元航空幕僚長の田母神俊雄さんの「日本核武装論」を読みました。
サルでもわかるということで、どんなんかなぁ~と思って読んでみましたが、
この本に書いてある一文一文が印象的で、いろいろなことを感じさせていただきました。
武器を持つこと(必要な兵器を装備するまで)を「抑止」といい、その武器を実際に運用するのを「対処」というんですね。
この「抑止力」を高めるということが大事なわけですね。私は、武器は使わなければただの物だといいましたが、
そうではなく、その存在自体が大きな力を発揮するんですね。
この本を読んでいて、いろんな文字が目につきました。国をまもるの「まもる」は「護る」なんだなとか、
あと、「覇権大国」なんてあって、「覇権」とはどういう意味だろうと思い、辞書を引いてみました。
覇権・・・覇者の権力。勝者の権力。
。。。なるほどですね。「権」はこないだみてみたんですけど、この「覇」にはどんな意味があるのだろと思い、またまた漢和辞典を引いてみました。
覇・・・(一)月の、光を発しない黒い部分(二)1、はたがしら。諸侯の長。特に武力によって天下を治める者をいう。王の対。覇者。2、かしら。長。3、川の名。覇水。渭水の支流。
(解字)形声。霸が正字。月が意府、ハが音符で、また、白い意を表す。三か月の白い光の意で伯に通じてかしら・旗がしらの意に用いる。覇は欲字。
。。。なるほどですね。
「覇」を使った文字で「覇道」というのがあったんですよ。
覇道・・・覇者のみち。仁義を軽んじ、武力を重視するやり方。王道の対。
この「仁義を軽んじ」というところが気になりました。仁義。。。なんというか、「仁義なきたたかい」なんて映画があったりであんまりいい印象はないのですが、「仁義」とはいったいなんなんだろうと思いました。
仁義・・・(1)仁と義。孟子が得に仁義を併称して強調したので、また道徳の意にも用いる。(2)「国」江戸時代、侠客などの間に行われた親分・子分の道、および初対面の挨拶。
。。。なるほど。。。「仁義」は「仁」と「義」にわかれるんですね。
仁・・・①いつくしむ。したしむ。②いつくしみ。したしみ「仁愛」③あわれむ。④なさけ。おもいやり。あわれみ。⑤めぐみそだてる。めぐみ。⑥しのぶ(忍)⑦ひと。ひとの心。また、心の本体。⑧うるおい。⑨有徳の人。「仁者」⑩徳教。徳化。⑪諸徳の総称。⑫さね。果実の中心にある、芽となる部分。(解字)会意。人と二と合字。二人が親しみあう意で、引いて、いつくしむ・親しむ意にに用いる。一説に、人を音符とする形声文字という。
義・・・①よい(宜)よろしい。ただしい。ただしい道にかなっていること②のり。みち。人のふみ行うべき正しい道。正義。「仁義」③君臣あいだの道徳。五倫の一。「忠義」④人道のために尽くすこと。弱い者を助け、人の危急を救うこと。「義侠」⑤優れる。善行が人よりすぐれる。⑥わけ。むね。意味。「意義」⑦道理。⑧血族でない者が血族と同じような関係にあること。義理。「義兄弟」⑨かり(仮)。実物のかわり。「義足」
(解字)会意。我と羊の合字。羊は善美に意で、わが礼儀行動のよろしきにかなう意。引いて、正しい・みちの意に用いる。一説に、形声。羊(美しい意)が意府、我(ガ)(転音ギ)が音符で、また、舞のすがたを表わす。美しい舞のすがたの意という。
これを読んでいると、なんだか宗教的な印象を受けました。
ちなみに私の携帯で「仁義」を調べてみると、①儒教で、根本理念とされる仁と義。いつくしみの心と人としてふみ行うべき正義。②人として守るべき道徳。また、社会生活を送る上で欠かせない礼儀上のつとめ。義理。③博徒・香具師などの社会に特有の道徳。また、その仲間の間で行われる初対面の挨拶。
儒教ですか。。。私の携帯によると「儒教」・・・孔子の教えを中心にして成立した政治・道徳の思想と教説。儒学の教え。
。。。そうですか。「孔子」なんですね。名前くらいは聞いたことがあります。孔子については後日調べたいと思います。
あと、気になるのがあって、「仁」と「義」の意味をみていくと、どちらも「徳」という字がはいっているんですね。
この「徳」という字は以前から私のブログでも何度か使っていますが、改めてその文字の意味を調べてみました。
そしてまた気になる文字もあったんですよ。それは「覇者」。意味をみてみると、
覇者・・・①徳によらず、武力によって天下を治める者。②競技などで優勝した者。
とありました。この「徳によらず」の「徳」。気になります。
