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「石龍師」 という占い師

2008年07月09日 15時14分42秒 | 街のこと
店主が幼かった頃、昭和30年代、この町に「石龍師」という占い師がいました。当時はかなり有名だったようで、政治家や芸能人が訪れるという噂を、よく大人がしていたそうです。
               
今でも残っている石龍師の家、当時は洒落た料亭の様な雰囲気でした。誰も住んでいないのですが、家だけは残っているので壊されないうちにと、写真を撮っておきました。
奥に見える赤い鳥居は成田山水行堂の「お稲荷さん」です、マドンナのジャンプのPV撮影もここで行われました。更にその奥は成田山横浜別院…霊験あらたかな立地条件です。

              
                  ※玄関には看板も残っています

                     
        ※玄関のガラス戸、多くの人が迷う心を抱えてこの戸を開けたことでしょう。
いつの時代も人はいろいろなことに迷いながら生きているのだなぁと思います。小さな街の小さな路地に残る、小さな昭和史です。


マドンナ「ジャンプ」 (yahoo動画)
映画『プラダを着た悪魔』でも使用された曲で、PVは成田山横浜別院で撮影されています。この映像では山の中のお寺のように見えますが、実際は町の中のマンションに囲まれたお寺です。ニンジャの様なダンサーが境内の石段からジャンプしたり、鳥居にぶら下がったり大暴れしてます(笑)
   



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2 コメント

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なんとレトロな・・・。 (絽凡)
2008-07-09 20:28:21
昔はねぇ、国の行く末を決めるような、重大な判断を決めかねていた政治家がですね、占い師に頼ったことは多かったようですよ。

戦国時代では、殿様は占い師がいなければ何も出来なかったようです。

帝政ロシアの「ラスプ-チン」は国を動かしました。

いまの街角の占い師は、恋愛の行く末と、失せ物探しくらいになっちゃった・・・。
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ろはん様 (coty)
2008-07-10 12:18:08
世の中が変わっても人がいる限り、占いはなくならないのでしょうね。朝のニュースバラエティー番組でも、必ず「今日の運勢」がありますものね。
中国の亀甲文字を調べると「今日は朝から頭痛がひどい、誰かが私の呪いをかけているのだろうか?」なんていう占文が出てくるそうです。

ラスプーチン、謎に満ちた占い師だけにスケープゴートにもされやすかったのでしょうね。
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