昨日、無料体験工房にご来店の福岡のお客さまも、当ブログの「アパレル縫製便利技・小技集」を見て、実行されているようで、役に立ってありがたい限りですね。
プロの技っていっても大したことではないのもあるんですが、ちょっとした工夫と、アイディアですね。どうしたら、もっと早くきれいに出来るかです。縫製現場の作業工程では、一般的な工程を前後させる縫い方をする場合もあります。逆転の発想ってやつ。教わったことにとらわれないことですね。常に効率を考える。どの方法が正しいというのはありませんので・・・自由に作ってみてください。
ロックミシンの話です
私の周りの布帛の縫製工場は、ロックミシンを大きくふたつに分けて、「オーバー」「インター」と言います。
オーバーとはオーバーロックミシンのことです。針糸1本、掛け糸2本の3本の糸で縫います。これが一般にいうロックミシンですね。
インターとは、インターロックミシンで、オーバーロックと環縫い(チェーンステッチ)を同時にする優れものです。ロックと環縫いの巾が均一できれいです。生産能力はいいです。時間半分!
カットソーなどに2本針4本糸のロックミシンを使います。針糸2本、掛け糸2本の4本ですね。オーバーロックの中央を押えるようにもう1本糸がはしります。ロックミシンより巾が広いのが一般的です。
いずれも、工業用ミシンの場合ロックの巾は一定になります。巾を違える場合には、専門家に器具の交換をしてもらいますが、数万円はかかります。
工業用ミシンは、専門ミシンですので、家庭用のミシンみたいに、何でも出来るというのはありません。どれを持っていたら一番自分に合うかを考えて購入するといいでしょう。
当店のミシンは本縫いミシンは、ほとんどサーボモータで出しています。家庭で使えるように変圧する時もあります。
このモータは音がしませんので、マンションにお住まいの方でも隣近所に騒音の迷惑をかけることはありません。(時々スイッチの切り忘れというミスをします)
ロックミシン類はクラッチモータが多いので、多少の音はします。当店の納めたものは比較的静かだと好評はいただいていますが・・・。
このロックミシンに関しても、サーボモータもあります。クラッチモーターに比べると倍以上のお値段になる場合もありますが、使い心地と音の静かさには定評があります。予算が許すのならサーボモーターがいいかも知れませんね。
無料体験もありますので、まずは使ってみてくださいませ。(要予約)