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ケン・ヒル版『オペラ座の怪人』

2024-01-22 18:15:00 | ライブ・観劇

舞台を観に行ってきました。


『オペラ座の怪人』

アンドリュー・ロイド・ウェバー氏の『オペラ座の怪人』は超有名。
誰もがあの「♪ デーーーデデデデデーンデデーンデデデデ…」のメロディは耳にした事ありますよね。
今回観に行ったのは、ケン・ヒル氏の作品。
ガストン・ルルーの原作を初めてミュージカル化したのがケン・ヒル氏なんですって。
私、ロイド・ウェバー氏の『オペラ座の怪人』は、劇団四季の舞台で1回、映画化されたのを1回観ていますが、ケン・ヒル版は3回目。
今回も公演日程を知ってすぐに予約しました。

ロイド・ウェバー氏の『オペラ座の怪人』はとにかくドラマティックで曲もインパクトあって、仄暗いながらも豪華なイメージ。
ケン・ヒル版は、作品の時代におそらく歌われていたであろうオペラの曲に改めて詩をつけて歌っています。
なので、オペラに詳しくない人には聞き馴染みのない曲ばかりかと。

そして、ドリフのコントみたいなノリのコミカルさがあるのです。
登場人物みんながどこかちょっとユニークで楽しい!(๑๑) 
メインのファントム、クリスティーヌ以上に、支配人やら夫人やらが客席を笑わせてきます。
ただ、今回はなんとなくその笑いの部分があっさりしていたような…

ラストも実にあっさり。
今まで観ていて、微妙に演出が変わってたりもしていたけど、今回はホントあっさり。
暗闇の中を生きてきて、唯一の光となったクリスティーヌへの歪んだ恋心、それでも最後にクリスティーヌを道連れに出来なかったファントムの良心と悲哀にポロポロ溢れていた私の涙がヒュッと引っ込んじゃうくらいあっさり (;^_^A
カーテンコールはメッチャ明るい(笑)

歌はね、もう素晴らしいの一言です、当然ですが。
ファントムがクリスティーヌに向けて歌う2曲は超痺れます (இ∇இ)

そして、なんといっても、ファウスト役のポール・ポッツ氏!
オーディション番組で優勝したことがきっかけで、携帯電話のセールスマンから念願のオペラ歌手になったポール氏を、2014年の映画「ワン・チャンス」で知りました。


『ワン・チャンス』鑑賞日記
https://blog.goo.ne.jp/cotobuki-h/e/145e7605164dee8d272baa91d890c6b4


この人のコンサートに行きたいと思っても、クラシックコンサートってチケットが高いから諦めていたので、今回の舞台はまさに彼の生声を聴けるワン・チャンス!
俳優陣がクリスティーヌを探すために劇場の客席を探し回る場面では、ポール氏が私の席のすぐ横に来て(メッチャ覗き込まれた)そんな至近距離で歌われた日にゃあ、もう感激MAX!.。.:*・'(*✪∇✪*)’・*:.。.
その時の衣装とメイクは出オチ感満載ですごい格好だったけど(笑)

久しぶりに贅沢な演劇空間を味わえました!.+:。(〃∇〃)゚.+:。



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