横濱・櫻木町コティベーカリーぶろぐ

街のこと店のこと今昔物語

ε(・ノ・)3 「象の鼻地区 」の再整備工事☆

2008年11月26日 20時08分58秒 | 街のこと
            ε(・ノ・)3「象の鼻」整形手術中?!
大桟橋の付け根辺りには、開港当時に造られた防波堤が今でも残っています。その形が象の鼻に似ていることから、地元では昔から「象の鼻」と呼んでいました。
           
日本大通り突き当たりは、「象の鼻」地区と呼ばれ、現在再整備工事が進んでいます。画像の白い塀の部分です。開港150年記念事業だそうで、塀には完成予想図が描かれていました。今までは倉庫があったため海が見えませんでしたが、これが完成すればもっと開放的な風景になることでしょう。

            
           ※こちらは白い塀に描かれた「完成予想図」です。
完成するとこんなに素敵な場所になり、象の鼻も明治20年代後半の姿に復元されるそうです。
安政6年(1859年)には、すでに象の鼻の前身・西波止場(イギリス波止場・異人波止場)が整備されていました。当時は日本人専用の東波止場(日本波止場)と2つの波止場がありましたが、現在残っているのは西波止場「象の鼻」のみです。


          ε(・ノ・)3「象の鼻」before:2007年1月
           
2007年1月に撮影した「象の鼻」です。この頃はまるで歴史の中に忘れられた場所といった印象でした。金網で包囲されていて、老朽化していて危険という事でしょうか、立ち入り禁止となっていました。金網の目にカメラのレンズをはめ込み、できるだけ大きく撮ったのが、この画像です。
           
象の鼻の先は海鳥の楽園となっていました。残念ながら私のカメラでは、これ以上大きくは撮れなかったのですが…鼻先右の方の黒い鳥は「ウミウ」、左の白いかたまりのように見えるのは「カモメ」です。真冬で寒い日したが、温かい陽だまりで海鳥達はノンビリ日向ぼっこをしていました。

2002年にリニューアルされた大桟橋の蔭に隠れて目立たない場所でしたが、歴史を感じさせる横浜らしいスポットなので、以前「オズ・マガジン」の「レトロでかわいい散策スポット」に「大桟橋&象の鼻」を推薦しました。


             ε(・ノ・)3「象の鼻」2008年11月
           
そしてこれが今現在の様子です。着々と工事が進んで、輪郭もハッキリしてきました。完成したら素敵な鼻になりそうです。
象の鼻地区整備工事のサイトでは、安政6年(1859年)から、昭和40年(1965年)までの変遷が詳しく解説されています。


                  
      




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日本大通り・フラワーアートフェスティバル♪

2008年11月23日 10時54分54秒 | 街のアート
                
金色のイチョウが美しい横浜・日本大通りに、色鮮やかなフラワーアートが描かれていました。これは横浜開港150周年記念で来年5月に開かれる「フラワーアートフェスティバル」のプレイベントとして、11月22日~24日の期間で開催されているものです。バラ約20万本、チューリップ約115万本の花びらと色砂で横浜の四季折々の風景が描かれていて見事でした。場所は「三井物産ビル」「日本銀行」「横浜裁判所」前の道路です。「道からみた横浜の風景」をテーマに7つの作品が発表されていました。作品はとても大きいので、それぞれの一部分を撮ってきました。

            
              C・春の山下公園をモチーフにした作品

           
          G・冬の赤レンガ倉庫とクリスマスをモチーフにした作品

           
           D・夏の花火とベイブッジをモチーフにした作品

           
             E・開港150周年記念キャラクター「たねまる」

           
           B・市内の中学生・藤田真由美さんの作品 

          
            A・みなとみらいをモチーフにした作品

           
             F・秋の日本大通りをモチーフにした作品.

