な~んにもない

もう、わけわからんわ。

木の精

2024-03-25 07:58:13 | 小太り爺さん
近所の老木にも膨らみ始めた蕾が出始めた

枯れたように見えている木も、腐ることなく生きている。



節くれだった幹はひび割れ、枝と言う多くの枝も切られてしまっている。

「正しい幹の在り方、正しい枝ぶり」そんな言葉に腕を掴まれている。



この木は見た目ほど弱くはなく、あの頃の様に強くもない。

何の因果でここに根を張ったのかと眺めていた。



増えていく背負う荷物。

傍目には無様であっても、多くの人は気にしちゃいない。

担ぐ姿はきっとこの木の様に力強い。

木陰に入りひとり荷物を降ろすとき、成長の証として身を助ける道具ぐらいには、役立てる知恵もついているさ。


事件は頭の中で

2024-03-23 12:56:25 | 小太り爺さん
今年も野球づくしの季節を迎えられている。

高校野球にメジャーリーグに日本プロ野球。

米国追従的にルールが変わって行くのは面白くないが、これも縮図の一つなのだろう。




大谷翔平選手のニュース花盛りで始まった3月も終盤に差し掛かっている。

そして次は花散らしのニュースを、次なる広告収入のエネルギーにするシーズンへと移ってきている。

メディアがこぞって不確実な話として憶測を電波に乗せて流し、受け入れられる時代に入っているのかなぁ。




情報過多社会が情報の価値を下げ始めているけれど、「それのどこがいけないの?」という空気感。

自国製新幹線が事故を起こした時、埋めてなかったことにした国があったけれど、

この国では社会的地位のある人にとって不都合な情報は、新しい刺激的な情報で上書きされて埋もれていく。




ウグイスやホトトギスと言った鳥達も、早くこちらへおいでよと誘っているのだろうか。

雨の中、桜のつぼみはようやく膨らんできたばかりなことを、どれだけの人が知っているのだろう。


幸福の矢も舶来品

2024-03-22 07:59:28 | 小太り爺さん
寒さが冬の弦をキリキリと引き戻している。

日の出の時刻は日々早くなっていて、空の色も春色を強めている。

やがて寒さがその弦から指を離した時、どこへ向かうのかは人それぞれの矢。



国際幸福デーなるものにちなんで、毎年幸福度ランキングが発表されている。

航空業界が組織するIATAがビザなしで渡航できる国や地域のランキングをまとめたものを、

イギリスのコンサルティング会社が発表しているそうだ。

つまり、「イギリスと仲良くしている国の中で」という前提が隠されているってことになる。




そもそも、なぜこんな事をしているのかも気になる。

が、その前に幸せいっぱいな国と言いうのは響きがいいけれど、

いろんな事情を抱えた国や人々がある中で毎日が幸せってどういう状態を意味するんだろう。



この国はデフレ脱却と言い続けて早何年?

引きっぱなしの緊縮増税の弦が切れはしないか心配でもある。

海外へばら撒くのではなく、減税してみんなにお金を配れば脱却できるんじゃないの?
なんてのは戦争できない国じゃ浅墓な行為なのかな。

アベノミクスで三本の矢を使っちゃったから、もう国産の矢がないって話も・・・


分春嶺

2024-03-21 08:05:32 | 小太り爺さん

北へ向かう車窓の雨は、やがて雪へと変わっていた。

時折強く吹き付ける風が、車体を弄ぶように振り回す。

ぶつかる様に迫ってくる雪を眺めながら、春一番を待ち遠しく感じた。




嵐の様な強風は激しい温度差が引き起こすとラジオは教えてくれた。

互いの想像力への関心度とその温度差からくるイライラを連想した。

知りたいあの人の心中は、見えない方がいいのかもしれない。




春に向かっていろんなところで、様々な温度差が何かを動かそうとしている。

それだけに、今向かっているその先の景色が待ち遠しい。

今は言わないかもしれないけれど、昔は「花に嵐」と言ったもんだ。

巡る季節の中で

2024-03-19 08:26:34 | 小太り爺さん

暑さ寒さも彼岸までと言う。

太陽を基準とした暦に、どれだけ当てはまるのかは知らない。

けれど、桜のつぼみは肉眼で捉えることが出来るほどに変化し始めている




文明開化で和風月名を捨てて、暦を数字で表す道を選んだ。

北国ではなごり雪ちらつく季節。

やがて春が出会いと別れを散る花で演出する。




今や弥生と言えば、会計ソフトの方が有名なんだそうだ。

ITからAIへと移り行く昨今、演出も計算と言うのが主流となるのかもしれない。

その一方で、数字も言語のひとつで、計算も表現だと数学者が言うのを聞いたことがある。