な~んにもない

もう、わけわからんわ。

木の葉の時

2016-09-30 07:42:19 | 日記

一枚、また一枚と剥がされていく。

数年前までなれ親しんでいた世界から

さまざまなカレンダーから

色とりどりの感情から



かんな屑のようでもある薄っぺらい残りカス。

あかりにかざしたり

盃に浮かべたり

吹き散らしてみたり




空から舞い降りて来ては、私へと帰っていく。

揺らめく陰となって

いろんな香りとなって




「あ~、そうなのか。」

と感じていると、また剥がされて行く。



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彼岸過ぎても梅雨みたい

2016-09-28 23:29:37 | 写真

紅色が平家の御旗、思わせる。

祇園精舎の鐘の声、
諸行無常の響きあり・・・

からの語りは常なりき。



すっくと胸張り

御天道様に

捧げ奉るは息ばかり。

語らざれば、憂い無きに似たり。



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2016-09-27 22:17:09 | 写真
渋柿はぶら下がっている。

食われる事を期待しているのか、いないのか。

渋柿であることを知っているのか、いないのか。



実が崩れてきても、頑張ってぶら下がっている。

誰かの助けを得て、
立派な干し柿になるのを待っているのか、
いないのか。

種を出したくていい加減落ちてしまいたいのに、
滋養が多すぎた事が裏目に出たのか、
出ていないのか。



渋柿は、今日も指定された枝に座り続ける。

誰に笑われても、誰に嫌われても。
諦めているのか、筋を通しているのか。

風雨にさらされ、残暑に蒸されても。
強さを試しているのか、悟りを求めているのか。

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一天にわかにかき曇り・・・

2016-09-26 20:19:20 | 日記
午前中は、遅れている加工作業に専念。
ミスもなく、数量も申し分なく出来上り、
一人ガッツポーズ!

気分良く昼休み前に工場から届いた商品を確認すると、
依頼していたものと、生地の色目・固さが違う。
急いで生地の作り直しを依頼し応じてもらえたが、
そこからの再加工の出来ばえと納期が心配だ。

危ない危ない。確認を後回しにしないで良かった・・・
と思っていたら、
裁断依頼した依頼先からカットのサイズミスをしてしまったすんません!と、
今度は電話が入った。
至急、不足する追加生地を発注したが、
これまた納期が間に合うのか?!
それに、いつも良くしてくれているが、
補填には応じてもらえるんだろうか?


やれやれ、午前中の穏やかさから
午後の急降下。全くなんて日だ!

なんて嘆いていたら、
発注書の無い事実先行型の仕事が中止される事になったとの一報が入った。

あれこれ支給部材も届いていたのに、
突然打切りとなるなんて、信じられなかった。
不安なのは、ここまでに掛かった費用がすべて出るかは、まだ不明だなんて言うこと。
大手さんでもそんなんあるんか~っ!
うわっ!!え~っ?( ̄▽ ̄;)

お陰で時間は出来たっちゅう訳だが、
そこそこ大きな仕事だっただけに
ショックもデカイ。
3連敗でまた赤字か!?
いやいや、まだ終わっちゃいない!
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普通

2016-09-24 23:49:08 | 未分類
普通という日常は
別の誰かにしてみれば奇跡である。

普通という当たり前は、
サラッと差別の罪を隠す。

普通という安定は
シレッと誰かの苦労や犠牲を楔に
辛うじて成り立っている。

普通という生活様式は
イキイキとしてくるほど、反って普通でなくなってしまう。



普通という強がりは
情熱を傾けたい対象への憧れのシグナルであり。

普通という考え方は
考えることを止めさせるのに使われる。

普通という説明は
聞く側の普通をむしり取る。




普通という名の列車は
自己と役割を区切る命のミシン目を今日もなぞる。

普通という言葉は
その絶対的な余韻に多くの人々を今日も酔わせている。

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