鏡

早朝から豪雨

雨があがると分厚い濁った雲と

心地よい秋を思わせる空気が残された




この過ごしやすさは、方や農作物にはきっと良くないのだろう

しあわせとしわよせの文字が似ているのも、偶然では無いように思えた。

だとしたら、お前はどうしたいんだ。
どうすべきと考えるんだ。



暑さのお祭騒ぎの渦中にできた気まぐれ。

私もそうなのかもしれない。

白雲

光差すこともあれば

暗雲に変わることもある

野っ原に立っていても

崖っぷちに立っていても



光にこだわるあまり

遮られる事ばかりが気になっている

光を見ようとすればするほど、

雲ばかり見る事になっている

バトン

蝉は次の世代へ、蜻蛉(とんぼ)やコオロギの若手がやってき来ている。

夏の本質って何なのか。

甲子園球場の熱戦は私に問う。




売り抜き勝ち続ける人にとって、この晩夏とは。

トーナメント戦のルールに散った人にとって、この晩夏とは。

戦いはまだ終わってはいない。




更に酷使を強いる生徒へ課せられる課題と期待。

戦前から続く理不尽な指導方法と成果。

栄冠に添えられられる副賞への魅力。



懸命に夏に問えば、懸命に夏は答える。

響かないのは日暮にミンミン蝉。

生命のバトンを落としてしまい、

見つけられない誰かが見える

蝶

千鳥足を連想してしまえば、

呑気な呑み歩きで

羨ましく見える



活きる糧を得るための活動と見えたなら

一心不乱な活動で

親近感を覚える



そんな、どうでもいいことに時間を浪費している私も

誰かの脳に映し出されていて

それを知る由もない。




ボケていようが、平和と呼んでも

「お」を付けて、幸せと呼んでも

それこそご自由にどうぞと

羽を開閉させている。

台風５号

日本列島は立秋を迎えた。

台風５号が大名行列のように値打ちをもたせて

ゆっくりと九州東岸から四国南岸を経て上京中。

気象庁発表によると、江戸へは向かわず日本海へ抜けていく様子だ。





昨日は田舎で近くの川の掃除活動。

肉体的にはしんどくもあるが、精神的には落ち着きを取り戻し

至って健康的だと感じた。




台風の影響で吹いてくる風は、扇風機の前にいるようで

汗ばんだ肌には心地よかった。

ゆったりと揺れる竹をみていると、普段はその繁殖力に疎ましい竹が

この時だけは心に涼風の陰を生み出された。



これからこのあたりにも台風の影響が強くでるやもしれない。

従業員の身を守る備えといっても、たかが知れている。

早く解放されたいという思いもある。

どういう思いで過ごそうが、ただ一斉は過ぎていく。