徳・・・①品性として先天的または後天的に身に得ているもの。特にその中の正しくよいもの。②品性を向上させるために修得すべきもの。道徳。③めぐみ。恩恵。④トクする。めぐむ。⑤トクとする。ありがたく思う。⑥行為。節操。⑦はたらき。能力。作用。⑧おしえ。教化。感化。⑨真理。⑩さいわい(福)⑪徳をつんだ人。君子。賢者。⑫よい。りっぱな。「徳音」⑬天子の言動に冠する語。⑭利益。=得。
(解字)形声。徳は、ギョウニンベン(進み行く意)が意府、(ク ト)が音符で、また、のぼる(陟 チョ ク)意を示す。原義はのぼり行くこと。道徳の徳の字は、悳(直と心との会意文字)。後に悳の字がすたれ徳が悳に代わって用いられた。徳は略字。
。。。そうなんですね。
「徳」という字は、もともと「悳」だったんですね。「道徳」は「道悳」だったんですね。
これは「真っ直ぐな心の道」という感じでしょうか。「直」にもいろんな意味があって、曲がっていない。ゆがんでいない。他にも正しくする。曲がっているものをのばす。まっすぐにするなどなど他にも意味がありました。
悳・・・品性として先天的または後天的に身に得ているもの。得に、その中の正しく良いもの。徳の本字。
。。。でも、なぜこの文字は使われなくなったのでしょうか。いつ頃なんだろうか。それってわかるものなのかな。
それにしても、田母神さんの「日本核武装論」で気になった「覇権」という文字から「悳」という文字にたどり着きました。
「覇」は、今の権力の意味は「武力」だと文字が語っているようでした。
というか、そういう価値観があるんじゃないかな。それって勘違いっぽくない?
でも私は武力を否定しているわけではありません。抑止力という力はあったほうがいいんじゃないかな。。。そう感じます。
「覇」という字には、「仁義」や「悳」という意味が入っていないわけですね。
「仁義」とは一言で言うと「愛」。「悳」は「修行」かな。「覇」は「武力」。
普通に考えると「仁義」や「悳」があって、その下に「覇」があるのではないだろうか。
これらの言葉を合わせて一つにした文字はないのだろうか。。。ありそうな気もする。
ムム~。。。ここ止まるはずがない。次に私の目の前に現れてくる文字はなんだろう。
サルでもわかるということで、どんなんかなぁ~と思って読んでみましたが、
この本に書いてある一文一文が印象的で、いろいろなことを感じさせていただきました。
サルでもわかる 日本核武装論 (家族で読める family book series 006) (家族で読めるfamily book series―たちまちわかる最新時事解説)田母神 俊雄飛鳥新社このアイテムの詳細を見る |
武器を持つこと(必要な兵器を装備するまで)を「抑止」といい、その武器を実際に運用するのを「対処」というんですね。
この「抑止力」を高めるということが大事なわけですね。私は、武器は使わなければただの物だといいましたが、
そうではなく、その存在自体が大きな力を発揮するんですね。
この本を読んでいて、いろんな文字が目につきました。国をまもるの「まもる」は「護る」なんだなとか、
あと、「覇権大国」なんてあって、「覇権」とはどういう意味だろうと思い、辞書を引いてみました。
覇権・・・覇者の権力。勝者の権力。
。。。なるほどですね。「権」はこないだみてみたんですけど、この「覇」にはどんな意味があるのだろと思い、またまた漢和辞典を引いてみました。
覇・・・(一)月の、光を発しない黒い部分(二)1、はたがしら。諸侯の長。特に武力によって天下を治める者をいう。王の対。覇者。2、かしら。長。3、川の名。覇水。渭水の支流。
(解字)形声。霸が正字。月が意府、ハが音符で、また、白い意を表す。三か月の白い光の意で伯に通じてかしら・旗がしらの意に用いる。覇は欲字。
。。。なるほどですね。
「覇」を使った文字で「覇道」というのがあったんですよ。
覇道・・・覇者のみち。仁義を軽んじ、武力を重視するやり方。王道の対。
この「仁義を軽んじ」というところが気になりました。仁義。。。なんというか、「仁義なきたたかい」なんて映画があったりであんまりいい印象はないのですが、「仁義」とはいったいなんなんだろうと思いました。
仁義・・・(1)仁と義。孟子が得に仁義を併称して強調したので、また道徳の意にも用いる。(2)「国」江戸時代、侠客などの間に行われた親分・子分の道、および初対面の挨拶。
。。。なるほど。。。「仁義」は「仁」と「義」にわかれるんですね。
