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もう一度逢いたい

2015-06-06 19:03:39 | 写真展
吉祥寺へ、ペットレスキューの写真展を観に行ってきました。



『にゃんこはうす写真展』
~原発20キロ圏内ペットレスキューの記憶と記録~

東日本大震災で福島原発警戒区域に取り残された動物たちを救い出すために南相馬市に設立されたシェルターの保護活動記録。
ちょっと覚悟のいる写真展です。



東急百貨店の奥まった、あまり目立たないエリアに会場があったので「せっかくの週末でも、これじゃあ一般人に気づかれないんじゃ…」と思って入ってみたら…
人いっぱ~い!(≧∇≦)



写真パネルは、最近撮られた福島の街の様子や命尽きたペットの姿、保護された時の痛々しい動物たちの様子、幸せを掴んだ動物たちの様子、様々な福島の現状が写し出されていました。
(写真撮影&掲載許可をいただいてます)



「復興」とは程遠い、4年前と変わらない福島の傷跡。
こんな状態が未だ続いているのに、原発再稼働とか、東京オリンピックに巨額を注ぎ込むとか、もうこの国のしたい事がわかりません。
原発事故での避難によって、突然置き去りにされたペットや家畜たち。
すぐに迎えに帰れると思っていた飼い主さん達の、その後の葛藤と後悔。
迎えを待ち続けて悲惨な最期を遂げた動物たちの苦しみ。
涙なしでは見られず、多くの方がハンカチで目を拭っていました…!(TωT)



写真の展示と共に、これから必ず起き得るであろう災害時のペット対策も紹介されていました。
多くのペットや家畜を飼っている人には、避難時に全頭を連れて行くことは難しい。
なら、そうでない、連れていける人たちは自分の身は自分で守り、自分のペットは自分が守れるよう常日頃準備しておけば、少しはレスキューの手を煩わせずにすむかもしれない。
この福島の悲劇が「可哀想」だけで終わらず、自分の身に降り掛かった時の教訓として、同じ悲劇を繰り返さないために何をすべきか、学んでいかないといけないと思う。



キャリティー物販の中から、布製の首輪を購入。
友人が飼い猫になかなか首輪をつけてあげないので、ちゃんとした首輪を買うまでの仮物としてプレゼントしようと…(;^_^A
写真パネルには、ガリガリに痩せてしまい、緩んだ首輪がたすき掛けのように身体を締め付けて、酷い怪我を負ってしまった犬や猫の姿もありました。
飼い猫であることの証明や迷子札の必要性として首輪は大事だと思うけど、こういう事態にもなるんだなという事を知ると、やっぱりマイクロチップが一番なんだろうか?とか、いろいろ考える事がたくさん出てきます。

震災から4年経っても、福島は4年前のまま。
まだ取り残されたままの動物が飢えや病気や怪我で苦しんでいる。
ペットとして生きて来た犬や猫は、人間が面倒を見てあげなければ食事も手に入れられない。
動物だから何とかやっていけるだろうと思ったら大間違いなのです。
そんな動物や、ペットを探し続ける飼い主さんのためにボランティアさん達が奮闘している。
さらに、その活動を支えるための後方支援が不可欠。
私は最近、ちょっと無理してお仕事頑張ってます。
生活のためもあるけど、その中から少しでも動物保護活動の支援金を捻出したいのです (≧ω≦)
いつ自分が、さちやコジが、こんな辛い経験をするかもわからない。
決して人ごとではないのですから。



会場で「動物たちの防災準備」という冊子を貰ってきました。
ペットを飼っている方の参考になれば。

【動物用避難用品として用意しておくと良いもの】
*食べ慣れた食事と水(7日以上)
*食事・飲用水の器
*トイレ用品(ペットシーツ・うんち袋・猫は猫用トイレ・トイレ砂)
*首輪・ハーネス・リード
*ケージやキャリー(猫は洗濯ネットがあると便利)
*ティッシュ・ウェットティッシュ
*ごみ袋
*タオル・バスタオル
*常備薬
*鑑札やマイクロチップ番号の控え
*動物の写真枚数
*ワクチンの予防記録
*病気がある場合は、治療歴などを記載したもの

会場を出れば、オシャレな吉祥寺の街は週末の賑やかな昼下がり。
同じ国の少し離れた場所で、未だ終わっていない震災に苦しんでいる人や動物がいるなんて嘘のような、奇妙で複雑な感覚に襲われました。



以前『にゃんだーガード』の隊長さんが言ってた言葉。
「動物助けは人助け」
ボランティアさん達に丸投げして、どこかそっぽを向いてしまっている国のお偉いさんたちには響かない言葉なんだろうなぁ…(=ω=)





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