アパレルCADを利用の仕事の流れのを簡単に説明すると・・・
[一例]
● まず、元となるマスターパターンの作成です。手描きします。
センスを要するものは、パソコンでやるより、実際描いた方が、微妙なラインが出せていいものです。
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● トワルで、出来上がりを確かめてみなくてもいいものは、マスターパターンをスキャンしてパソコンに取り込みます。実物大になりますので、A0の大型スキャナーを使います。以前は、デジタイザーで、点を追って入力していたそうですが、今はスキャナーが主流になっているそうです。
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● パソコンのパターンメーキングソフトで、スキャンしたマスターパターンの画像データをラインデータ化して、パターンメークします。突合せの修正をして、縫代つきの工業用パターンに作り上げていきます。品番サイズ記入、ノッチ、ステッチ、注意書き等の書き込みをして仕上げます。裏パターン・芯パターンも作成します。
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● プロッターカッターで出力してパターンを切り出します。
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● マスターパターンのサンプルアップをします。
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● 検討後、変更がなければ、パソコンのグレーディングソフトで、サイズ展開します。
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● 切り出し後、各サイズ、サンプルアップすることもあります。
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● 検討後よければ、工場へパターンをまわします。
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● 型入れ(マーキング)が、必要なら、マーキングソフトで、型入れをします。
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● CAM(自動裁断機)のある工場へはデータを裁断用に変換します。
【見解】
切り出したCADパターンは、今まで工場生産で、たくさん見てきたけど、どのようにしてCAD化するのかが、今回のアパレルマシンショーでじっくり聞いて、わかることができました。
パターンをわざわざ切り出さなくても、データ渡しで、直接サンプル裁断・縫製、もしくは量産に入ることも可能みたいです。インターネットで簡単に海外へもデータが送れるのって、納期1週間でも可能ですね。国内なら3日で可能!先行先上げ?流れ落ち?でも、やっぱり、めんどうでも各色・各サイズサンプルアップは、必要でしょう!
サンプルアップする余裕がなくて、いきなりCAMで大量に裁断し、全て破棄になったら悲しいですよ^^;
マーキングプロッターです。実寸で型入れ書いてくれます。
巾が200cmあります。
あーだコーダ言いながら、私たちのツンバッてやってた型入れ作業は、一体なんだったんだろう・・・