「ロン、虹の橋を渡りました」
みんなにすぐ連絡して、翌日、Aさんと車を出してくれるSさんと、ロンを迎えに行ったよ。
預けた後も病院に着いた時のまま全然動かなくて、先生も死んでるように見えたんだって。
でも呼吸は苦しそうじゃなかったって。
本当はどうだったの?
ロンちゃん、静かに呼吸を止められたの?
苦しいとか辛いとか感じずにいてくれてたら、せめてもの救い。
先生の見立ては「老衰」
典型的な老衰だって。
あえて病名をつけるとしたら「全機能不全」
ロンちゃんのこと何にも知らなかったから、最後に先生に聞いたんだ。
ロン、女の子だったんだね。
おばあちゃんだったんだね。
17歳くらいだろうって聞いてビックリしたよ。
人間で言えば80〜90歳だって。
ロンちゃん、そんなに高齢だったの。
若くはないなって思ってたけど、そんなに長生きだったの。
野良生活してて17歳ってすごいね。
生まれた時から野良なのかはわからないけど。
最期の時間を病院で過ごさせてしまったことは残念だけど、あの極寒の中、誰にも気づかれないまま、どこかで命尽きていたら…
その方がずっと悲しい。
「もっと早く見つけてあげられてたら」っていう後悔が拭えないから、そう自分に言い聞かせてるんだ。
ロンはうちで引き取って、火葬の準備をさせてもらったよ。
若干硬くなってたロンの体をブラッシングしたら、思いのほか身体がガッシリしていて、毛並みも綺麗で、すぐふわふわになったよ。
お花やいつもあげてたフードを一緒に入れて、夜の餌やりさんたちもお見送りに来てくれたね。
生前は触れなかったから、たくさんたくさんナデナデさせてもらったよ。
うちにはもう遺骨を置くスペースがないから、合同葬にしてもらった。
でも、ロンは我が家とは何の関わりもないからね。
遺骨がどこにあったって魂はもう自由だもんね。
すぐにAさんの元に飛んでったのかな?
私のとこにも来てくれたらいいのにな。
でも、私鈍感だから、例えロンちゃんが来てくれても気がつかないんだろうな。
12月18日、火葬納骨終了。
夕方の餌やりさんがわざわざ霊園の納骨所に手を合わせに行ってくれたみたいだよ。
いつも美味しいご飯、くれてたでしょ。
今でも餌やりの時、ロンちゃんのいた施設の方につい向かってしまいそうになるんだ。
いつもどこからか聞こえて来るロンちゃんの可愛い鳴き声がもう聞こえないのが寂しい。
ロンちゃん。
寒い日も暑い日も、長い長いお外での生活お疲れさまでした。
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ロンちゃん皆さんのお陰で暖かな所から虹の橋を渡ったのですね!
17歳くらい良く頑張って生き抜いてお疲れ様、偉いね!
人の都合で野良ちゃん達が厳しい生活を送る事のない世に
切に願います!
餌やりさん方には深々感謝です。
夏の暑さ、冬の寒さ、春の嵐、長い梅雨…
1年中、外猫の心配をしなければならない生活から早く解放されたいです。
私の弱い心がもちません(笑)
これからもせめてうちの地域の猫だけでも責任持って最期までお世話出来ればと思っています。