この花びらを使った花絵は『インフォラータ』と呼ばれ、はイタリア語で「花のじゅうたん」を意味するそうです。
「F・秋の日本大通をモチーフにした作品」の作者さんのブログ島とバラ色の生活では、世界や日本各地で開催されるインフォラータの様子、製作過程などを見ることができます。



               
           ※知られざる・ゆるキャラ~「サイバンインコ」
連休の横浜は晴天が続き、日中はコートがいらないほどの暖かさです。日本大通にはたくさんの人が訪れ、色づいたイチョウやフラワーアートを楽しんでいました。横浜地方裁判所前では、平成21年からスタートする裁判員制度のPRキャラクター「サイバンインコ」が道行く人にアピールしていました。 



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ドラマのロケ現場☆その②

2008年11月22日 15時36分25秒 | 街のこと
           
ドラマ『流星の絆』に、とうとう(?)野毛の街が登場していました~!柳通りを洋食屋さんがハヤシライスの配達をする、というシーンでした。

このドラマは主人公の父親が競馬好きでノミ行為で摘発されたことがあり、その喫茶店が「横浜・桜木町」にあったという設定です。喫茶店は残念ながら野毛ではなかったですが…今回のハヤシライス配達シーンは「野毛」でした。洋食、競馬…というのが桜木町のイメージなのでしょうか。「JRA・ウインズ横浜」があるため桜木町=競馬という連想なのかな、と思いました。

野毛の十字路に、かつて「高島屋」が進出計画があったといえば、今では夢の様な話です。戦後直後、横浜西口はまだ砂利置き場だったため、当時繁栄していた野毛に高島屋が出店しようとしたらしいのですが、地元商店の猛反対にあい中止になったそうです。野毛に高島屋が出来ていたら、野毛や桜木町のイメージも今とは全く違ったものになっていたことでしょう。
            
この路地も登場していました。「横浜・桜木町」というテロップが出て、みなとみらい21地区が登場、そこからカメラが細い路地をアップで映し出して行く、という、近代的な街と古い街の対比効果が面白い映像でした。この路地の突き当たりにある大きなビルの屋上から撮ったのではないかと思われます。

       
残念ながらマンションビルなので、屋上に行く事は出来ませんでしたが、向いの居酒屋さんの建物にこの様なさり気ない「アールデコ」装飾を見つけました。野毛の華やかだった時代を見た思いです。

              
              ※居酒屋「まこ」の全景です。
きっと当時はアールデコ装飾の全盛期で、この様な建物もたくさんあったことでしょう。細い路地の建物なので今日まで残っていたのかも知れません。アールデコ装飾が好きなので、ワクワクしながらシャッターを押しました。




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ドラマのロケ地☆その①

2008年11月20日 15時15分48秒 | 街のこと
                
ドラマ『流星の絆』
には、横浜が登場します。横浜・桜木町にあったハヤシライスの店「とがみ亭」が事件の鍵という設定になっています。横浜・ハヤシライスというと、やはり梅香亭がイメージモデルでしょうか?ドラマでは「とがみ亭」の本店として日本大通の神奈川県情報文化センター1階のレストラン・アルテリーベが使われていました。

         
これはレストランを横から見たところです。1階の濃い茶色の部分は旧・横浜商工奨励奨館の外壁をそのまま生かして造られていますので、横浜らしいクラシカルな雰囲気がよくでています。

          
今日の横浜は気温は低いもののよく晴れて、雲ひとつない空に金色のイチョウが良映えていました。日本大通りにはスケッチをする人でいっぱいでした。

                
これは、情報センター・「日本新聞博物館(ニュースパーク)」の1階ロビーに展示されている新聞印刷のための輪転機です!とても大きく高さはビルの2階分ほどありました。

詳細→横浜情報文化センター


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横浜情報文化センター☆旧・横浜商工奨励館

2008年11月20日 15時15分27秒 | 街のこと
           
              ※旧・横浜商工奨励館の内部です。
旧・横浜商工奨励館は大正12年の関東大震災で全焼した「アメリカ領事館」の跡地に横浜の商工業の復興のために昭和4年(1929年)に建てられました。昭和50年の横浜商工会議所移転により、46年の歴史を終えた後、平成12年(2000年)に、横浜情報文化センターとして現在の建物に生まれかわりました。

