某ちゃんノート

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でもちょっと思った、ふと思ったこと

告白

2013-04-11 | 読書メモ
「告白」
湊 かなえ

「往復書簡」を読んで
ドラマ「高校入試」を見て
「夜行観覧車」も見て
勇気が出たっつうか
やっと読みました
「告白」



子供の残酷さとか
人間の悪意とか
えぐい狡さ
救いがたい魂
若者の絶望
どんなにリアルでも
そういうのには触れたくないな~

思ってしまうのだ

湊かなえの描く人々は
どこか魅力があるように思えてしまう
残忍な殺人鬼が存在するわけじゃない
一人一人の話を聞いていると
それぞれに言い分があって
味方になってしまうというか
信じてしまうというか
思い入れしてしまう
不思議なんだ
立場が違うと別のものに見える・・・
というものではなくて
一人一人が
どこか
自分に都合よく話をする
嘘とは言わなくても
言い訳がましかったり
屁理屈だったり
自分を美化したり
ちょっと自分だけは違うんだと
ポーズをとる
逃げる
そして
安心する
そんなことは日常茶飯なんだと思う
それが怖いのではなくて
そのちょっとしたアレンジで
誰も本当が分からなくなっている
正しいつもりが
いつの間にか
異様な興味に変わり
冷たい興奮に変わり
自分の間違いに気が付かない
そして
誰も本当を言っていない
それに気が付くと
す~っと寒くなる
凄いな
って
思う。。。



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