今年で『鎮座1300年』を迎える京都伏見稲荷大社に行きました。
奈良時代・和銅4年(711年)の創設で、全国4万社の稲荷神社の総本宮です。
JR奈良線の「稲荷駅」を出ると、すぐに伏見稲荷の門に着きます。
階段を登りついで行くとと千本鳥居です!まるで迷宮の入り口のよう…
更に登って行くと、茶店があり夏木立の中で休憩できます。
ここで「冷しあめ」を飲みながら、涼をとりました。
木々を吹き抜けてくる風が爽やかで、さぁまた登ろうという気持ちになれます。
茶店で見つけた「おみくじ付き根付」
可愛いキツネがおみくじをくわえています♪
プラスチック製かと思いきや、小さくても紙製なところに感動!
今回は猛暑で、体力的気力的に道の半分で断念…
頂上までは行かれませんでした。
神社で販売されている「ぬいぐるみのお守り」、ふわふわで可愛いです♪
次回はもっと涼しい季節に再挑戦したいと思います!
キツネさん、また来るよ~
帰りは、お土産屋さんで楽しいショッピングタイム♪
紙製のキツネのお面、生成りと白のバージョンがあります。
ちょっと怖いような可愛いようなお面は、アクセントのあるインテリアになります♪
そして、キツネ煎餅!『稲荷狐の舞』です。
お面がそのままお煎餅になった様な立体的なお煎餅です!
お味は、白みそと胡麻の香ばしい風味です。
伏見稲荷大社は、想像していたよりはるかに大きく
緑の木々に包まれたパワースポット!
次回はぜひ頂上まで登ってみようと思います。
清少納言も『枕草子』で次のように書いています。
うらやましいもの…
思い立って伏見稲荷にお参りしたところ、
中の御社のあたりが道もけわしくて息苦しいのを我慢して昇ってゆくと、
自分よりあとのものが、なんの苦しそうな様子でもなく、
らくらくと先にお参りに行く。
うらやましいことであった。
二月の午の日のことで、明け方早々に出たのだが、
坂を半分くらい登ってきたところでもう午前十時ごろになってしまった。
だんだんと暑くさえなり、つくづくといやいなって、
「何もこんな苦労しないでも世間にはお参りしない人さえあるのに、
どうしてこんなことを思い立ったのかしら」
とまで思いこみ、涙さえこぼして、休んでいると、
三十すぎとみえる女で、
壺装束などと、旅じたくしない普段着のすそをはしょったものがきて、
「私は今日は七回お参りするつもりなんです。もうこれで三度。
あと四回はらくですよ。昼すぎの二時には、下山できますでしょう」
と、道ずりのひとに話しながらおりてゆく。
こうゆうひとはめったにないであろうが、
その時は自分もああいう女のひとになりたいと思った。
(第158段・うらやましげなるもの)より