          
近世復興様式(近代的なルネッサンス様式)といわれる建築で、東洋的な意匠がこの時代を代表する建物なのだそうです。画像左上のドアは3階・貴賓室の入り口です。
          
昭和天皇の行幸の際に作られた貴賓室は、当時の姿が忠実に再現されています。
               
                ※復元された天井の鳳凰の絵 
                
           ※この奥はミュージアムカフェがあります。
2階にはショップやカフェ「カフェ・ドゥ・ラ・プレス」もありますので、横浜散策のひと休みに、ちょうど良いスポットです♪
この日も小学生や高校生、たくさんの生徒さんが見学に来ていて、とても賑やかでした。
         


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『オズ・マガジン』の取材がありました♪

2008年11月18日 18時57分04秒 | 店のこと
         
今日は、OZmagazine の取材がありました、2009年1月12日発売予定「横浜特集号」のための取材でした。オズマガジンは首都圏の女性のための情報誌なので、取材のライターさんもカメラさんも、若くて素敵な方達です。若い女性ならではの視点による横浜紹介なので、今からとても楽しみです♪
                
ちょうど昨日、店先のプランターに、ガーデンシクラメンを植えたところでした、これで店の外観写真も少しは華やかになるかな~(*^v^*)



女性のための情報サイトOZmallは、おトクで楽しい情報満載です。東京OLの恋とキレイを応援…との事ですが、恋&キレイに関係のない世代の私も思わず会員になってしましましたヾ(@^▽^@)ノ


                 
     横浜桜木町シベリアのコテイベーカリーHP

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創業130年・箱根宮ノ下、富士屋ホテル、その①

2008年11月14日 20時20分40秒 | 神奈川のこと
            
                ※昭和11年(1936年)建・『花御殿』
銀婚式の記念旅行に、宮ノ下『富士屋ホテル』に行きました。学生の頃、授業が休講になるとよく箱根に遊びに行ったのですが、そのときに登山電車の窓から見た富士屋ホテル!…いつか泊まってみたいなぁと思っていました。

「あの時見えたのはこのホテルの屋根だったんだなぁ」と感慨に浸りながら花御殿前の坂道を上がると、フロントに到着します。
           
               ※明治24年(1891年)建・『本館』
フロントのある『本館』です。本館は唐破風といわれる竜宮城の様な屋根が、おとぎ話の様なリゾートの世界へ誘ってくれます。イメージが『千と千尋の神隠し』の湯屋『油屋』のようです。100年以上も前の建物が今も現役で活躍している事に感動しました! 
           
              ※回転扉の上の、“つがい”の孔雀
小さな木の回転ドアに往時を偲びながらロビーから外に出ると広いテラスがあります。ここは花御殿を臨む絶好の撮影スポットで、ホテルを訪れたジョン・レノン一家もこの場所で記念撮影をしました。
          
                  
               ※フロント・ロビーの尾長鳥の彫刻
かつてホテルで飼われていた人気者のペット尾長鳥、ヘレン・ケラー女史も一緒に記念写真を撮ったそうです。今も木彫になってロビーの柱にとまっていました♪

            
㊧メインダイニングの1階にあるバーでは、ホテルを訪れた著名人を冠したカクテルが130年記念として発表されていました。上からジョン・レノン、ラフカディオ・ハーン、チャーリー・チャップリン、ダグラス・フェアバンクス、メアリー・ビッグフォード
㊨本館の奥には山に沿って温室がグリーンルームがありました。これは温泉の熱を利用した温室で、たくさんの植物が栽培されていました。
            
