今、神奈川県立歴史博物館では…このようなテーマの催しが開催されています。歴史に学ぶ危機管理、ともいえるこの展示は“富士山が死火山ではない”ことを認識させてくれます。
江戸時代、宝永4年(1707年)11月23日富士山は大噴火を始めました。噴火は半月にも及び関東に大きな被害をもたらします。その際に宝永山(富士山中腹のコブのような山)ができ今日に至っています。
多くの展示物の中で特に私の印象に残ったものは宮内庁書陵部所蔵の写本
『竹取翁并かぐやひめ絵物語』
『更科日記』
『十六夜日記』
でした。平安時代の噴煙をあげていた富士山の様子を、物語りの記述の中から読み取ることができます。
また博物館所蔵の歌川広重の浮世絵も展示されています。
『東海道五十三次 「原・朝の富士」』
広重が宝永山を描いている、珍しい作品を見ることもできました。広重は富士を描く時、宝永山を描かないのが常なので大変貴重な作品と言われているそうです。
詳しくは神奈川県立歴史博物館ホームページをご覧下さい。