夢中人

sura@cosmic_a

Q.E.D.

2010年04月03日 | Weblog
Acid Black Cherryの「Q.E.D.」には、一つのストーリーがあります。

そのお話は、ある殺人現場から始まっていくのです。
そこで遺体となって発見されたのは、女優志望の女性。
それを発見したのは、彼女の隣室に住む弁護士。
その事件の捜査をする、二人の捜査官。
マスコミと世論。
捜査官とマスコミの関係。
遺体で発見された女性の友人。その証言。
一人の新聞配達員の男。
無理やりな取調べ。検挙率。
マスコミと世論。捜査官とマスコミの関係。

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一人の私立探偵。
その彼に自分は無実だと訴える男。
一度は無理やりな取調べに、罪を認めた男だったが、
「わたしは無実です」と訴えかける。

そして、男の死。

事件から、16年後に起こったある夫妻が襲われた事件。

闇。

。。。などが登場するお話です。

「真実」とは?「正義」とは?と考えさせられるストーリーです。


いままで歌と言ったら、共感したり、自分の思い出の場面と重なったり、
また、自分が気に入ったドラマのストーリーの中の曲などで、
自分の中に刻まれていく所があったのですが、
アルバム自体にストーリーが付いているのは初めてでした。
お話の中に、歌詞の一部が入っているのですが、このお話を読んで曲を聴くと、
また違った印象で聴いてるのですよ。

強引な取調べに一度は罪を認めた男。
でも、「わたしは無実です」とずっと訴え続けた。
そんな男が、突然、自ら命を絶った。
それまでの、身の潔白を訴え続けてこれたのは、
ある人の存在があったからかもしれない。
あれは優しい嘘だったのだなと思った。

「存在する」って、一つの力に繋がるね。

Acid Black Cherry 2009 tour “Q.E.D.” [DVD]

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↑今はまっているDVD。
お話のきっかけとなる殺人事件現場は、ジャケットのように、
幼子を抱えるマリア像のようだったのです。
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