい楽しいと言うてくれてました
大成功やね



自分で選んだお弁当
いつもは食が細いに
ほとんど全部食べました
母がニコニコしてくれるって
本当に嬉しい
親孝行というより
自分の喜びでしたな
満足でしたな
嫌なこと
わだかまり
恨み
何でも吹っ飛びますわ
関わった人たち
応援してくれた人たち
みんなに感謝
こんな気持ちにしてくれて
ありがとうなのでした
最寄駅に帰り着いた時には
ホッとしたのか
貴重品以外が入ったボストンバッグを棚に置き忘れてしまった。。。
すぐに見つかり
宅急便で丁寧に送っていただいた
終わってみたら
とても良い旅であったなり

故郷と年老いた母と私 #2

2017-10-03 | その他
久しぶりに行った母のホーム
以前は泊まったが
今回はホテルに泊まることにした
軽い方だとはいえ
認知症の母
いつもと同じように生活する方が良い
興奮すると訳が分からなくなる
こっちもイライラするし
それがもっと母をオロオロさせてしまう
この3年で
ようやくそんな母との接し方が分かってきたような気がする
そして
いつのことだったか
時間軸はないながら
あった出来事は覚えている
父が亡くなり
骨折して動けなくなった頃よりは
随分落ち着いたように思える
そんなわけで
夜は一人好きなものを食べる
せっかくの地元なのに
美味しいとはいえ老人食はつまらない
それに
ホームにビール買って行き
酔っ払う勇気はないやん!



ときめき横丁やて!
駅前が再開発された



そこへ
昔からある店が戻って来ているのだ



地元の味‼️
などと言うてたくせに



北海道の牡蠣と牡蠣味噌キャベツを頼んでしまった。。。
なので
タコとわかめの酢の物を追加



ほろ酔いで
すぐに眠った
明日がある
ぐっすりだ
幸せであったなり
そして
朝は早く目が覚めたので
昔からよく食べていたパン屋へ



イートインなんてできるようになっていた



朝食としていただき
懐かしの地を散歩だ



潮の匂いと波の音
これが当たり前だったなあ



サギとカラスが会話中



そうだ
この辺りに亡くなった父が中学の同級生と共に植樹した松があったな

思い出して探した
ずいぶん大きくなっていたなあ
報告するか

墓参り
長男の家の近くだ

東京から行った者には遠い
ここから徒歩25分
私鉄に乗って一駅+徒歩12分
という不便さ
とりあえずチェックアウトして
お供えを買い
タクシーだ
お参りしている間待ってもらい駅まで戻る
母と共にお出かけする予定なのに
疲れてしまった。。。



また
ときめき横丁へ行き
明石焼きを食べた
ソウルフードだ
元気を取り戻し
母のいるホームへ
これもまた
東京からの者には不便なところなのだ
各停しか止まらない駅
そして
なかなか来ない
着いたら
タクシー
時間がかかる
さて
母は覚えているのであろうか
名古屋へお友達に会いに行くこと。。。

故郷と年老いた母と私 #1

2017-10-03 | その他
3年ぶりであろうか。。。
故郷に行ってきた
母が度々「寂しい」と
泣きながら電話してくるので

何とかするか〜とな
計画を立てた
とはいえ
認知症が入っている母は
言ったことも
決めたことも
すぐ忘れる
そのせいか気分屋に見える
ドタキャンの常習者
今までも一生懸命準備しても徒労に終わるばかり
ただ
年齢も年齢だし
今年は少ししっかりして来ているようでもあるし
本人の意思で出かけるのも最後か
限界か
なら、
徒労に終わっても良い
そう腹をくくり
ホームのスタッフ、看護師の方と電話で連絡を取り
決めた

出かける朝から
めげる事が多かった
新幹線に乗ろうとしたら
日にちが過ぎていると言うのさ
前日に「明日乗る」と購入した特急券
若い女の子駅員がメモを取って取り次いでくれ
手早く購入したわけだが
しっかり確認できてなかった。。。
その日の日付なのだ
乗車券は往復なので10日間有効だから
東京駅までは行けてしまった。。。
びっくらこいた!
ひどい!
自分が甘かったの訳で情けない
こんなので上手くいくんかい‼︎
更に6000ほど払うのか。。。
と思うと
怒りというか
悲しさというか
めげてしまう

何とか立てなおし
1時間遅れでひかりに乗った
乗り換えの元気もなくてさ〜
そして
やっとのことで到着
家を出てから5時間であった











母の部屋から見える180度のオーシャンビュー
癒された〜
東京駅でめげた気持ちも復活する











瀬戸内の海は穏やかで
とても静かなさざ波と
海岸の草むらのコウロギの鳴き声だけが繰り返される
静かな夕暮れ
ああ、そうだった
これが自分が育った町だった
毎日見ていた海だった
ホッとする
これだけでも行っただけのことはある

思ってしまった。。。