仁・・・①いつくしむ。したしむ。②いつくしみ。したしみ「仁愛」③あわれむ。④なさけ。おもいやり。あわれみ。⑤めぐみそだてる。めぐみ。⑥しのぶ(忍)⑦ひと。ひとの心。また、心の本体。⑧うるおい。⑨有徳の人。「仁者」⑩徳教。徳化。⑪諸徳の総称。⑫さね。果実の中心にある、芽となる部分。(解字)会意。人と二と合字。二人が親しみあう意で、引いて、いつくしむ・親しむ意にに用いる。一説に、人を音符とする形声文字という。
義・・・①よい(宜)よろしい。ただしい。ただしい道にかなっていること②のり。みち。人のふみ行うべき正しい道。正義。「仁義」③君臣あいだの道徳。五倫の一。「忠義」④人道のために尽くすこと。弱い者を助け、人の危急を救うこと。「義侠」⑤優れる。善行が人よりすぐれる。⑥わけ。むね。意味。「意義」⑦道理。⑧血族でない者が血族と同じような関係にあること。義理。「義兄弟」⑨かり(仮)。実物のかわり。「義足」
(解字)会意。我と羊の合字。羊は善美に意で、わが礼儀行動のよろしきにかなう意。引いて、正しい・みちの意に用いる。一説に、形声。羊(美しい意)が意府、我(ガ)(転音ギ)が音符で、また、舞のすがたを表わす。美しい舞のすがたの意という。
これを読んでいると、なんだか宗教的な印象を受けました。
ちなみに私の携帯で「仁義」を調べてみると、①儒教で、根本理念とされる仁と義。いつくしみの心と人としてふみ行うべき正義。②人として守るべき道徳。また、社会生活を送る上で欠かせない礼儀上のつとめ。義理。③博徒・香具師などの社会に特有の道徳。また、その仲間の間で行われる初対面の挨拶。
儒教ですか。。。私の携帯によると「儒教」・・・孔子の教えを中心にして成立した政治・道徳の思想と教説。儒学の教え。
。。。そうですか。「孔子」なんですね。名前くらいは聞いたことがあります。孔子については後日調べたいと思います。
あと、気になるのがあって、「仁」と「義」の意味をみていくと、どちらも「徳」という字がはいっているんですね。
この「徳」という字は以前から私のブログでも何度か使っていますが、改めてその文字の意味を調べてみました。
そしてまた気になる文字もあったんですよ。それは「覇者」。意味をみてみると、
覇者・・・①徳によらず、武力によって天下を治める者。②競技などで優勝した者。
とありました。この「徳によらず」の「徳」。気になります。
徳・・・①品性として先天的または後天的に身に得ているもの。特にその中の正しくよいもの。②品性を向上させるために修得すべきもの。道徳。③めぐみ。恩恵。④トクする。めぐむ。⑤トクとする。ありがたく思う。⑥行為。節操。⑦はたらき。能力。作用。⑧おしえ。教化。感化。⑨真理。⑩さいわい(福)⑪徳をつんだ人。君子。賢者。⑫よい。りっぱな。「徳音」⑬天子の言動に冠する語。⑭利益。=得。
(解字)形声。徳は、ギョウニンベン(進み行く意)が意府、(ク ト)が音符で、また、のぼる(陟 チョ ク)意を示す。原義はのぼり行くこと。道徳の徳の字は、悳(直と心との会意文字)。後に悳の字がすたれ徳が悳に代わって用いられた。徳は略字。
。。。そうなんですね。
「徳」という字は、もともと「悳」だったんですね。「道徳」は「道悳」だったんですね。
これは「真っ直ぐな心の道」という感じでしょうか。「直」にもいろんな意味があって、曲がっていない。ゆがんでいない。他にも正しくする。曲がっているものをのばす。まっすぐにするなどなど他にも意味がありました。
悳・・・品性として先天的または後天的に身に得ているもの。得に、その中の正しく良いもの。徳の本字。
。。。でも、なぜこの文字は使われなくなったのでしょうか。いつ頃なんだろうか。それってわかるものなのかな。
それにしても、田母神さんの「日本核武装論」で気になった「覇権」という文字から「悳」という文字にたどり着きました。
「覇」は、今の権力の意味は「武力」だと文字が語っているようでした。
というか、そういう価値観があるんじゃないかな。それって勘違いっぽくない?
でも私は武力を否定しているわけではありません。抑止力という力はあったほうがいいんじゃないかな。。。そう感じます。
「覇」という字には、「仁義」や「悳」という意味が入っていないわけですね。
「仁義」とは一言で言うと「愛」。「悳」は「修行」かな。「覇」は「武力」。
普通に考えると「仁義」や「悳」があって、その下に「覇」があるのではないだろうか。
これらの言葉を合わせて一つにした文字はないのだろうか。。。ありそうな気もする。
ムム~。。。ここ止まるはずがない。次に私の目の前に現れてくる文字はなんだろう。