㊧花御殿にある「史料展示室」の壁のライトです、そして㊨は昭和29年、戦後のアメリカ軍による接収が解除され、ホテルが一般に公開されたときのポスターです。昭和29年は私の生まれた年なのでとても印象に残りました。史料室には興味深い資料がたくさん展示されていました。

           
そしてこれは、現在も使われているタグです。古き佳き時代のほのぼのとした雰囲気が今に伝えられ、クラシックホテルならではの楽しみだと思いました♪


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創業130年・箱根宮ノ下、富士屋ホテル、その②

2008年11月14日 15時20分28秒 | 神奈川のこと
      
          
               ※明治37年(1906年)建・『西洋館』 
こちらは今回宿泊した「西洋館」、唐派風の屋根と洋館の組み合わせが魅力の建物です。部屋の中も明るく可愛らしいインテリアで、ドールハウスの中に迷い込んでしまったようでした~♪ 外国人専用ホテルとして建てられたので、天井がとても高くてゆったりとしています。

          
                  ※ヒーターもクラシック~♪
ホテルのショップで販売されている「創業130年記念のテディベア」、部屋にテディベアがよく似合います。 

               
天井の可愛いらしいスズラン形のライトが柔らかな光を放っています。家具も外国人サイズで、とても大きいです♪

        
回廊と廊下も開放的で明るく、紅葉の始まった庭園の木々がよく映えていました。
             
         ※昭和5年(1930年)建・メインダイニング『ザ・フジヤ』
夜来の雨も上がった朝、窓からの景色です。メインダイニングの屋根と二重の塔・昇天閣と、雲のかかった箱根の山々の組み合わせが幻想的でした。


          
            ※明治28年(1895年)建・『菊華荘』(旧御用邸)
こちらは和の『菊華荘』、こちらでも食事や宿泊が楽しめるようになっていました。畳の上にテーブルが設置されているので、明治維新当時の様な雰囲気です。
          
                   ※散策もでる日本庭園
 小田急ロマンスカーのCMにも菊華荘が登場しています。ガラス戸は「ゆらゆらガラス」という昔の製法で造られたガラスなので、、外の景色の見え方も趣があります。 

               
             ※サウナ・ジャグジー付き温泉プール               
プールは利用する人が少ないため、温かいプールで思い切り手足を伸ばすことができます。ジャグジーは少し高い温度のお湯なのでマッサージ効果もあるようで、夏以来ずっと具合の悪かった腰も良くなりました。やはり温泉&運動の相乗効果なのでしょう。時間があったらもっとプールで過せたのに…残念

長い歴史を持つ建物の中で行き届いたサービスのもと、伝統の食事を楽しんだり、温泉プールで泳いだり、史料展示室でホテルの歴史に親しんだり…
雄大な箱根の山々を眺めながら時空を超えた休日を過ごす事ができました。わずか1泊2日でしたが充実した時間を過せ、心身ともにリフレッシュできました。

ホテルの創業者・山口仙之助氏は、横浜の出身で、桜木町の隣町、高島町の人でした。ホテル創業当時、外国人向けの肉などの食材は横浜にしかなく食材は横浜から馬車で小田原まで運ばれたのだそうです。横浜と富士屋ホテルは深い関係がありました!ホテルの歴史

また、松沢神奈川県知事の著書『破天荒力』には山口氏をはじめとして、箱根を開発した人々の活躍が記されており、映画化もされました。

ホテルの建物の殆どが登録有形文化財、近代産業遺産に認定されています。横浜松坂屋解体、東京の歌舞伎座も建て替えで解体、と寂しいニュースが続いているので、富士屋ホテルの存在がなおさら貴重に思えます、また是非訪れてみたいホテルです。建物の詳細は→文化遺産オンライン



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臨時休業のお知らせ☆

2008年11月03日 13時44分04秒 | 店のこと
まことに勝手ながら…
                


                   11月10日(月)
             臨時休業させていただきます。




                 
     横浜桜木町シベリアのコテイベーカリーHP
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