映画を観て来ました!
『大河への道』
立川志の輔さんの創作落語を中井貴一さんが「映画化したい」と企画した作品。
千葉県香取市の役所職員が町おこしとして「偉人・伊能忠敬を大河ドラマに!」と、作家に脚本を依頼する。
ところが、伊能忠敬は日本地図完成の3年前に亡くなっていた!?
はてさて、どうするどうなる!?
これから観る予定の方はここまでで!
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作家が大まかなあらすじを職員に語る形。伊能忠敬逝去から「大日本沿海輿地全図」完成までの3年間を、時代劇として描いています。
現代パートの登場人物が2役を担って、江戸時代パートも演じています。
多くの弟子や、天文学者・高橋景保らが、罪人になることも厭わず、忠敬の死をひたすら隠しながら地図を完成させる。
時代劇としても見応えありました!
大広間に並べられた地図の大きさ・緻密さは圧巻!
「これが余の国…美しいのう」
履き潰されてボロボロになった忠敬の草履に向かって「余が見えるか。わしには見える。大義であった」と静かに労う将軍の言葉に涙腺崩壊…!(இωஇ)
この作品には伊能忠敬は一切出て来ないんですけど、それでも彼の存在は充分に伝わり、その意思を継いで地図を完成させた名もなき人々に焦点を当てた物語には素直に心揺さぶられました。
大河ドラマとなると、偉人の一生を描くから長いでしょ。
毎週観るのが億劫になっちゃうんですよね。
ファンであるモッくんの『徳川慶喜』でさえ、全部見届けられなかったし。
だから、私には今回の2時間映画くらいがちょうどいいな…(;◔ᴗ◔;)
現代パートでの中井貴一さんと松山ケンイチさんの軽いコミカルタッチのやり取りが面白い!(*´∇`*)
役者のドアップがやたらと多い映像ですが、それに耐え得るだけの表情での演技が皆さん達者なので、むしろ胸にグッと来ます。
コメディだけど、感動作!.。.:*・'(*✪ω✪*)’・*:.。.
落語の方も聴いてみたいなぁ。